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	<title>onowith</title>
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	<description>建設技術者育成支援サイト</description>
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		<title>技術士第二次試験受験申込シートの業務経歴・業務内容詳細の記入方法</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/2026application/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 26 Mar 2026 03:14:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験申込]]></category>
		<category><![CDATA[受験申込書]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士第二次試験の合格に向けては、受験申込みExcelシートにおける業務経歴と業務内容詳細の記入が極めて重要です。今回はこの2つのセルの記入方法について最新の知見を踏まえて解説します。 &#160; 受験申込みExcel [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士第二次試験の合格に向けては、受験申込みExcelシートにおける業務経歴と業務内容詳細の記入が極めて重要です。今回はこの2つのセルの記入方法について最新の知見を踏まえて解説します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>受験申込みExcelシートに記入する経験業務の絶対条件</strong></h2>
<p>現行の第二次試験の目的は、複合的なエンジニアリング問題を解決できる能力を確認することです。その判定基準として定めたのが、技術士に求められる資質能力（コンピテンシー）です。コンピテンシーは、技術士が複合的な問題を解決するのに最低限必要な資質能力です。</p>
<p>コンピテンシーの有無は基本的に筆記試験で判定されます。口頭試験では、複合的な問題を解決できる実務能力、技術士として必要な倫理観と継続研さんの認識が確認されます。</p>
<p>このうち、複合的な問題を解決した実務能力については、受験申込み時に提出する実務経験証明書が参考資料として使われます。実務経験証明書とは、受験申込みExcelシートをPDF出力した際の2枚目のペーパーのことです。口頭試験の試験官は、実務経験証明書からコンピテンシーを発揮してきた業務経歴と問題解決プロセスの実践経験を確認します。</p>
<p>口頭試験の試問事項「技術士としての実務能力」では、試問対象コンピテンシーが、①マネジメント・評価、②コミュニケーション・リーダーシップとなっています。この2組の試問対象コンピテンシーの確認内容は、次のように決まっています。</p>
<div class="blank-box"><u>口頭試験における「技術士としての実務能力」の確認内容<br />
</u>①マネジメント・評価：問題解決能力・課題遂行能力の筆記試験において問うものに加えて、実務の中で複合的な問題についての調査・分析及び解決のための課題を遂行した経験等を確認<br />
②コミュニケーション・リーダーシップ：多様な関係者と明確かつ効果的に意思疎通し、多様な利害を調整できることを確認<br />
<span style="font-size: 14px;">（「今後の技術士制度の在り方について」よりonowith加筆）</span></div>
<p>①の確認内容は、マネジメント・評価というより問題解決のコンピテンシーに近い内容です。複合的な問題を解決した業務では、事前・中間・事後で結果や影響の評価を行い、多様なリソースのマネジメントも行う必要があります。そのため、マネジメントと評価の実務能力を確認すれば、問題解決の実務能力も確認できるということです。</p>
<p>したがって、受験申込みExcelシートには、コンピテンシーを発揮して複合的な問題を解決した業務経験を記入しておくことが、合格への絶対条件になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>コンピテンシーが必要な技術士にふさわしい業務とは</strong></h2>
<p>コンピテンシーは、IEA（国際エンジニアリング連合）が定める専門職としての知識・能力（PCプロファイル）と整合するように規定しています。コンピテンシーでは、継続研さんを除く7項目で「業務」という言葉が出てきますが、この「業務」とは、PCプロファイルにおける「複合的活動」のことです。</p>
<p>IEAでは「複合的活動」について、５つの特性が複数又は全部含まれる業務だと定義しており、技術士にふさわしい業務も同様だと考えるべきです。IEAの「複合的活動」の定義を私なりに解釈すると、コンピテンシーが必要な技術士レベルの業務は、以下の5つの特性が複数含まれる業務だと考えることができます。</p>
<div class="blank-box"><u>技術士にふさわしい業務に含まれる特性</u><br />
特性①：多種多様なリソースの活用を伴う<br />
特性②：相互作用の最適な解決が必要<br />
特性③：革新的な解決策の創出を含む<br />
特性④：社会環境に重大な影響を及ぼす<br />
特性⑤：原理原則からのアプローチを適用</div>
<p>上記の特性のうち、特性①⑤は業務遂行に必要な項目であり、全ての業務に含まれます。これに対し、特性②③④は個別業務に含まれる問題の特性です。</p>
<p>つまり、技術士にふさわしい業務とは、上記の特性②③④のいずれかが含まれる問題を解決した業務だということです。そして、その業務における問題解決にあたっては、特性①⑤を必ず実行していますから、5つの特性が複数含まれることになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>コンピテンシーを発揮した経験業務の見つけ方</strong></h2>
