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	<title>受験準備</title>
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	<description>建設技術者育成支援サイト</description>
	<lastBuildDate>Mon, 19 Jan 2026 06:17:20 +0000</lastBuildDate>
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		<title>複合的な問題から読み解く！技術士に求められるコンピテンシーの本質</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/competency_essence/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 Jan 2026 06:17:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<category><![CDATA[技術士コンピテンシー]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士第二次試験の採点基準となるコンピテンシーの本質について、私が現時点で理解している内容を解説していきます。コンピテンシーの本質を捉えるうえで複合的な問題（Complex Problem）の理解は不可欠ですから、まずは [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士第二次試験の採点基準となるコンピテンシーの本質について、私が現時点で理解している内容を解説していきます。コンピテンシーの本質を捉えるうえで複合的な問題（Complex Problem）の理解は不可欠ですから、まずはその意味から説明していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">技術士に求められるコンピテンシーレベル</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">技術士試験で問われる複合的な問題とは</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">技術士に求められるコンピテンシーの本質</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">専門的学識</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">問題解決</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">マネジメント</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">評価</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">コミュニケーション</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">リーダーシップ</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">技術者倫理</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">継続研さん</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">技術士に求められるコンピテンシーレベル</span></h2>
<p>技術士に求められるコンピテンシーは、国際エンジニア連合が定義するプロフェッショナルコンピテンシー（IEA-PC）を満たすように制定されています。<br />
IEA-PCでは、エンジニアリングに携わる人材を以下の3つの階層に分類し、それぞれの求められるコンピテンシーレベルを設定しています。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">IEA-PCにおける階層別のコンピテンシーレベル</span><br />
プロフェショナル・エンジニア　　：複合的な問題を解決できるレベル<br />
エンジニアリング・テクノロジスト：広範囲な問題を解決できるレベル<br />
エンジニアリング・テクニシャン　：定型的な問題を解決できるレベル</p>
<p>日本の技術士は、上記のうちプロフェショナル・エンジニアに該当することが国際的に認められています。すなわち、技術士に求められるコンピテンシーは、複合的な問題を解決できるレベルを規定したものであり、第二次試験ではそのコンピテンシーレベルを確認しています。</p>
<p>なお、2026年度（令和8年度）の第二次試験から適用されるコンピテンシーは、2021年に発効されたIEA-PC（ver4）に準拠して改訂したものです。IEA-PC（ver4）は、ユネスコや世界工学団体連盟の支援を受け、持続可能な開発目標（SDGs）や多様性、包摂性、倫理観といった現代的な価値観が新たに反映されています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">技術士試験で問われる複合的な問題とは</span></h2>
<p>複合的な問題とは、多くの構成要素が複雑に相反・依存し、明白な解決策（正解）が存在せず、時間の経過や環境の変化に伴いその規模や性質が変容する、極めて難解な問題を指します。この難解な問題を解決するということは、社会が許容できる大きさまで縮小するということです。</p>
<p>例えば、インフラの老朽化問題は、複合的な問題の典型例です。この問題は、単に経年劣化だけではなく、管理、人員、予算、技術、法令、制度など、様々な構成要素を踏まえなければ解決できません。建設直後には顕在化していなかったこの問題は、半世紀を経た現在、喫緊の対応を迫られる大きな社会問題へと拡大し続けています。</p>
<p>国はこの問題に対し、維持管理のDX化、既存施設の集約・撤去、インフラ群再生戦略マネジメントなど、様々な方策を打ち出しています。しかし、これらの方策によって老朽化問題がどの程度縮小できるのかについては、明白な解決方法（実行方法の正解）はありません。正解が無いからこそ、老朽化問題は第二次試験の出題テーマになっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc3">技術士に求められるコンピテンシーの本質</span></h2>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">専門的学識</span></h3>
<p>「専門的学識」は、複合的な問題を解決するために必要な知識水準と応用水準を規定したものです。知識レベルは、基本的な原理・原則を理解しているレベルを要求しており、応用は基本的情報を正しく適用することです。</p>
<p>正解が無い複合的な問題を解決するには、知り得た情報を利用して有効な解決策を導き出さなければなりません。</p>
<p>例えば、構造物の設計業務は、安全な構造物の形状（正解）が無い問題に対して、安全な形状（解決策）を導き出す業務です。安全な構造物の形状（アウトプット）を決定するには、入手すべきインプット情報と安全基準・計算方法を理解し、正しく適用することが要求されます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc5">問題解決</span></h3>
<p>「問題解決」は、複合的な問題の解決策を導き出すためのプロセスの遂行能力レベルを規定しています。遂行プロセスは、内容明確化、要因分析、影響度判断、解決策提案の流れとなっており、この流れに沿って有効な解決策を導き出す能力を求めています。</p>
<p>また、複合的な問題は、相反要因（トレードオフ要因）が複雑に絡み合って起こる問題です。そのため、解決策を導き出すプロセスにおいては、リスク要因の分析と相互影響の判断が極めて重要となります。もしリスク要因の把握が不十分であったり、相互影響の判断を誤ったりすれば、導き出される解決策に重大な欠陥が生じ、取り返しのつかない事態を招く恐れがあるからです。</p>
<p>例えば、堤防盛土の構築は、材料特性、予算、工期、品質、施工機械、周辺環境といった多様な要素が相互に関連する複合的な問題です。ここで、土質性状の判定ミスや工期短縮を優先した締固め不足が発生した場合、洪水時に堤防が決壊し、沿川住民の生命や財産に甚大な被害を及ぼすリスクが生じます。</p>
<p>したがって、安全な堤防構築にあたっては、まず達成すべき安全目標を明確にする必要があります。その上で、土質試験データを分析・精査し、予算や工期への影響を判断しつつ、最適な締固め工法を選定しなければなりません。</p>
<p>一連のプロセスを遂行するためには、公衆の安全や社会の持続性を最優先事項とする倫理観も強く要求されます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc6">マネジメント</span></h3>
<p>「マネジメント」は、複合的な問題の解決プロセスにおいて、計画・実行・検証・是正（PDCA）のサイクルを回し、人員・設備・金銭・情報などのリソースを最適に配分（使い分け）できる能力を規定しています。</p>
<p>例えば、コンクリート工事は、打設を開始したら途中で止めることができない特性があるため、以下のように様々なリソースをPDCA段階で的確にマネジメントする必要があります。</p>
<p>計画（P）：必要な人員や機材の確保、プラント価格や運搬ルートの設定<br />
実行（D）：生コン受入や打設・養生管理、気象変化・機材故障等の対応<br />
検証（C）：供試体の作成、強度試験の実施、試験結果の分析と品質評価<br />
是正（A）：ひび割れの要因分析と改善策検討、次施工や別施工での適用</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc7">評価</span></h3>
<p>「評価」は、複合的な問題の解決プロセスにおいて、アウトプットの有効性とリスクを評価し、改善して他の業務で活用する能力を規定しています。これは、多くの企業が導入している品質マネジメントシステム（QMS）におけるデザインレビューと同じだと考えることができます。</p>
<p>このコンピテンシーは、マネジメントと深く関わっており、PDCAサイクルにおいて以下のような評価を行います。</p>
<p>計画段階（P）：設計条件、要求事項、課題設定、想定リスクに対する評価<br />
中間段階（D）：中間結果の妥当性とリスク、資源配分の適性に対する評価<br />
完成段階（C）：最終成果の妥当性と波及効果、将来的リスクに対する評価<br />
活用段階（A）：業務成果の活用拡大に向けた、改善策の効果に対する評価</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc8">コミュニケーション</span></h3>
<p>「コミュニケーション」は、単に情報を聞く・伝える能力だけではなく、関係者と相互理解を成立させて、関係者全員の知恵をフル活用して協働しながら問題を解決できる能力を規定しています。</p>
<p>複合的な問題は様々な要因が複雑に影響しているため、解決策の有効性を高めるためには多様な関係者から要因・影響に関する情報を聞き、解決策に反映しなければなりません。</p>
<p>例えば、通学路の交通事故対策を計画する場合、計画者は、道路管理者、地元警察、道路利用者、学校関係者、沿道住民等の関係者から情報を聞き、計画案を関係者に説明し、関係者の相互理解のもとで計画を策定します。このように、複合的な問題の最適な解決策は、関係者とのコミュニケーションを通じた協働により導き出されるのです。</p>
<p>この時、情報や説明が不明確であれば相手に誤解を与え、一部の情報を無視すればリスクを見逃す危険性もあるため、コミュニケーションでは「明確性」と「包摂性」が極めて重要な要素です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc9">リーダーシップ</span></h3>
<p>「リーダーシップ」とは、多様な関係者に対する役割提示能力と利害調整能力を規定しています。役割提示能力とは、目標達成に向けて各メンバーが果たすべき役割を設定する力であり、利害調整能力とは、関係者間の対立を解消してチーム力を維持する力のことです。</p>
<p>複合的な問題は、多様な関係者が一丸となって取り組まなければ解決できません。個々の関係者が自身の都合や利益を優先してバラバラに動いてしまうと、チーム力は低下し、効果的な解決策を導き出すことが困難になります。そのため、リーダーには関係者への役割明示と、利害調整を通じて組織をまとめる力が不可欠です。</p>
<p>また、この能力はリーダーに限ったものではありません。担当者の立場であっても、自身の役割について上司とすり合わせを行い、他の関係者と利害を調整する場面があるはずです。問題解決の一翼を担う以上、上司・同僚・部下との調整はもちろん、データの入手先や成果物の引き渡し先といった外部との利害調整も必要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc10">技術者倫理</span></h3>
<p>「技術者倫理」は、複合的な問題を解決する活動が、生命財産、社会経済、地球環境、地域文化に重大なマイナス影響（リスク）を及ぼすことを予見し、それを未然に防止する行動原則（公衆優先原則・持続性原則）を規定しています。合わせて、業務対象地域の法令制度の遵守と文化的価値の尊重、自分の活動範囲・責任範囲の明示も規定しています。</p>