<p>上記に示した技術士にふさわしい業務に含まれる特性②③④を踏まえると、コンピテンシーを発揮して問題解決した経験業務は、以下の3パターンに特定できます。</p>
<div class="blank-box"><u>コンピテンシーを発揮した業務の問題解決パターン</u><br />
パターン1：トレードオフの要求事項を最適化した業務<br />
パターン2：マニュアルが無く解決策を導き出した業務 <br />
パターン3：重大な悪影響を予見して回避した業務</div>
<p>このうちパターン1のトレードオフ関係の要求事項は、多くの業務で体験しているはずです。予算は無いけど安全を確保できた、工期は短いけど予定通り完了できたなど、自分の経験を振り返ればたくさん見つかるはずです。また、比較検討して工法選定した業務では、安全性、経済性、施工性などのトレードオフの要求事項を最適化しているはずです。</p>
<p>パターン2のマニュアルが存在しないケースも多々あるはずです。マニュアルはあくまで汎用的な指針であり、すべての個別事象を網羅しているわけではありません。たとえ最終的な手法がマニュアルに準じたものであっても、その業務への適用性を自ら検討・検証したプロセスがあれば、その業務はこのパターンに該当します。</p>
<p>パターン3の重大な悪影響を招く業務は、公共性の高い建設分野では誰もが経験しているはずです。あなたが行った業務により事故やトラブルが起こっていないのであれば、それはあなたが潜在的なリスクを予見し、未然に回避するための技術的工夫を施したからです。技術的な工夫とは、基本原理を応用した工夫であり、高度な技術は必要ありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>技術士にふさわしい業務を端的に表記する方法</strong></h2>
<p>技術士にふさわしい業務の内容を端的に表現するには、専門分野、問題箇所、問題特性、解決方法、業務形態を表わす情報ワードを下表のように設定し、これらを組み合わせるのが効果的です。</p>
<p id="KdSlKpx"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bba411857.png"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone wp-image-3315" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bba411857.png" alt="" width="392" height="323" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bba411857.png 536w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bba411857-300x247.png 300w" sizes="(max-width: 392px) 100vw, 392px" /></a></p>
<p>組み合わせる順番は前後して構いませんが、文章の最後は業務形態の情報ワードにします。そうすると、次のように簡潔に業務内容を表記できるようになります。</p>
<p>「道路盛土の施工管理における品質確保と工期短縮の最適化検討」<br />
「スレーキング地盤の切土のり面における安定解析と設計勾配の提案」<br />
「沿岸橋梁のコンクリート主桁における塩害による劣化診断と補修設計」</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>業務経歴は経験年数相応の成長過程が見えるように記入</strong></h2>
<p>経歴10年以下の若手技術者は、無理に高度な業務経験を記入する必要はありません。試験管も、上司の下で業務を行ったことはわかるので、自分に与えられた役割と責任範囲を説明できるようにしておくことが重要です。</p>
<p>経歴20年程度の中堅技術者に対しては、まさに技術士レベルの業務を第一線で実践していると見られるので、近年の業務実績について自信を持って記入しましょう。</p>
<p>経歴30年超の熟練技術者は、管理職が多いので、管理や指導という表現を入れたがりますが、部下を監視していただけだと思われないように、計画・設計・評価・検討など、自分が行った業務を表す言葉と組み合わせるようにします。管理職の場合、部下の業績のパクリではないかと疑われる場合もあるので、自分の業績と部下の業績を区別することが重要です。</p>
<p>業務経歴は、コンピテンシーのレベルを向上させてきた過程の確認にも使われます。ですから、経歴１や経歴2の初期段階の業務を詳述するのも避けた方が良いと思います。また、業務内容に具体的な現場名やプロジェクト名は必要ありません。それらを書いても加点要素にはならず、むしろあなたの役割が見え難くするだけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>問題解決ストーリーを指標とする詳述業務の選定方法</strong></h2>
<p>詳述業務をどれにするかは、受験申込書の作成で最も悩ましい問題だと思います。しかし、選定基準を次のようにすれば、比較的簡単に詳述業務を選ぶことができます。</p>
<div class="blank-box"><u>詳述業務の選定基準<br />
</u>①問題解決ストーリーがわかりやすい<br />
②問題解決のプロセスが示しやすい<br />
②チーム内での役割を明確にできる</div>
<p>経歴欄の後半に挙げた業務は、先に示した問題解決パターンのいずれかに該当しているはずです。業務内容詳細から、その解決ストーリーが容易に読み取れれば、複合的な問題を解決した実務経験は自ずと伝わります。ですから、「問題解決ストーリーがわかりやすい」業務を選ぶことを優先にすべきです。</p>
<p>次に、口頭試験では、複合的な問題の解決プロセス（目標設定→現状把握→問題分析→課題設定→対策立案→結果検証→評価改善）の実践経験を確認されます。そのため、詳述業務は、「問題解決プロセスが示しやすい」業務を選ぶのが有効です。</p>
<p>また、通常の業務はチームで遂行しますが、口頭試験はチームの問題解決能力ではなく、あなたの問題解決能力を確認しています。そのため、詳述業務では、チーム内における「あなたの役割を明確に説明できる」業務でなければなりません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>業務内容詳細には複合的な問題の解決プロセスを記入</strong></h2>
<p>Excelの入力説明では、業務内容詳細には「業務の目的、立場と役割、技術的内容及び課題、技術的成果など」を記入するように示されます。しかし、現行の試験制度の基本方針を示した「今後の技術士制度のあり方」では、業務経歴には「業務の内容、業務を進める上での問題や課題、技術的な提案や成果、評価及び今後の展望など」の記載を求めることとしており、実際の口頭試験でもそれらが試問されています。<br />
口頭試験の試験官は、提出された業務内容の詳細から複合的な問題の解決プロセスを読み取り、問題解決においてコンピテンシーをどのように発揮したかを確認していきます。試験管に複合的な問題の解決で発揮したコンピテンシーを見せるには、次のように問題の解決手順を次の7ステップで整理し、各ステップにおける思考プロセスを示すのが効果的です。</p>
<p id="TfljtUp"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bc4812a48.png"><img decoding="async" class="alignnone wp-image-3316" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bc4812a48.png" alt="" width="535" height="245" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bc4812a48.png 886w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bc4812a48-300x137.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69c4bc4812a48-768x351.png 768w" sizes="(max-width: 535px) 100vw, 535px" /></a></p>
<p>業務内容詳細は720文字しか使えず、細かな内容まで詰め込むことは不可能です。そのため、問題解決の思考プロセスが概ね伝われば良く、詳しいことは口頭試験で聞かれてから答えるようにします。</p>
<p>業務内容詳細では、技術力の高さを見せようとして、たくさんの要求事項、難しい技術、最新工法などを書き並べたくなるかもしれません。しかし、試験官が確認したいのはそのようなことではなく、あなたが普段どのような考えで問題を解決しているかです。</p>
<p>あなたの思考プロセスが技術士レベルであるなら、今後さらに難しい複合的な問題に直面しても、きっと同じような思考プロセスで解決できるだろうと判断してくれます。難しいことをやりましただけでは、思考プロセスは見えないので、あなたのコンピテンシーに対する評価は低くならざるを得ません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>業務内容詳細における採点対象コンピテンシーの伝え方</strong></h2>
<p>口頭試験における「技術士としての実務能力」の採点対象は、①マネジメント・評価、②コミュニケーション・リーダーシップです。業務内容詳細で採点対象コンピテンシーを発揮したことを伝えるには、次の方法が有効です。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>①マネジメント・評価の伝え方</strong></span><br />
マネジメントは、多様な要求事項を満たすためにPDCAを回しながら人員・予算・設備・機器・情報・データ・ソフトウエアなどの限られた業務リソースを有効に配分（使い分け）する能力を規定しています。マネジメント能力を伝えるには、課題、対応、検証、改善の流れに沿って書くことが重要です。品質確保が課題なら、対応は品質確保への工夫であり、結果は品質の確認になります。そして最後に改善の余地を示すことでPDCAにおける資源配分能力は伝わります。</p>
<p>評価は、業務プロセス各段階における結果（アウトプット）および成果（アウトカム）に対して、妥当性を確認する能力を規定しています。評価能力は、各プロセスにおいて「課題と捉えた」、「有効と判断した」、「評価している」、「改善していく」などの表記を入れることで伝わります。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong> </strong><strong>①コミュニケーション・リーダーシップの伝え方</strong></span><br />
コミュニケーションは、関係者と相互理解を成立させて、関係者全員の知恵をフル活用して協働しながら問題を解決できる能力を規定しています。コミュニケーション能力は、各プロセスにおいて「協議した、説明した、調整した、提案した、了承された」などの表記を入れることで伝わります。</p>
<p>リーダーシップは、目標達成に向けてチームメンバーが果たすべき役割を設定する能力、および関係者間の対立を解消してチームの結束力を維持する能力を規定しています。たとえ担当者であっても、目標達成に向けて自分の役割を上司と調整し、他の担当者と利害調整したのであれば、リーダーシップを発揮したことになります。リーダーシップは、自分の役割（責任範囲）を明確にしたうえで、「協議、説明、調整、提案、了承」など、コミュニケーションを表す言葉を使うことで伝わります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>おわりに</h2>