<p>複合的な問題は、正解が存在しない一方で、多大なリスクを内包しています。自社の利益を優先して判断を誤れば、公衆に深刻な被害を及ぼしかねません。しかし、一般市民は専門的なリスクを判断するための知識を必ずしも持ち合わせておらず、その判断を専門家に委ねざるを得ません。</p>
<p>技術士は、適切なリスク判断ができる資質能力を兼ね備えていることを、国に承認されたプロフェショナル・エンジニアです。ゆえに技術士には、重大な悪影響を未然に防止し、公衆の安全と利益を守る重い責任が課せられています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc11">継続研さん</span></h3>
<p>「継続研さん」は、複合的な問題を解決するために必要な資質能力を、生涯にわたって維持・向上させる責務を規定しています。社会経済の進展や自然環境の変化に伴い、解決すべき問題は複雑化・多様化し続けています。同時に、それらの解決手段となる技術も、日進月歩の勢いで進化しています。こうした変化に即応し、プロフェショナル・エンジニアとしての水準を保ち続けるため、技術士には継続的な研さん活動が強く求められます。</p>
<p>また、継続研さんは自己の能力向上に留まるものではありません。業務で得られた技術的知見やリスク情報の外部発表、さらには次世代を担う後進の人材育成に寄与することも、重要な責務の一つとして含まれています。企業内における人材育成では、自社の利益に直結する技術教育が優先されがちなため、その中で公衆の利益を最優先とする技術者倫理教育をいかに組み込むかが重要な課題といえます。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>技術士筆記試験に向けて再スタートする前に考えてほしい7つのこと</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/restart_hints/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 22 Nov 2025 08:30:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗を繰り返さないためのヒントのような内容です。</p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">①綿密過ぎる勉強計画は達成できないリスクが大きい</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">②対策本やネットの勉強法が自分に合うとは限らない</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">③インプットからアウトプットの順番を逆にしてみる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">④どんなテーマにも使える解答パターンは意味が無い</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">⑤解決策の書き易さで想定テーマを絞らない方が良い</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">⑥添削やＡＩへの過度な依存は解答能力を低下させる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">⑦発想スイッチを持っていれば悩む時間を短くできる</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">おわりに</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">①綿密過ぎる勉強計画は達成できないリスクが大きい</span></h2>
<p>筆記試験の不合格通知を受け取り、今度こそしっかり準備して試験に臨もうと、多くの人が決意すると思います。そして、来年の筆記試験までの間に、勉強することはたくさんあると考えるでしょう。</p>
<p>しかし、筆記試験までの間には、お正月休みがあり、年度末の繁忙期があり、年度明けにはゴールデンウィークもあります。休日返上で勉強しようと思っても、家族サービスや会社の付き合いもあるはずです。体調を崩して寝こむ日だってあるかもしれません。</p>
<p>次の筆記試験までの間、勉強すべきことをすべてやろうとして、綿密な勉強計画を立てたとしても、達成できるとは限りません。筆記試験本番が近づくにつれ、勉強計画が達成できないことによる焦りや不安も増大するはずです。</p>
<p>綿密過ぎる勉強計画は、達成できないことで中途半端な準備で終わってしまい、再び試験に失敗するリスクが大きくなると言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">②対策本やネットの勉強法が自分に合うとは限らない</span></h2>
<p>多くの人が、対策本・ネット記事・YouTubeなどを頼りに勉強していると思います。それらが勧める勉強方法は、多くの受験生に読んでもらい視聴してもらうために、不特定多数の受験生をターゲットにしがちです。</p>
<p>受験生は、それぞれ職場環境や生活環境が違いますし、暗記力やライティング能力も違います。書いて覚える人もいれば、聞いて覚える人もいます。受験生の勉強する環境も能力も多種多様です。対策本・ネット記事・YouTubeが勧める勉強法が、自分のスタイルにハマれば上手くいくでしょうけど、そうではない人もたくさんいるはずです。</p>
<p>対策本・ネット記事・YouTubeしか頼るものがないのかもしれません。でも、それらが勧める勉強法は、あなたにとって必ずしも有効とは限らないのです。自分に合わないものを無理して実践するのは、逆効果になることもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc3">③インプットからアウトプットの順番を逆にしてみる</span></h2>
<p>キーワードの知識を詰め込むインプット学習を先行して、答案用紙に書きだすアウトプット学習を後で行う人は多いと思います。</p>
<p>しかし、実業務では、キーワードを覚えてから問題を解決することはできません。通常は、問題を明らかにしてから、解決に必要なキーワードについて、ネットや文献で調べるはずです。技術士の受験対策も同じで、想定されるテーマの問題解決プロセスを考えるのが先で、そこに必要な知識・キーワードは後から調べるのが実践的な方法です。</p>
<p>仮にキーワードを300個覚えるとなると、1日1個のペースでは10カ月かかってしまいます。これでは、インプット学習だけで時間不足になり、答案用紙への書き出しがぶっつけ本番になりかねません。もし、インプット学習を先行して不合格を繰り返しているなら、インプット学習とアウトプット学習の順番を逆にしてみるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc4">④どんなテーマにも使える解答パターンは意味が無い</span></h2>
<p>試験問題の出題テーマは毎年変わるにせよ、各設問で問われる内容は毎年ほぼ同じです。そのため、どんなテーマでも使える解答パターンを作っておけば、答案用紙を埋めることができると考える人は多いでしょう。</p>
<p>しかし、その方法で答案用紙を埋めたとしても、その解答が出題テーマに対して、合理的かつ論理的な問題解決プロセスとなっているとは限りません。</p>
<p>解答パターンを事前に準備することは、試験官も容易に想像がつきます。ロジックがおかしい答案を見た試験官は、事前に準備していた解答パターンに無理やりはめ込んだのだろうと思うはずです。そして、その答案に合格点を付けることは無いと思います。</p>
<p>どんなテーマが出題されても使える万能な解答パターンは存在しないので、それを準備することに時間を費やすのは無駄と考えるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc5">⑤解決策の書き易さで想定テーマを絞らない方が良い</span></h2>
<p>出題テーマを想定して模擬答案を作成し、ほぼ丸暗記して試験に臨む人は多いと思います。全ての想定テーマの模擬答案を作成する時間がない人は、ある程度テーマを絞って作成するしかありません。</p>
<p>模擬答案の作成では、試験官にアピールできそうなキーワードを書き込もうとします。キーワードを白書や審議会資料から見つけようとすると、どうしても解決策のキーワードが中心になります。解決策中心のキーワードがある程度集まると、それらを使いやすいテーマの模擬答案を作成するようになります。こうして、限られた時間の中で、解決策が書き易い想定テーマに絞られていくのだと思います。</p>
<p>必須科目Ⅰや選択科目Ⅲは、現時点で明白な解決策が無い複合的な問題の解決プロセスが問われています。これに対して、現時点で国が決めた解決策を中心に書いた答案では、良い結果を得ることは難しくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc6">⑥添削やＡＩへの過度な依存は解答能力を低下させる</span></h2>
<p>受験対策として有料添削やAIツールを利用している人は多いでしょう。そして多くの人が、添削結果やAIの回答に従えばA判定答案が書けるようになると考えているかもしれません。</p>
<p>しかし、受験対策の本来の目的は、自分の力で解答する能力を向上させることです。添削やAIに過度に依存すると、「とりあえず添削に出す」「とりあえずAIに質問する」といった事務的な作業にすり替わってしまう可能性があります。さらに依存が進むと、A判定答案が書けない原因を「添削者が悪い」「AIの性能が劣る」といった外部の要因に求め、受験対策の本質を見誤る人が出てきます。</p>
<p>合格に必要な解答能力とは、どんな出題テーマに対しても論理的かつ合理的な解答を導き出す「発想力」と、解答趣旨を正確に伝える「文章力」です。有料添削やAIツールは補助的な手段として活用すべきであり、それらへの過度な依存は、むしろ受験生自身の解答能力を低下させるリスクがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc7">⑦発想スイッチを持っていれば悩む時間を短くできる</span></h2>
<p>想定外のテーマが出題されると、どうしても悩む時間が長くなります。時間が足りないことが、不合格原因だと考える人も多いと思います。</p>
<p>設問ごとに何を解答するか考える時間を短くするには、設問ごとで使う発想スイッチをあらかじめ持っているのが効果的です。発想スイッチとは、解答を論理的かつ合理的に導き出すための「思考のきっかけ」です。</p>
<p>例えば、必須科目Ⅰや選択科目Ⅲであれば、「課題抽出は前文のキーワード」「最重要課題選定は公衆利益への影響度」「解決策提示はリスク最小化」「新リスクは有効性の低下」が発想スイッチになり得ます。選択科目Ⅱ-2であれば、「調査検討項目は不確定条件」「遂行手順は業務フロー」「関係者調整はリスク共有」が発想スイッチになり得ます。</p>
<p>このように発想スイッチを持っていれば、想定外のテーマが出題されても、試験会場で悩む時間を短くすることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">おわりに</span></h2>
<p>筆記試験で不合格になった人は、まだ脱力状態かもしれません。でも、なるべく早くモチベーションを回復することが重要です。モチベーションの回復が早い人と遅い人、どちらが合格に近いかは明らかなはずです。</p>
<p>受験勉強を続けることは、苦しいかもしれません。でも、簡単に諦めないでください。諦めた時点で、あなたは絶対に技術士になれません。社会のため、未来のために技術士として働く、その気持ちを失わなければ、必ず合格する日が来るはずです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>第二次試験にどう影響するの？技術士コンピテンシーの改訂内容を考察</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/competencies2023-view/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 22 Sep 2023 08:20:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<category><![CDATA[技術士コンピテンシー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=2765</guid>