<p>受検申込書はさっさと出して、早めに筆記試験の準備に取り掛かった方が合格しやすいと考えがちです。しかし、業務経歴や業務内容詳細を安易に作成したことで、口頭試験で失敗している人は少なくありません。筆記試験に合格しても技術士になれないのですから、最終関門の口頭試験を見据えて受験申込書の作成に時間をかけることを強くお勧めします。</p>
<p>下記の電子書籍では、業務経歴や業務内容詳細の記載例を示しながら、さらに詳しく説明しています。</p>
<div class="kattene">
    <div class="kattene__imgpart"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://onowith.stores.jp/items/699e7fc5401c313d9863ac9d"><img decoding="async" width="160" height="160" loading="lazy" src="https://m.media-amazon.com/images/I/61NerlvybML._SY522_.jpg" ></a></div>
    <div class="kattene__infopart">
      <div class="kattene__title"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://onowith.stores.jp/items/699e7fc5401c313d9863ac9d">技術士にふさわしい実務経験証明書の書き方</a></div>
      <div class="kattene__description">オノカツヒロ著　1,500円（令和8年2月25日発売）</div>
      <div class="kattene__btns __two"><div><a rel="noopener" class="kattene__btn __orange" target="_blank" href="https://onowith.stores.jp/items/699e7fc5401c313d9863ac9d">PDF</a></div><div><a rel="noopener" class="kattene__btn __blue" target="_blank" href="https://amzn.asia/d/0eLMdmjH">kindle</a></div></div></div></div>
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		<item>
		<title>技術士試験で観点明記の要求が強まる理由と高得点につながる解答方法</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/problem-analysis-viewpoints/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Mar 2026 08:38:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
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					<description><![CDATA[必須科目Ⅰと選択科目Ⅲでは課題抽出の観点を明記するよう要求されます。観点明記への要求は年々変化しており、最近では必ず観点を先に示すよう強く要求する設問が増えつつあります。本稿では、その理由と高得点につながる解答方法を解説 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>必須科目Ⅰと選択科目Ⅲでは課題抽出の観点を明記するよう要求されます。観点明記への要求は年々変化しており、最近では必ず観点を先に示すよう強く要求する設問が増えつつあります。本稿では、その理由と高得点につながる解答方法を解説します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>設問(1)で問われる課題抽出の観点とは</strong></h2>
<p>必須科目Ⅰと選択科目Ⅲの設問(1)は、コンピテンシー「問題解決」の第1項（黒丸1）を確認する設問です。「問題解決」の第1項には、「業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義し、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること」とあります。つまり、設問(1)の解答から、複合的な問題の要因を抽出して分析する能力を確認しているということです。</p>
<p>複合的な問題は、複数の個別問題で構成される全体問題です。複合的な問題の要因を抽出するとは、全体問題を大きくしている個別問題を特定するということです。そして、特定した個別問題の要因を分析すれば、個別問題を小さくするための課題を抽出することができます。</p>
<p>したがって、設問(1)で問われる課題抽出の観点とは、複合的な問題を大きくしている個別問題を特定するための異なる視点だと言えます。例えば土砂災害対策では、気象・地質・地形などの異なる視点から、それに起因する個別問題を特定しなければ、対策に向けた課題は抽出できません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>設問(1)における課題と観点の問われ方</strong></h2>
<p>下表は、必須科目Ⅰにおける課題と観点の問われ方を過去７年分並べたものですが、課題と観点の示し方の指示が年度ごとに変化していることがわかります。また、課題と観点の示し方の指示は、４つのパターンに分類できます。</p>