					<description><![CDATA[技術士第二次試験の合格基準となるコンピテンシーが令和5年1月に部分改訂されました。今回の改訂箇所を確認しながら筆記試験・口頭試験への影響を考察していきます。 &#160; 目次 技術士の制度変更を強調した前文前文セクショ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士第二次試験の合格基準となるコンピテンシーが令和5年1月に部分改訂されました。今回の改訂箇所を確認しながら筆記試験・口頭試験への影響を考察していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">技術士の制度変更を強調した前文</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">前文セクション1：第1段落～第2段落</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">前文セクション２：第3段落～第4段落</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">前文セクション3：第5段落</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">改訂された4つのコンピテンシー</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">「問題解決」の改訂内容</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">「コミュニケーション」の改訂内容</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">「技術者倫理」の改訂内容</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">「継続研さん」の改訂内容</a></li></ol></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">コンピテンシー改訂による試験への影響</a><ol><li><a href="#toc11" tabindex="0">筆記試験への影響</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">必須科目Ⅰ・選択科目Ⅲの設問（１）</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">必須科目Ⅰの設問（４）</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">選択科目Ⅱ-2の設問（３）</a></li></ol></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">口頭試験への影響</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">技術士の制度変更を強調した前文</span></h2>
<p>技術士コンピテンシーの前文には、今回改訂した背景やポリシーが、3つのセクションで書かれています。前文はやや長文なので、セクションごとに分けて考察していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc2">前文セクション1：第1段落～第2段落</span></h3>
<div class="primary-box blank-box">
<p>　技術の高度化、統合化や経済社会のグローバル化等に伴い、技術者に求められる資質能力はますます高度化、多様化し、国際的な同等性を備えることも重要になっている。</p>
<p>　技術者が業務を履行するために、技術ごとの専門的な業務の性格・内容、業務上の立場は様々であるものの、（遅くとも）35歳程度の技術者が、技術士資格の取得を通じて、実務経験に基づく専門的学識及び高等の専門的応用能力を有し、かつ、豊かな創造性を持って複合的な問題を明確にして解決できる技術者（技術士）として活躍することが期待される。</p>
</div>
<p>セクション1は、技術士に求められる資質能力の背景と概念が書かれています。</p>
<p>第1段落には、①技術が高度化・統合化しているので資質能力も高度化・多様化している、②社会経済がグローバル化しているので資質能力の国際的同等性が重要になる、という2つの背景が書かれています。①は改定前と変わっていません。②は今回の改訂で付け加えられた箇所で、国際的同等性の重要性が強調されています。</p>
<p>第2段落は、改訂前とまったく同じで、技術士として活躍するためには、いつまでにどのような資質能力を修習すべきかが書かれています。35歳までに修習すべき資質能力は、専門的学識や高等の専門的応用能力だけではなく、複合的な問題を明確にして解決できる能力だとしています。このことから、技術士法で規定する専門的学識や高等の応用能力だけでは、複合的な問題は解決できないということがわかります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc3">前文セクション２：第3段落～第4段落</span></h3>
<div class="primary-box blank-box">
<p>　技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）については、国際エンジニアリング連合（IEA）が定める「修了生としての知識・能力（GA; Graduate Attributes）と専門職としてのコンピテンシー（PC; Professional Competencies）」に準拠することが求められている。2021年6月にIEAにより「GA＆PCの改訂（第4版）」が行われ、国際連合による持続可能な開発目標（SDGs）や多様性、包摂性等、より複雑性を増す世界の動向への対応や、データ・情報技術、新興技術の活用やイノベーションへの対応等が新たに盛り込まれた。</p>
<p>　技術士制度においては、IEAのGA＆PCも踏まえ技術士試験やCPD（継続研さん）制度の見直し等を通じ、我が国の技術士が国際的にも通用し活躍できる資格となるよう不断の制度改革を進めている。</p>
</div>
<p>セクション2の全文は、今回の改訂で追加されたものです。第1段落では、①技術士コンピテンシーがIEA-GA&amp;PCに準拠していること、②IEA-GA&amp;PCは21年6月に第4版に改訂されていることの2点が書かれています。</p>
<p>①は以前からアナウンスされていたことです。注目すべきは②で、今回の技術士コンピテンシーは、IEA-GA&amp;PC第4版の内容に整合するよう改訂されたという点です。前回のGA&amp;PC第3版の改訂が2013年だったので、2021年の第4版改訂は8年ぶりとなります。その間、2015年にSDGsが採択され、第4版は主にSDGsを反映した改訂内容になっていることが重要なポイントです。</p>
<p>第2段落では、IEA-GA&amp;PCを踏まえて技術士制度の改革を継続的に進めていることが書かれています。GA&amp;PCに基づくコンピテンシーは、技術士制度の重要な位置づけになっていることがわかります。しかし、制度を定める技術士法や施行令・施行規則では、コンピテンシーの位置づけは規定されていません。今後の方向性も示していないことから、当面はコンピテンシーの法的位置づけを曖昧にしたまま制度改革を進めるということのようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">前文セクション3：第5段落</span></h3>
<div class="primary-box blank-box">　このたびの「GA＆PCの改訂（第4版）」を踏まえた「技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）」をキーワードに挙げて以下に示す。これらは、SDGsの達成やSociety5.0の実現に向けた科学技術・イノベーションの推進において更に大きな役割を果たすため、技術士であれば最低限備えるべき資質能力であり、今後も本分科会における制度検討を通じて、技術士制度に反映していくことが求められる。</div>
<p>セクション3も、今回の改訂で追加された内容です。ここでは、SDGsの達成やSociety5.0の実現に向けた科学技術・イノベーションの推進が技術士の役割であり、今後もGA&amp;PCに基づくコンピテンシーを技術士制度に反映させていくことを明言しています。つまり、技術士制度の目的が、技術士法で定める科学技術の向上・国民経済の発展から、SDGsの達成・Society5.0の実現に変わっていると理解できます。</p>
<p>第二次試験は、技術士法で定める専門的学識及び高等の専門的応用能力を確認する試験だと案内されます。ところが、実施される試験の内容は、複合的な問題を解決に必要なコンピテンシーの確認です。技術士法を改正しないまま制度変更しているので、試験案内と実施内容が異なる状況となっているのです。今回のコンピテンシー改訂により、そのギャップがさらに広がったように感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc5">改訂された4つのコンピテンシー</span></h2>
<p>技術士コンピテンシーは8つありますが、今回改訂されたのは、問題解決、コミュニケーション、技術者倫理、継続研さんの４つです。それぞれの改訂箇所を赤文字で示しながら、改訂内容を見ていきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc6">「問題解決」の改訂内容</span></h3>
<div class="blank-box">
<ul>
<li>業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、<span style="color: #ff0000;"><strong>必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義し、</strong></span>調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。</li>
<li>複合的な問題に関して、<span style="color: #ff0000;"><strong>多角的な視点を考慮し、ステークホルダーの意見を取り入れながら、</strong></span>相反する要求事項（必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等）、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。</li>
</ul>
</div>
<p>1番目の項目では、複合的な問題に対して、必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義することが追加されました。社会経済の複雑化や自然環境の劇的変化が進む状況において、解決すべき複合的な問題は、ますます見え難くなっています。そのため、デジタルデータやITを活用して「複合的な問題を見える化」する必要性を、今回の改訂で加えたものと理解できます。</p>
<p>2番目の項目では、解決策の提案に当たって、多角的な視点を考慮すること、ステークホルダーの意見を取り入れることの2点が追加されています。これは、前文のセクション2にも書かれていたように、多様性と包摂性の理念を取り入れたものです。複合的な問題は、様々なリスク要因が含まれる問題です。そのため、多角的な視点からリスクを評価する必要があり、利害関係者の多様な意見を取り入れることが加えられたと理解できます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc7">「コミュニケーション」の改訂内容</span></h3>
<div class="blank-box">
<ul>
<li>業務履行上、<span style="color: #ff0000;"><strong>情報技術を活用し、</strong></span>口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ<span style="color: #ff0000;"><strong>包摂的な意思疎通を図り、協働すること</strong></span>。</li>
<li>海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。</li>
</ul>
</div>
<p>コミュニケーションでは、1番目の項目に、情報技術の活用する、包摂的な意思疎通を図る、協働する、の3点が追加されています。</p>
<p>コミュニケーションにおける情報技術の活用については、メール、チャット、ＳＮＳ、リモート会議などが、すでに活用されているので、いまさら説明は不要と思います。ただし、情報技術の活用目的が、明確かつ包摂的な意思疎通であることをしっかり認識しておく必要があります。</p>
<p>包摂的な意思疎通とは、ステークホルダーやユーザーとのコミュニケーションを通じて、相互にリスク認識を正しく共有するということだと考えます。技術士の業務活動では、高度な科学技術を取り扱うので、専門技術によるリスクを専門知識の無い公衆に正しく伝える必要があります。リスク共有では、一方向では正しく伝わらない可能性があるため、双方向での意思疎通も必要になります。</p>
<p>最後に追加された「協働する」とは、業務遂行に当たって必要なコラボレーション能力を規定したものです。複合的な問題は一人の技術者のみで解決できないので、複数の技術者がコラボレーションする必要があります。技術士の業務では、協力し合う能力、目標を共有する能力、役割を理解する能力、リスク情報を受発信する能力などが必要だと考えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc8">「技術者倫理」の改訂内容</span></h3>
<div class="blank-box">
<ul>
<li>業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、<span style="color: #ff0000;"><strong>経済</strong></span>及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代にわたる<span style="color: #ff0000;"><strong>社会の持続可能な成果の達成を目指し、</strong></span>技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。</li>
<li>業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守し、<span style="color: #ff0000;"><strong>文化的価値を尊重する</strong></span>こと。</li>
<li>業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。</li>