<p id="oeCgWgF"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a3ec0ea0028.png"><img decoding="async" class="  alignnone wp-image-3291" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a3ec0ea0028.png" alt="" width="528" height="384" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a3ec0ea0028.png 812w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a3ec0ea0028-300x218.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a3ec0ea0028-768x559.png 768w" sizes="(max-width: 528px) 100vw, 528px" /></a></p>
<p><u>課題と観点の示し方の指示分類<br />
</u>① 多面的観点から課題を抽出し分析せよ<br />
② 課題を抽出し、その内容を観点とともに示せ<br />
③ 観点を明記したうえで、課題の内容を示せ<br />
④ 解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ</p>
<p>①②は課題抽出を優先した指示であり、③④は観点明記を優先した指示です。上表を見れば、年度が進むにつれて、観点明記への要求が強まっていることがわかります。このような変化は、選択科目Ⅲでも見られます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>観点明記への要求を強めてきた変遷</strong></h2>
<p>次表は、必須科目Ⅰと選択科目Ⅲで出題された2問について、観点明記への要求を強めてきた変遷をまとめたものです。セル内の記号は観点明記への要求の強さを表しており、「空白→△→〇→●」の順に要求は強くなっています。</p>
<p id="pGgefUX"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a8ef8683d6f.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="  alignnone wp-image-3299" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a8ef8683d6f.png" alt="" width="474" height="459" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a8ef8683d6f.png 631w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2026/03/img_69a8ef8683d6f-300x290.png 300w" sizes="(max-width: 474px) 100vw, 474px" /></a></p>
<p>R1,R2年度は、課題抽出を優先する指示がほとんどで、観点明記を強く求めてはいませんでした。</p>
<p>しかし、R3年度以降は、観点を明記してから課題の内容を示す指示に変わっています。R5年度の施工計画では、「解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ」と観点明記を強く指示をする表記がはじめて使われ、R6,R7年度には必須科目や他の選択科目に広がっています。</p>
<p>このように、「観点を先、課題は後」の順番で解答する要求は、年々強まっていることから、それに従わない解答への減点幅も年々大きくなっていると考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>観点を先に示す要求を強めてきた理由</strong></h2>
<p>技術士のコンピテンシーはH26年に作成され、H27年に公開された「修習技術者のための修習ガイドブック第3版」に掲載されていました。しかし、コンピテンシーが二次試験に導入されるまで、その存在すら知らない技術士も多く、修習技術者の育成にも反映されることは少なかったと思います。</p>
<p>平成時代の二次試験にも「多面的観点から課題を述べよ」という設問はありましたが、観点を先に示す要求はありませんでした。そのため、コンピテンシーを導入したばかりR1,R2年度は、作問者・受験者ともにコンピテンシーへの理解度が進んでおらず、平成時代の感覚のまま試験が実施され、観点を先に示す必要性を感じていなかったのかもしれません。</p>
<p>観点を先に示す要求が強まったR3年（2021年）は、技術士のコンピテンシーのベースとなっている、国際エンジニアリング連合のプロフェショナルコンピテンシーが改定された年です。それに合わせて技術士のコンピテンシーも改訂しなければならず、R6年（2024年）には国際エンジニアリング連合の承認を得る必要がありました。</p>
<p>この頃から、コンピテンシーの本質を踏まえた試験制度に取組む姿勢が強まってきたように思われます。また、R5年度の受験申込み案内からは、コンピテンシーを確認する試験制度に変更されていることを、目立つように太文字で記載するようになっています。</p>
<p>設問(1)で確認する「問題解決」の第1項（黒丸１）は、複合的な問題の分析能力を規定しています。その分析能力を確認する試験官にとって、複合的な問題を大きくしている個別の問題をどのような視点から特定し、分析しているは重要な評価項目になります。平成時代のように課題を述べるだけであれば、それは単なる知識でしかなく、分析能力は確認できません。</p>
<p>このように、コンピテンシーの本質を踏まえた試験制度に変えるために、設問(1)で観点を先に示す要求が強まってきたものと推察できます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>観点を先に示して課題抽出する解答方法</strong></h2>
<p>設問(1)は、コンピテンシー「問題解決」の第1項で規定している「問題分析能力」を採点しているので、「課題に何を挙げたか」は採点に大きく関与しません。採点に大きく関与するのは、複合的な問題に含まれる個別問題をどの観点（視点）から特定し、その要因を分析して課題を抽出したかです。そのロジックが、現代の社会情勢やニーズに照らし合わせて合理的と認められれば、どのような課題を挙げても減点されることは無いはずです。</p>
<p>したがって、設問(1)の解答方法としては、見出しで観点を先に示し、本文で「問題特定→要因分析→課題抽出」の順で書く方法が、最も高得点につながると考えます。</p>
<p>次に「持続可能なインフラメンテナンス」をテーマとした解答例を示します。カラフルに色分けしていますが、<strong>「黒文字が観点明示」「<span style="color: #339966;">緑文字が問題特定</span>」「<span style="color: #0000ff;">青文字が要因分析</span>」「<span style="color: #ff0000;">赤文字が課題抽出</span>」</strong>のパートです。このような構成で解答すれば、設問の指示に従いつつ、採点対象のコンピテンシー（問題分析能力）を示すことができます。</p>
<div class="blank-box"><strong><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">１．持続可能なインフラメンテナンスへの課題抽出</span></strong><br />
<strong><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">（１）「実施方法」の観点からの課題抽出</span></strong><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #008000;">今後、建設から５０年以上経過する施設の割合は加速度的に増加し、それに伴い修繕・更新が必要な施設も加速度的に増大していく。</span><span style="color: #0000ff;">そのため、今後も従来型の点検・修繕方法で対応することは、インフラメンテナンスの持続性を阻害する要因となる。</span></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #ff0000;">よって、対象施設の増大に対応できるように、「点検・修繕の効率化」が課題として抽出できる。</span></span><br />
<strong><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">（２）「施設機能」の観点からの課題抽出</span></strong><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #008000;">近年、自然災害が激甚化・頻発化していることから、超過外力の繰返し作用し、老朽化インフラの機能低下が急速に進行していく。</span><span style="color: #0000ff;">そのため、被災するたびに補修・補強・更新を要する施設が増大し、インフラメンテナンスの持続性を阻害する要因となる。</span></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #ff0000;">よって、自然災害による劣化進行を遅らせるために、「超過外力の軽減」が課題として抽出できる。</span></span><br />
<strong><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">（３）「管理体制」の観点からの課題抽出</span></strong><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #008000;">多くの地方自治体が、予算不足や技術力不足により、十分な点検・修繕を実施できない状況となっている。</span><span style="color: #0000ff;">そのため、従来のような自治体ごとの管理体制を続けると、地域インフラ群のメンテナンスの持続性を阻害する要因となる。</span></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 16px;">　<span style="color: #ff0000;">よって、地方自治体が適切に維持管理できるように、「管理体制の再構築」が課題として抽出できる。</span></span></div>
<div> </div>
<h2>おわりに</h2>
<div>「観点を先、課題は後」の順番で解答するよう強く要求しているのは、R7年度時点では建設部門と電気電子部門だけです。電気電子部門では、建設部門より前のR4年度には、必須科目Ⅰと情報通信Ⅲで「解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ」との表記が使われています。また、情報通信Ⅲでは、コンピテンシー導入前のH30年度に「課題を多面的観点から抽出し分析せよ」との表記（R1年度と同様の表記）がすでに使われていました。</div>
<div>建設部門も、「解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ」と強い指示をしたのはR5年度の施工計画Ⅲが最初で、次年度の必須科目Ⅰ、土質基礎Ⅲ、鋼構造コンクリートⅢで同様の表記が採用されています。</div>