</ul>
</div>
<p>1番目の項目では、「経済」が赤文字になっていますが、ここは初版では「文化」と書かれていた箇所です。また、1番目の項目では、「持続可能な成果の達成を目指す」ことも追加されています。これらは、GA&amp;PC第4版の表記に合わせたものです。GA&amp;PCでは、経済的、社会的、環境的影響を認識して持続可能なアウトカムが得られるよう業務活動することを要求しています。</p>
<p>これと同様の内容は、R5.03改訂の「技術士倫理綱領」でも明示されています。倫理綱領の改訂では、これまでの「持続可能性の確保」という表記を「持続可能な社会の実現」に変更し、技術士の行動目標を明確化しています。「社会の持続可能な成果の達成」は、技術者の倫理要件における重要なポイントになると考えます。</p>
<p>2番目の項目に加えられた「文化価値を尊重」は、SDGsに基づく多様性・包摂性の尊重が反映されものです。GA&amp;PC第4版でも、文化的要件を満足することが加えられています。</p>
<p>国内でも、地域により経済環境、生活習慣、風土は異なります。首都圏の価値観で決めた施策が、地方の価値観の下で有効に機能するとは限りません。技術士の業務活動では、法制度を遵守することだけではなく、特有の文化的要件を踏まえて業務成果の影響による差別化を無くすことも求められます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc9">「継続研さん」の改訂内容</span></h3>
<div class="blank-box">
<ul>
<li><span style="color: #ff0000;"><strong>CPD活動を行い、コンピテンシーを維持・向上させ、新しい技術とともに絶えず変化し続ける仕事の性質に適応する能力を高めること。</strong></span></li>
</ul>
</div>
<p>継続研さんの規定文は全面的に変更されていますが、内容的にはこれまでと大きく変わっていません。</p>
<p>注目したいのは、「絶えず変化し続ける仕事の性質に適応する」という表記です。技術士の仕事は、複合的な問題を技術的に解決することです。複合的な問題は、複数のリスクが複雑に絡む問題で、リスクの大きさは時間や環境により変化する特性があります。</p>
<p>また、技術士が扱う専門技術や問題分析技術も、日々進化しています。変化と進化に適応できなければ、複合的な問題を解決する仕事は継続できません。そのため、技術士の資格を取得後も、CPD活動を行い複合的な問題の解決に必要なコンピテンシーを高めていく必要があるわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc10">コンピテンシー改訂による試験への影響</span></h2>
<p>コンピテンシーは、第二次試験合格に必要な基準なので、今回の改訂内容は試験内容や採点基準に必ず影響するはずです。影響がどの程度になるか断定はできませんが、現時点で考えられることを挙げておきます。</p>
<h3><span id="toc11">筆記試験への影響</span></h3>
<h4><span id="toc12">必須科目Ⅰ・選択科目Ⅲの設問（１）</span></h4>
<p>「問題解決」において、複合的な問題を定義することが明記されたことから、必須科目Ⅰ・選択科目Ⅲの設問（１）では、複合的な問題の特定を含めて課題抽出が問われるかもしれません。あるいは、課題抽出の採点では、公表データ・数値根拠の提示を加点減点の判断材料にすることも考えられます。</p>
<h4><span id="toc13">必須科目Ⅰの設問（４）</span></h4>
<p>「技術者倫理」において、持続可能な成果の達成を目指すことが追加されたことから、必須科目Ⅰの設問（４）では、これまでの「社会の持続性の観点」が「持続可能な社会の達成に向け」などの表記に変更されると考えられます。採点では、社会・経済・環境に対する影響を踏まえて持続可能な社会の達成に向けた要点・留意点がポイントになりそうです。これまでのように、自然環境の保全だけでは、不十分と判定されそうです。</p>
<h4><span id="toc14">選択科目Ⅱ-2の設問（３）</span></h4>
<p>選択科目Ⅱ-2の設問（３）は、マネジメントを確認する設問ですが、「コミュニケーション」において、包摂的な意思疎通が追加されたことにより、関係者とのリスク共有方策が問われるかもしれません。また、「コミュニケーション」では、情報技術の活用や協働も追加されています。そのため、これまで通り関係者との調整方策を問われるとしても、高得点を得るにはICTを活用した調整方策の効率化、効果的な連携方策などの解答が必要になると考えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc15">口頭試験への影響</span></h3>
<p>口頭試験は、コミュニケーション・リーダーシップ、評価・マネジメント、技術者倫理、継続研さんの6つのコンピテンシーを対象に採点しています。このうち、コミュニケーション、技術者倫理、継続研さんの3つのコンピテンシーが今回改訂されていています。それ以外にも、問題解決の改訂内容が、リーダーシップ、評価、マネジメントに関連しており、全ての試問事項に影響すると考えます。</p>
<p>今回改訂されたコンピテンシーを確認するために、口頭試験では次のような質問が加わるかもしれません。</p>
<ul>
<li>包括的な意思疎通で普段工夫している点とは？</li>
<li>関係者の意見をどのように取り入れているか？</li>
<li>詳述業務の成果はSDGｓ達成に寄与できるか？</li>
<li>データ活用のマネジメントは普段どうしてる？</li>
<li>持続可能な社会の達成のために重要なことは？</li>
<li>新技術への適応に向けて取組んでいることは？</li>
</ul>
<p>改訂版コンピテンシーは、令和８年度の第二次試験から適用されます。受験予定者は、口頭試験で使われる業務経歴・業務内容の詳細を4月に提出しなければなりませんから、改訂版コンピテンシーを踏まえた早めの準備が必要になりそうです。</p>

<a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/competencies2023/" title="技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）R5改訂版" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" width="160" height="90" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-160x90.jpg 160w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-300x169.jpg 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-120x68.jpg 120w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-320x180.jpg 320w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies-376x212.jpg 376w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2023/09/Professional-Competencies.jpg 560w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）R5改訂版</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">IEA-GA&amp;PC第4版を踏まえて令和5年1月に改訂された技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）の全文です。</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://onowith.onokatsuhiro.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">onowith.onokatsuhiro.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2023.09.07</div></div></div></div></a>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>R5技術士受験対策をスタートする前に知っておくべき重要ポイント</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/r5startpoint/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 29 Jan 2023 07:40:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士第二次試験に合格するためには、受験申込書の書き方や筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要です。令和5年度の技術士受験に向けて、これらの重要ポイントについて解説していきます。 &#160; 目次 令和５年度第 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">技術士第二次試験に合格するためには、受験申込書の書き方や筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要です。令和5年度の技術士受験に向けて、これらの重要ポイントについて解説していきます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">令和５年度第二次試験のスケジュールを確認</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受験申込書作成における5つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">申込ポイント1：実務経験証明書には複合的な業務の経歴を記載する</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">筆記試験対策における7つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc9" tabindex="0">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">令和５年度第二次試験のスケジュールを確認</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">まずは、令和５年度の筆記試験までのスケジュールを確認しておきましょう。日本技術士会のHPには受験者向けのスケジュールしか公開されていませんが、試験官のスケジュールも決まっています。両者を並べると概ね次のようになります。</span></p>
<p id="TRndMlp"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="  alignnone wp-image-2565" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png" alt="" width="571" height="439" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png 856w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9-300x231.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9-768x590.png 768w" sizes="(max-width: 571px) 100vw, 571px" /></a></p>
<p>受験申込書の受け付け締め切りは4月17日です。受験申込書は、書類不備や記載漏れなどで再提出を求められる場合でも、受付締切り日までに提出しなければなりません。また、初受験の人は、第一次試験合格証、JABEE修了証書、監督内容証明書などの添付書類の準備に時間を要するので、早めに準備しておきましょう。</p>
<p>申込書の様式は、3月27日から日本技術士会のHPからダウンロードできるようになります。様式自体は昨年と大きく変わらず、Excel版の様式をプリントアウトして提出すると思います。実務経験証明書の記載内容は、口頭試験の合否に大きく影響しますから、安易に作成しないよう注意が必要です。</p>
<p>筆記試験は、例年通り7月第3月曜日の「海の日」に実施されます。コンピテンシーを確認する筆記試験ですから、高度な専門知識を詰め込むだけでは合格できません。キーワードをたくさん覚えるより、複合的な問題の解決プロセスをマスターする方が、合格への近道になります。そのことを意識して勉強プランを立てると良いでしょう。</p>
<p>筆記試験の問題は、作問委員が3月から5月の約3カ月間で作成します。建設部門では、3月までに決定された近年の国土交通省施策が、出題テーマとなる可能性が高くなります。令和5年4月以降のトピックスが出題テーマになることはありません。しかし、筆記試験で有効な解決策を提示できるように、最新の技術動向は常に把握しておきましょう。</p>
<p>筆記試験の採点は、採点委員が約1ヵ月間で行います。作問委員には、出題の目的や採点基準等を採点マニュアルに明示することになっています。なお、作問員と採点員は同じメンバーが通例のようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">受験申込書作成における5つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc3">申込ポイント1：実務経験証明書には複合的な業務の経歴を記載する</span></h3>
<p>実務経験証明書には、技術士にふさわしい業務を書くようにします。技術士にふさわしい業務は、技術士法の定義にある「専門的応用能力を必要とする業務」と考えるより、国際エンジニア連合（IEA）が定義する「複合的な業務（Complex Activities）」だと捉えた方が良いと思います。</p>
<p>何故なら、技術士試験で確認しているコンピテンシーは、IEAのプロフェショナル・コンピテンシー（PC）を満たすように作成されているからです。しかし、<span style="font-weight: 400;">文科省はIEA-PCの定義する複合的な業務を技術士法第2条で定義する業務に当ると解釈して、技術士法を改正していません。そのため、受験申込み案内では、未だに専門的応用能力を必要とした業務経歴を書くよう求めています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">複合的な業務の定義は、IEA-GAPC（Graduate Attributes &amp; Professional Competency Profiles）に書かれており、最新版は<strong><a href="https://jabee.org/international_relations/iea">ここ</a></strong>からダウンロードできます。原文・翻訳版のどちらも難解な言葉が並んでいて理解し難いと思います。私が理解している限りでは、IEAの定義する複合的な業務とは、次の5つの特性を複数又は全部含む業務のことです。</span></p>
<p><span style="text-decoration: underline;">複合的な業務に含まれる5つの特性<br />
</span>特性1：多様なリソースが必要<br />
特性2：相反事項の適正化が必要<br />
特性3：革新的解決策の導出が必要<br />
特性4：予測困難で重大な結果を招く<br />
特性5：経験を超えて利用拡大が可能<strong><br />
</strong><span style="font-size: 14px;">（IEA-GAPC2021よりonowith要約）</span></p>
<p>特性1の多様なリソースとはヒト・モノ・カネ・データ・ソフトウェアなどのことで、特性2の相反事項とは品質・コスト・納期などのことです。いずれも業務遂行にあたっては、意思疎通・利害調整・資源配分が必要になってきます。</p>
<p>特性3の革新的解決策の導出が必要になるのは、解決マニュアルが存在していないからです。特性4の重大な結果とは公衆の安全や自然環境への悪影響と考えれば良いでしょう。特性5の経験を超えて利用拡大を可能とするためには、原理に基づく解決アプローチが必要になります。</p>
<p>いずれの特性も、技術士に求めるコンピテンシーに含まれる内容です。つまり、実務経験証明書に書くべき複合的な業務とは、コンピテンシーを駆使して問題を解決した業務だと考えれば良いでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</span></h3>
<p><span style="font-weight: 400;">口頭試験では実務経験証明書を参考にして、コミュニケーション・リーダーシップ・評価・マネジメントの4つのコンピテンシーを発揮した実務経験を確認されます。</span><span style="font-weight: 400;">ですから、チームで行った業務であっても、あなた自身がどのようにコンピテンシーを発揮したかを伝えなくてはいけません。</span></p>
<p>有名プロジェクトに参加したことをアピールするために、実際の工事名や施設名を書く人もいますが、書いたからといってあなたのコンピテンシーが認められるわけではありません。大きなプロジェクトであれば、あなたの果たした役割は小さいと判断されかねません。プロジェクトにおける役割を上手く答えられなければ、あなたの成果と見なされず不合格となる危険性もあります。</p>
<p>逆に、若い技術者が上司の命令で行った小さな業務でも、<span style="font-weight: 400;">入力データ・計算ソフト・類似事例など、何がしかのリソースを利用しているはずです。</span><span style="font-weight: 400;">そして、上司や他の担当者とコミュニケーションを取りながら、アウトプットを評価し、スケジュールやコストを調整したのであれば、自分の責任を果たすためにリーダーシップを発揮し、業務をマネジメントしたことが認められます。</span></p>
<p>あなたが社内で生み出した成果は小さいかもしれませんが、その成果を使って大きな意思決定をする上司や発注者が判断ミスをしないように、コンピテンシーを最大限駆使して努力した業務を洗い出してみましょう。それらの業務は、上司や発注者の正しい判断を導き、あなたの小さな成果は公衆の安全や持続性確保につながったと言えるはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc5">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</span></h3>
<p>経歴票の5業務には、複合的な問題を解決した内容が伝わるように書くことがポイントになります。</p>
<p>複合的な問題を表すには、「安全性、経済性、破壊、保全」などの言葉を使うようにします。これにより、解決が困難で判断ミスにより重大な結果をもたらすことが伝わります。さらに、解決したことを伝えるため、「対策、解決、究明、解明」などの言葉を使うようにします。</p>
<p>さらに、最初の方で「地盤、土質、鋼製、コンクリート、道路、河川、工事、施工、環境」などの言葉を使い、最後を「計画、研究、設計、分析、解析、試験、評価、検討、策定」などの言葉で締めると専門分野の業務を伝えることができます。</p>
<p>それらを組み合わせると、「施工時の安全性確保に向けた対策検討」、「地盤の破壊原因の究明と対策設計」、「環境保全対策の有効性分析と経済性評価」などの表記になります。</p>
<p>経歴票の5業務をこのように書くと、専門分野での複合的な問題を解決した業務であることが伝わるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc6">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</span></h3>
<p>口頭試験では、問題解決能力・課題遂行能力について、「実務の中で複合的な問題についての調査・分析及び解決のための課題を遂行した経験等」を確認することになっています。そのための参考資料とされるのが、720文字以内で書く業務内容の詳細です。</p>
<p>そのため、業務内容の詳細には、複合的な問題を解決したプロセスを書く必要があります。複合的な問題解決のプロセスを伝えるためには、次の7ステップで示すのが有効です。</p>
<p>＜業務内容の詳細で示す問題解決プロセス＞<br />
①目標設定（要求事項・責任の明確化）<br />
②現状把握（現状調査、データ収集）<br />
③問題分析（データ分析、問題の明確化）<br />
④課題設定（解決の方向性の設定）<br />
⑤対策立案（比較検討、解決策提案）<br />
⑥対策実施（実施結果、実施管理）<br />
⑦結果評価（効果・リスク、改善策の提示）</p>
<p>業務内容の詳細に求められるのは、「わかりやすい問題解決ストーリー」、「問題解決過程の思考プロセス」、「解決策の効果・リスク・改善策」の3つです。そのために、次のようなタイトル構成にして、内容をバランスよく埋めていくのが良いと思います。</p>
<p>＜業務詳細のタイトル構成と内容＞<br />
【目的、立場・役割】：業務目的、立場と役割<br />
【問題・課題】：問題点分析、課題抽出<br />
【提案・成果】：解決策、得られた成果<br />
【評価・展望】：効果、リスク、改善策</p>
<p>業務内容の詳細では、高度な技術の使用、先進的な技術開発などをアピールしようと考える人は多いと思います。しかし、そこをいくらアピールしても、あなたの問題解決能力・課題遂行能力が伝わらなければ、まったく意味はありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc7">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</span></h3>
<p>技術士試験に合格するには、筆記試験の採点や口頭試験の面接を行う試験官との相性が重要なポイントになります。試験管との相性を良くするとは、試験管と専門分野を合わせるということです。</p>
<p>受験者の専門分野は、受験申込書の「専門とする事項」で示すことになります。試験管は毎年推薦で決められ、推薦を受ける候補者名簿には「担当する専門分野」を書くようになっています。真実は判りませんが、この2つの書類から受験者と試験官をマッチングさせている可能性は高いと考えます。</p>
<p>ですから、「専門とする事項」は、自分の試験管を決めてもらうためだと割り切って、素直に受験申込み案内などに書かれている「選択科目の内容」から選ぶのが無難です。自分と専門分野が違う試験官に当たって、口頭試験で話がかみ合わずに不合格となるケースもあり得ます。</p>
<p>建設部門では「調査」「設計」「施工」「維持管理・更新」で試験官を振り分けている科目は多いと思います。ですから、専門とする事項に「～の調査・設計・維持管理」などと書いてしまうと、専門分野が違う試験官に当たってしまう可能性が高くなるでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">筆記試験対策における7つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc9">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</span></h3>
<p>筆記試験問題の出題形式は、技術部門・選択科目を問わず、次のように統一されています。</p>
<p><strong>＜必須科目Ⅰの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策<br />
設問（４）：課題遂行上の倫理的要件や留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-1の出題形式＞</strong><br />
設問：選択科目的テーマの定義、内容、種類、特徴、原因、機構、対策、方法、課題、留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-2の出題形式＞</strong><br />
前文：業務条件と解答者の立場を設定<br />
設問（１）：調査・検討事項とその内容<br />
設問（２）：業務手順と留意点・工夫点<br />
設問（３）：業務遂行の関係者調整方策</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅲの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策</p>
<p>各試験問題の設問は、技術士コンピテンシーを確認する設問となっていて、どのコンピテンシーを確認するかは次の表ように決まっています。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1356" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png" alt="" width="450" height="447" data-temp-aztec-id="dbbbf5e1-8394-454f-a2d2-811c06071952" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png 648w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-300x298.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-150x150.png 150w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-100x100.png 100w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-320x318.png 320w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc10">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</span></h3>
<p>試験官は、問題を作る作問委員と答案を採点する採点委員に分かれますが、兼務するのが通例になっています。つまり、問題文を作った人が採点もしているということです。試験問題は3月～5月の約3ヵ月間で作成され、答案は9月の約1ヶ月間で採点されます。</p>
<p>試験管の人数は選択科目で違いますが、例えば、建設部門の道路科目の試験官は6人しかいません。道路科目の受験者数は2千人を超えます。その人数分の答案を1カ月で採点するのですから、じっくり読んでもらえると思わない方が良いです。逆に言えば、じっくり読まないと理解できない答案は、不合格の可能性が極めて高いということです。</p>
<p>そこで、合格のためには本文をじっくり読まなくても、解答趣旨を理解してもらえるようなタイトル構成とすることが重要になります。また、課題や解決策は複数提示することになるので、「課題１：〇〇」「解決策1：△△」のように見出しを付けるのも効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc11">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</span></h3>
<p>試験管は、「文章が上手いか」「知識があるか」を見ているのではなく、あなたの論理的思考能力を見ています。技術士は、論理的思考に基づき問題を解決する能力を持っていなければなりませんから、答案ではその能力を見せる必要があります。論理的思考能力を見せるために、課題抽出や対策提案では必ず理由を書くことが重要ポイントになります。</p>
<p>いきなり「課題は〇〇である」という書き方は、論理的思考能力が見えないので低評価になります。課題抽出を書くなら、「～の理由から、課題として〇〇を抽出する」「課題として〇〇を抽出する。その理由は～」のように、必ず理由を書かねければ合格できないと考えておくべきです。</p>
<p>課題の抽出理由が書けないのは、問題点を分析していないからで、問題点が見えていないから対策効果の評価はもちろん、波及効果や新たなリスクも評価できていないことになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc12">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>必須科目Ⅰでは、技術部門に関する複合的な問題の解決プロセスが問われます。したがって、次のプロセスで答案を作成していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜必須科目Ⅰの答案作成プロセス＞<br />
①出題テーマから複合的な問題を特定する。あるいは、複合的な問題の解決目標を設定する。<br />
②前文の内容を踏まえて、現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。<br />
⑥上記の解決プロセスを実行する際に必要な、公衆優先原則と持続性原則に対する倫理観を示す。</p>
<p>Ａ判定答案を作成するには、どうしてそれが課題になるのか、その解決策はどのように有効なのか、なぜそれが懸念事項になるのかなど、理由を論理的に説明することが重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc13">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-1は専門知識の問題でから解答にロジックは必要なく、教科書的答えを書けば合格点に達します。選択科目Ⅱ-1の答案作成では、「設問項目に忠実に解答する」、「解答項目のキーフレーズを見せる」、この2つがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセス＞<br />
①問題文から設問項目を把握する。<br />
②設問項目に対する解答項目を決定する。<br />
③解答項目のキーフレーズを決定する。<br />
④設問項目はタイトル、解答項目は小見出しにして、キーフレーズを入れた説明文を付け加える。</p>
<p>選択科目Ⅱ-1の解答用紙は1枚なので、解答項目は5～8項目で十分です。2～3行の説明文を加えれば、解答用紙の行数は概ね埋まります。答案用紙がスカスカであっても、ぱっと見でキーフレーズの内容が伝わればA判定になります。キーフレーズを伝えるためには、余計な説明を加えないことがポイントです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc14">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-2は、問題文の付与条件を踏まえて、設問(1)(2)(3)を関連付けて解答していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-2の解答プロセス＞<br />
①前文で与えられた条件を整理し、業務条件の不確定要素を抽出する。<br />
②業務条件を確定するために必要な調査項目を提示する。<br />
③リスク判断の検討項目を示し、リスク対応策の実施手順を提示する。<br />
④リスク削減の留意点と工夫点を説明する。<br />
⑤対応策に影響する関係者を抽出し、悪影響を回避する調整法を提示する。</p>
<p>①②が設問(1)の解答、③④が設問(2)の解答、⑤が設問(3)の解答に対応します。</p>
<p>選択科目Ⅱ-2は、マネジメントとリーダーシップのコンピテンシーを確認しますが、コンピテンシーを意識しすぎると上手く書けない場合が多いと思います。上記のプロセスで解答していけば、コンピテンシーが見える答案を作成できるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc15">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅲは、問題文で解決すべき複合的な問題が与えられます。また、専門技術に特化した解答を求められるため、最重要課題の選定では、必要性と実現性・安全性・経済性などの要求事項の相反関係からの考察していくことがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅲの答案作成プロセス＞<br />
①問題文で与えられている複合的な問題を把握し、解決目標を設定する。<br />
②現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を、最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。</p>
<p>選択科目Ⅲでは、自分の得意分野の問題が出ると、高度な技術的知識やノウハウを見せようとして、解決策の説明が多くなってしまいがちです。技術的知識やノウハウを採点しているわけではないので、問題解決の思考プロセスを見せることを忘れないように注意しましょう。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>技術士筆記試験に落ちたならリベンジへの準備は何から始めるべきか？</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/revenge22/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 01 Nov 2022 10:13:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士筆記試験の合格発表の日、吉報をつかんだ何倍もの人が、不合格を知り落ち込んでいると思います。しかし、今年不合格だった人の多くは、来年合格を目指してリスタートするはずです。不合格が決定したいま、来年のリベンジに向けて何 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士筆記試験の合格発表の日、吉報をつかんだ何倍もの人が、不合格を知り落ち込んでいると思います。しかし、今年不合格だった人の多くは、来年合格を目指してリスタートするはずです。不合格が決定したいま、来年のリベンジに向けて何から始めるべきかを考えてみましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">来年の試験まで勉強できる時間はそれほど多くはない</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">モチベーションの早期回復がリベンジ成功へのカギ</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ネットやSNSで指南する勉強方法が有効とは限らない</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">多くの合格者は勉強で合否が決まるとは思っていない</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">受験講座にお金をかければ合格できる試験ではない</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">白書を開いて3分で眠くなるなら無理に読まない方がいい</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">不合格原因は勉強方法が合わないだけかもしれません</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">来年のリベンジに向けて勉強方法の見直しから始めよう</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">来年の試験まで勉強できる時間はそれほど多くはない</span></h2>
<p>悪夢の不合格発表から半年後には、願書を提出しなければなりません。来年7月の筆記試験までは、260日を切っています。その間、お正月休みがあり、年度末の繁忙期があり、年度明けにはゴールデンウィークもあります。<br />
休日返上で勉強しようと思っても、家族サービスや仕事上の付き合いなどもあるはずです。体調を崩して寝こむ日だってあるかもしれません。<br />
まだ先のように思いますが、あなたがリベンジに費やせる時間はそう多くは無いはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">モチベーションの早期回復がリベンジ成功へのカギ</span></h2>
<p>筆記試験に落ちた人達は、いま脱力状態かもしれません。奥さんからは「またお金かかるわね」と言われ、上司からは「いつになったら受かるの？」と言われ、へこんだ気持に追い打ちをかけられた人も多いでしょう。<br />
それでも、あなたに再チャレンジする気持ちがあるなら、早めにモチベーションの回復を図ることです。<br />
いつまでも悔しさに打ちひしがれている人、いち早くモチベーションを回復した人、どちらが来年の合格に近いかは明らかなはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc3">ネットやSNSで指南する勉強方法が有効とは限らない</span></h2>
<p>受験生は、それぞれ職場環境や生活環境が違います。仕事の内容も違うし、暗記力やライティング能力も違います。書いて覚える人もいれば、聞いて覚える人もいます。受験生が勉強する環境も能力も多種多様です。<br />
多くの受験生は、ウェブサイトやSNSの情報を頼りにしていると思います。ウェブサイトやSNSは、出来るだけ多くの人に見てもらいたいという思いで発信しています。<br />
そこで指南する勉強法が、自分のスタイルにハマれば良い結果が得られるかもしれません。しかし、自分のスタイルに合わないのに、無理に合わせようとしても良い結果は得られないはずです。<br />
あなたが頼りにしていたウェブサイトやSNSの勉強方法は、あなたにとって必ずしも有効とは限らないのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc4">多くの合格者は勉強で合否が決まるとは思っていない</span></h2>
<p>不合格者に敗因を聞けば、勉強不足だからという人が多くいます。勉強する時間が少なかったと思っているのです。<br />
一方、合格者に勝因を聞けば、十分勉強したからと答える人は少ないです。勉強時間を多く費やしたことを、合格理由の第一には挙げようとはしません。<br />
不合格者は勉強時間で合否が決まると思っているのに、合格者は勉強時間で決まらないと思っているのです。<br />
合格者が勝因として挙げるのは、勉強時間よりも勉強方法です。毎朝必ず30分勉強したとか、問題集を繰り返しやったとか、とにかく書いて覚えたとか、そんな自分なりの勉強方法です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc5">受験講座にお金をかければ合格できる試験ではない</span></h2>
<p>有料の受験講座にお金をかけている人も多いと思います。数十万円の高額講座を受講して一発合格した人もいれば、不合格を繰返して受験講座に百万円以上を費やした人もいます。<br />
受験講座は上手く利用すれば、合格に向けて有効な手段になります。しかし、受験講座がこれだけ増え、Zoomなどの利用が可能になった現在でも、合格率は以前と大きく変わっていません。<br />
インターネットが無い時代、受験講座は三大都市に集中しており、地方部の受験生は受講できませんでした。だからと言って、地方部の合格率が低かったわけではありません。<br />
有料の受験講座にお金をかけることが、必ずしも合格に近づくことにはならないのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc6">白書を開いて3分で眠くなるなら無理に読まない方がいい</span></h2>
<p>ある若い受験生が、国交通白書を毎晩読む決意をしました。しかし、彼は本を読むことが苦手で、白書を開けば3分で眠くなってしまうのです。それでも彼は、頑張って、毎晩30分は目を開ける努力をしました。<br />
無理はしなくていいと思います。3分で眠くなるのを我慢して30分読んだとしても、ほとんど頭に残らないと思います。無理をすると長続きしません。長続きしないものは、すぐに諦めます。結果、無理をした分だけ時間の無駄です。<br />
白書を開いて3分で眠くなる彼は、白書勉強から過去問勉強に切り替えました。そうすることで、彼は多くの知識を習得できるようになりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc7">不合格原因は勉強方法が合わないだけかもしれません</span></h2>
<p>あなたは、勉強時間を増やせば合格できると考えてはいませんか。そして、違う受験講座を受講すれば合格できると考えてはいませんか。<br />
もしかすると、その考えこそが不合格原因になっているのかもしれないのです。<br />
合格するためのポイントは、多くの合格者が口にする「自分なりの勉強方法」です。自分のライフスタイルや能力に合わせた、最も効率的で有効な勉強方法です。<br />
休日を返上してまで勉強したのにもかかわらず、不合格だったとしたら、勉強不足というより、勉強方法があなたに合っていないだけかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">来年のリベンジに向けて勉強方法の見直しから始めよう</span></h2>
<p>筆記試験に落ちた時、リベンジに向けてまずすべきことは、読み残した白書を読むことでもなく、受験サイトや受験講座を探すことでもありません。まずやるべきことは、自分がやってきた「勉強方法」を見直すことです。<br />
筆記試験で落ちた人は、モチベーションを早く回復して、勉強方法を再考してみましょう。自分に合わない勉強方法を続けても、合格が遠くなるだけです。<br />
決して、諦めることだけはしないでください。諦めた時点で、あなたは絶対に技術士にはなれないのですから。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>技術士が解決する複合的なエンジニアリング問題ってなんだ!?</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-670/</link>
					<comments>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-670/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 07 Aug 2018 09:30:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=670</guid>

					<description><![CDATA[技術士には複合的なエンジニアリング問題を解決する役割があります。最近耳にする複合的とは何なのか？技術士試験でも、その理解度が重要なポイントになりそうです。私も技術士として仕事を続けるため、複合的の意味を考え、自分なりの解 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士には複合的なエンジニアリング問題を解決する役割があります。最近耳にする複合的とは何なのか？技術士試験でも、その理解度が重要なポイントになりそうです。私も技術士として仕事を続けるため、複合的の意味を考え、自分なりの解釈で整理してみました。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">「複合的な問題」は技術士試験の重要キーワード</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">文科省の定義がザックリ過ぎて具体的イメージがわかない</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">IEAの定義はアカデミック過ぎて難しい</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">自分なりの解釈でIEA定義を整理してみた</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まずは、複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つを考える</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">「明白な解決策がなく」の真意を深堀りしてみる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">問題解決・課題遂行能力の概念も理解しやすくなる</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">最後にエンジニアリングとは何かを知る</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">「複合的な問題」は技術士試験の重要キーワード</span></h2>
<p>2016年12月に文科省から公表された「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/1381612.htm">今後の技術士制度の在り方について</a>」では、技術士像として「複合的なエンジニアリング問題を解決する技術者」をイメージしています。</p>
<p>また、技術士コンピテンシーの説明や、二次試験の「問題解決能力及び課題遂行能力」の概念にも「複合的な問題」というワードを使っています。</p>
<p>このように、技術士試験はもちろん、技術士として仕事をする上でも「複合的な問題」が極めて重要なキーワードになっています。</p>
<p>「複合的な問題」の意味を知らずして技術士合格なし、そう言っても過言ではないでしょう。</p>
<h2><span id="toc2">文科省の定義がザックリ過ぎて具体的イメージがわかない</span></h2>
<p>「複合的な問題」の定義を探して見ると、意外と書かれているものが少ないのが現状です。</p>
<p>それでも、「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/1381612.htm">今後の技術士制度の在り方について</a>」の別紙5、「今後の技術士二次試験の在り方について」の中で次のように書かれており、これがオーソライズされた定義になっています。</p>
<blockquote><p>「複合的な問題とは、広範囲な又は相対立する問題を含み、その問題を把握する時点において明白な解決策がなく、様々な面において重大な結果をもたらすものである」</p></blockquote>
<p>なんとなく分かるのですが、ザックリ過ぎて具体的なイメージがわかないのも事実です。</p>
<p>受験申込み時の業務経歴書の詳述業務には、ここに書いてあるような複合的な問題を解決した業務を書きましょうと言っても、どんな業務を書けば良いのか、分からないと思います。</p>
<p>「明白な解決策が無い業務経験が無ければ技術士になれないのでしょうか？」</p>
<p>そう質問してくる受験者もいるのではないでしょうか？</p>
<h2><span id="toc3">IEAの定義はアカデミック過ぎて難しい</span></h2>
<p>文科省がイメージする技術士像は、国際エンジニアリング連合（IEA）が定める「Graduate Attributes and Professional Competencie（GA＆PC）」をベースにしています。JABEEのレベルもこれがベースになっています。</p>
<p>GA＆PCは英語で書かれていますが、文科省ではこれを日本語に翻訳して、技術士制度の議論に使ってきました。ちなみに翻訳版と原文が、文科省の「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/011/siryo/1353933.htm">第7期技術士分科会制度検討特別委員会（第11回）</a>」の配付資料からダウンロードできます</p>
<p>複合的な問題の定義は、GA＆PCの4.1に書かれていています。以下翻訳版から抜粋したものです。</p>
<blockquote><p>【複合的な問題（Complex Problems）】IEA-GA&amp;PCより抜粋</p>
<ul>
<li><strong>定義：</strong>多くが専門分野の最先端にある、又はその情報に基づく広く深いエンジニアリング知識なくしては解決し得ない、以下の特性のいくつか又は全てを有するエンジニアリング問題</li>
<li><strong>要求事項相互間の矛盾の程度：</strong><span style="color:#ff0000;">広範囲な又は相対立する</span>、テクニカルな問題、エンジニアリング問題、及び他の問題を含んでいる</li>
<li><strong>求められる分析の深さ：</strong><span style="color:#ff0000;">明白な解決策がなく</span>、適切なモデルを考案するための解析に、抽象的思考と独創性が求められる</li>
<li><strong>求められる知識の深さ：</strong>多くが専門分野の最先端にある又はその情報に基づく、そして、基本に帰り原理に立った分析アプローチを可能にする研究ベースの知識を必要とする</li>
<li><strong>問題に対する熟知度：</strong>めったには直面しない問題を含んでいる</li>
<li><strong>基準適用の可能性：</strong>専門職のエンジニアリング活動の基準や規範で成し遂げられる問題の範囲を超えている</li>
<li><strong>利害関係者の関与範囲と、それぞれの要求の合判度合：</strong>広く異なる要求を有する多様な利害関係者の集団を含む</li>
<li><strong>結果：</strong><span style="color:#ff0000;">様々な面で重大な結果をもたらす</span></li>
<li><strong>相互依存性：</strong>多くの構成要素又は下位の問題を含むハイレベルな問題である</li>
</ul>
</blockquote>
<p>赤文字のフレーズを繋ぐと、先ほどの文科省のザックリ定義になるのが分かります。</p>
<p>いろいろ書いてありますが、アカデミック過ぎて理解するのが難しいと感じるのは、私だけではないと思います。</p>
<h2><span id="toc4">自分なりの解釈でIEA定義を整理してみた</span></h2>
<p>IEAの定義がわかり難いので、自分なりに解釈して整理してみました。</p>
<p>複合的な問題とは、次の8つの問題が複数含まれる問題と捉えれば良いのではないかと思うのです。</p>
<p><strong>①複数の要因が絡む問題</strong></p>
<p><strong>②トレードオフの解決が必要な問題</strong></p>
<p><strong>③重大なリスクを含む問題</strong></p>
<p><strong>④標準的手法で解決できない問題</strong></p>
<p><strong>⑤解決マニュアルが無い問題</strong></p>
<p><strong>⑥極めて稀な事象を含む問題</strong></p>
<p><strong>⑦利害関係者の調整が必要な問題</strong></p>
<p><strong>⑧複数の専門技術が必要となる問題</strong></p>
<p>この内、最も重要なのが①②③、次に重要なのが④⑤だと思います。業務経歴票の作成に向けては、①～⑤の問題を含む業務経験を洗い出して見ると良いと思います。⑥⑦⑧は、あまり意識し過ぎない方が良いかもしれません。</p>
<h2><span id="toc5">まずは、複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つを考える</span></h2>
<p>複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つの問題を考えれば、複合的な問題を解決した業務は、意外と簡単に見つかります。</p>
<p>複数要因とトレードオフは、どんな業務にも多かれ少なかれ含まれていると思います。品質・コスト・納期だけでも3つの要因がトレードオフ関係になるはずです。</p>
<p>そして、それを解決しなければ重大な結果につながる、すなわち重大リスクを含む業務を考えます。</p>
<p>重大リスクとは、公益を考えるとわかりやすいです。エンドユーザーの安全が脅かされ、不利益を受けるリスクは重大リスクですし、環境の保全が脅かされるのも重大リスクです。</p>
<p>例えば、コストを抑えると安全基準が確保できないリスクは重大リスクになります。コストを優先して品質改ざんした結果、大事故や健康被害を起した会社で考えるとわかりやすいかもしれません。</p>
<p>問題の要因が複数あるということは、問題の範囲が広いということ、トレードオフは問題が相対立するということ、重大リスクは重大な結果をもたらすということです。それにトレードオフやリスク対策に絶対的な答えはありません。つまり明白な解決策がないということです。</p>
<p>そう考えると文科省の定義の意味も少し見えてくるのではないでしょうか。</p>
<p>「複合的な問題とは、広範囲な<span style="color:#ff0000;">（複数要因が絡む）</span>又は相対立する問題<span style="color:#ff0000;">（トレードオフ）</span>を含み、その問題を把握する時点において明白な解決策がなく<span style="color:#ff0000;">（絶対的正解がなく）</span>、様々な面において重大な結果をもたらす<span style="color:#ff0000;">（重大リスクを含む）</span>ものである」</p>
<h2><span id="toc6">「明白な解決策がなく」の真意を深堀りしてみる</span></h2>
<p>複数要因が絡むトレードオフ問題は、解決策は一つではなく複数あるということです。さらに複数要因が絡むということは、問題や解決策の有効性も時間や環境の変化で変わるということにもなります。</p>
<p>例えば、現在はインフラ維持管理が大問題ですが、建設当時は経済成長の基盤整備の方が大問題だったわけで、インフラは維持管理よりも整備が優先されていました。つまり、インフラの問題は時間と共に変化し、その時の状況に応じて解決策の有効性は変わってきたということです。</p>
<p>すなわち、複合的な問題の解決策には絶対的な答えが一つあるのではなく、時間と環境により解決策の有効性は変化すると言うことです。</p>
<p>文科省の定義に「その問題を把握する時点において明白な解決策がなく」とわざわざ時間的要素を書き加えて、明白な解決策（絶対的な正解）はないとしているのは、複合的な問題にはそういう特徴があるからなのでしょう。</p>
<h2><span id="toc7">問題解決・課題遂行能力の概念も理解しやすくなる</span></h2>
<p>複合的な問題の意味が理解できたなら、筆記試験で試される問題解決・課題遂行能力の概念を見てみましょう。</p>
<blockquote><p>社会的なニーズや技術の進歩に伴い，社会や技術における様々な状況から，<strong>複合的な問題</strong>や課題を把握し，社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て，問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力</p></blockquote>
<p>複数要因・トレードオフ・重大リスクを把握するために調査・分析は必要です。しかも、明白な答えはないので、社会的利益や技術的優位性などの多様な視点から調査・分析をしなければなりません。</p>
<p>問題が明らかになれば、それを解決する方向性を定める必要があります。それが課題の抽出になります。課題が抽出できれば、解決策を示すのはそれほど難しいことではありません。</p>
<p>筆記試験では、問題文で与えられたテーマについて、複合的な問題と捉えて課題を抽出できるかどうかがポイントになりそうです。</p>
<h2><span id="toc8">最後にエンジニアリングとは何かを知る</span></h2>
<p>ここまでは複合的な問題について考えてきましたが、最後にエンジニアリングとは何かを考えてみたいと思います。</p>
<p>IEA-GA&amp;PCの序文で、エンジニアリングのことについて次のように書かれています。</p>
<blockquote><p>１序文・・・IEA-GA&amp;PCより抜粋</p>
<p>エンジニアリングとは、人々の必要を満たし、経済を発展させ、また、社会にサービスを提供するために不可欠な活動である。エンジニアリング活動には、数学、自然科学、及びエンジニアリング知識、テクノロジー、並びにテクニックの体系の合目的応用が含まれる。エンジニアリング活動には、しばしば不確定な状況の下で、その効果が最大限得られると予想される解決策を生み出すことが求められる。エンジニアリング活動は、便益をもたらす一方で、負の結果をもたらす可能性がある。それ故、エンジニアリング活動は、責任を持って、倫理的に、また、利用可能資源を効率的に使用しながら、経済的に、健康と安全を守りつつ、環境面で健全かつ持続可能な方法で、そのシステムが作られてから廃棄されるまでの全体にわたってリスクを全般的に管理しながら行われなければならない。</p></blockquote>
<p>この文章、技術士（プロフェッショナル・エンジニア）が果たすべき役割を的確に表現しているのではないでしょうか。口頭試験で「技術士とはどういう人だと思いますか？」と質問された時、回答に思わず使いたくなるフレーズが満載です。</p>
<p>エンジニアリングとは、技術士としての活動のことであり、科学技術が持つ良い面と悪い面を常に考えながら、公益確保を最優先にして最適な解決策を提供する活動だと解釈できそうです。</p>
<h2><span id="toc9">まとめ</span></h2>
<p>複合的なエンジニアリング問題を、私なりに解釈するとこうなりました。</p>
<p><strong>「複数要因が絡みトレードオフや重大リスクが含まれ、技術士に解決を託すべき問題」</strong></p>
<p>皆さんも、技術士が解決する複合的なエンジニアリング問題とは何かを、自分なりに整理して見てはどうでしょう。技術士への理解が、より深まると思います。</p>
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		<title>技術士合格のカギを握る。問題解決に必要な4つの重要スキルとは？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 25 Jul 2018 08:23:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<category><![CDATA[問題解決]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士に必要な問題解決能力。その意味をコンピテンシーの説明文から探ると4つの重要スキルが見えてきます。二次試験では、願書提出から口頭試験までの全過程で問題解決能力が試されます。そのため、この4つの重要スキルが合否のカギを [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-634" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280.jpg" alt="" width="1280" height="672" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280.jpg 1280w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280-300x158.jpg 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280-1024x538.jpg 1024w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280-768x403.jpg 768w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2018/07/problem-2731501_1280-320x168.jpg 320w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>技術士に必要な問題解決能力。その意味をコンピテンシーの説明文から探ると4つの重要スキルが見えてきます。二次試験では、願書提出から口頭試験までの全過程で問題解決能力が試されます。そのため、この4つの重要スキルが合否のカギを握るかもしれません。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">コンピテンシーの中で最も重要なのが問題解決</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">問題解決の説明文に隠された4つの重要スキル</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">複合的な問題に対応する能力</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">問題の内容を明確にする能力</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">相反する要求事項を考慮する能力</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">影響の重要度を考慮する能力</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">コンピテンシーの中で最も重要なのが問題解決</span></h2>
<p>技術士に求められるコンピテンシーとは、「専門学識・問題解決・マネジメント・評価・コミュニケーション・リーダーシップ・技術者倫理・継続研さん」の8つです。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/page-631/">技術士に求められるコンピテンシー</a></p>
<p>この内、最も重要なのが「問題解決」です。技術士二次試験は、業務経歴票、筆記試験、口頭試験のいずれにおいても、この問題解決能力を確認されます。旧制度では、問題解決のことを課題解決と言っていましたが、本質的には同じことです。</p>
<p>技術士二次試験では、問題解決能力があると認められない限り、いくら知識があっても合格できません。つまり、問題解決の意味を理解しなければ、合格は難しいということです。</p>
<h2><span id="toc2">問題解決の説明文に隠された4つの重要スキル</span></h2>
<p>公表されている「技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）」の説明文には、問題解決について次のように書かれています。</p>
<p>この説明文で着目したいのが、赤文字の4フレーズ。少しわかり難いのですが、これらのフレーズに技術士に必要な4つの重要なスキルが隠れています。</p>
<blockquote><p>【問題解決】・・・公表説明文</p>
<ul>
<li>業務遂行上直面する<span style="color:#ff0000;"><strong>複合的な問題に対して</strong></span>、これらの<span style="color:#ff0000;"><strong>内容を明確にし</strong></span>、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。</li>
<li>複合的な問題に関して、<span style="color:#ff0000;"><strong>相反する要求事項</strong></span>（必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等）、それらによって及ぼされる<span style="color:#ff0000;"><strong>影響の重要度を考慮</strong></span>した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。</li>
</ul>
</blockquote>
<h3><span id="toc3">複合的な問題に対応する能力</span></h3>
<p>現代社会が抱える問題は、1つの技術分野のみで解決できるものばかりではありません。</p>
<p>例えば大規模災害は、気象・地形・地盤などの自然要因だけではなく、開発・施設・避難などの社会要因も複雑に関連して発生します。</p>
<p>技術士が複雑な問題を解決するためには、自身の専門技術を含め、どの分野の技術が必要かを適切に見極める能力が必要なのです。そして他分野の専門家と連携を取りながら、問題に対応する能力も必要となります。</p>
<h3><span id="toc4">問題の内容を明確にする能力</span></h3>
<p>問題を捉える場合、「誰にとって何が問題」なのかを明らかにすることが重要です。それによって、調査・分析も提案する解決策も変わってくるからです。</p>
<p>例えば、住民にとって洪水発生が問題なら、ダム建設は有効な対策かもしれません。しかし、ダムを建設によって、観光産業や水産業は衰退するかもしれないのです。つまり、誰のためかという観点が変われば、対策の有効性も変わってくるのです。</p>
<p>問題の内容が明確になれば、「誰のために何をすべきか」も明らかになります。すなわち、課題の抽出や解決に向けてやるべきことが明確になるのです。</p>
<h3><span id="toc5">相反する要求事項を考慮する能力</span></h3>
<p>相反する要求事項とはトレードオフのことで、品質とコストの関係を考えるとわかりやすいと思います。品質を上げるためにはコストを犠牲にし、コストを下げるには品質を犠牲にしなければいけません。</p>
<p>トレードオフの難しいところは、どこで折り合い点をつけるかということです。トレードオフ問題は、公共事業でも安全性とコスト、品質と工期などたくさんあります。</p>
<p>トレードオフの最適解をクライアントやユーザーに提供することは、技術士にとっての重要な役割なのです。</p>
<h3><span id="toc6">影響の重要度を考慮する能力</span></h3>
<p>これは、リスクの分析・評価を適切できる能力を要求するものです。技術士には、取り扱う技術のリスクを最小とする役割があります。そのために、リスクを分析し、評価できる能力が必要なのです。</p>
<p>例えば、安全性とコストのトレードオフ問題で、安全性を重視してコストを犠牲にすれば、予算オーバーのリスクが残ります。ですから、予算オーバーの影響を分析して評価する必要があるのです。安全第一の対策にもリスクが存在しているということです。</p>
<p>技術士には、クライアントやユーザーにメリットの説明だけではなく、リスクも説明する使命があるのです。</p>
<h2><span id="toc7">まとめ</span></h2>
<p>技術士のコンピテンシーの説明文から見えた、問題解決に必要な4つの重要スキルをまとめると以下のようになります。</p>
<ol>
<li>多分野にまたがる問題にも対応する能力</li>
<li>誰にとっての問題かを明確にする能力</li>
<li>トレードオフの最適解を提案する能力</li>
<li>潜在リスクを分析・評価・説明する能力</li>
</ol>
<p>経歴票の業務詳細、筆記試験の必修科目Ⅰと選択科目Ⅲ、口頭試験において、この4つのスキルを発揮して問題解決できることをアピールすべきです。</p>
<p>そこが試験官に伝われば、合格は大きく近づくのですから。。。</p>
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