<div>このような経緯を踏まえると、電気電子部門の情報通信や建設部門の施工計画を先行事例として、観点明示を強く求めた場合の解答状況を作問側が把握していた可能性があります。その結果を見極めながら、同様の要求を行う技術部門や選択科目を段階的に拡大しようとしているのかもしれません。</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>複合的な問題から読み解く！技術士に求められるコンピテンシーの本質</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/competency_essence/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 Jan 2026 06:17:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<category><![CDATA[技術士コンピテンシー]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士第二次試験の採点基準となるコンピテンシーの本質について、私が現時点で理解している内容を解説していきます。コンピテンシーの本質を捉えるうえで複合的な問題（Complex Problem）の理解は不可欠ですから、まずは [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士第二次試験の採点基準となるコンピテンシーの本質について、私が現時点で理解している内容を解説していきます。コンピテンシーの本質を捉えるうえで複合的な問題（Complex Problem）の理解は不可欠ですから、まずはその意味から説明していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>技術士に求められるコンピテンシーレベル</h2>
<p>技術士に求められるコンピテンシーは、国際エンジニア連合が定義するプロフェッショナルコンピテンシー（IEA-PC）を満たすように制定されています。<br />
IEA-PCでは、エンジニアリングに携わる人材を以下の3つの階層に分類し、それぞれの求められるコンピテンシーレベルを設定しています。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">IEA-PCにおける階層別のコンピテンシーレベル</span><br />
プロフェショナル・エンジニア　　：複合的な問題を解決できるレベル<br />
エンジニアリング・テクノロジスト：広範囲な問題を解決できるレベル<br />
エンジニアリング・テクニシャン　：定型的な問題を解決できるレベル</p>
<p>日本の技術士は、上記のうちプロフェショナル・エンジニアに該当することが国際的に認められています。すなわち、技術士に求められるコンピテンシーは、複合的な問題を解決できるレベルを規定したものであり、第二次試験ではそのコンピテンシーレベルを確認しています。</p>
<p>なお、2026年度（令和8年度）の第二次試験から適用されるコンピテンシーは、2021年に発効されたIEA-PC（ver4）に準拠して改訂したものです。IEA-PC（ver4）は、ユネスコや世界工学団体連盟の支援を受け、持続可能な開発目標（SDGs）や多様性、包摂性、倫理観といった現代的な価値観が新たに反映されています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>技術士試験で問われる複合的な問題とは</h2>
<p>複合的な問題とは、多くの構成要素が複雑に相反・依存し、明白な解決策（正解）が存在せず、時間の経過や環境の変化に伴いその規模や性質が変容する、極めて難解な問題を指します。この難解な問題を解決するということは、社会が許容できる大きさまで縮小するということです。</p>
<p>例えば、インフラの老朽化問題は、複合的な問題の典型例です。この問題は、単に経年劣化だけではなく、管理、人員、予算、技術、法令、制度など、様々な構成要素を踏まえなければ解決できません。建設直後には顕在化していなかったこの問題は、半世紀を経た現在、喫緊の対応を迫られる大きな社会問題へと拡大し続けています。</p>
<p>国はこの問題に対し、維持管理のDX化、既存施設の集約・撤去、インフラ群再生戦略マネジメントなど、様々な方策を打ち出しています。しかし、これらの方策によって老朽化問題がどの程度縮小できるのかについては、明白な解決方法（実行方法の正解）はありません。正解が無いからこそ、老朽化問題は第二次試験の出題テーマになっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>技術士に求められるコンピテンシーの本質</h2>
<p>&nbsp;</p>
<h3>専門的学識</h3>
<p>「専門的学識」は、複合的な問題を解決するために必要な知識水準と応用水準を規定したものです。知識レベルは、基本的な原理・原則を理解しているレベルを要求しており、応用は基本的情報を正しく適用することです。</p>
<p>正解が無い複合的な問題を解決するには、知り得た情報を利用して有効な解決策を導き出さなければなりません。</p>
<p>例えば、構造物の設計業務は、安全な構造物の形状（正解）が無い問題に対して、安全な形状（解決策）を導き出す業務です。安全な構造物の形状（アウトプット）を決定するには、入手すべきインプット情報と安全基準・計算方法を理解し、正しく適用することが要求されます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>問題解決</h3>
<p>「問題解決」は、複合的な問題の解決策を導き出すためのプロセスの遂行能力レベルを規定しています。遂行プロセスは、内容明確化、要因分析、影響度判断、解決策提案の流れとなっており、この流れに沿って有効な解決策を導き出す能力を求めています。</p>
<p>また、複合的な問題は、相反要因（トレードオフ要因）が複雑に絡み合って起こる問題です。そのため、解決策を導き出すプロセスにおいては、リスク要因の分析と相互影響の判断が極めて重要となります。もしリスク要因の把握が不十分であったり、相互影響の判断を誤ったりすれば、導き出される解決策に重大な欠陥が生じ、取り返しのつかない事態を招く恐れがあるからです。</p>
<p>例えば、堤防盛土の構築は、材料特性、予算、工期、品質、施工機械、周辺環境といった多様な要素が相互に関連する複合的な問題です。ここで、土質性状の判定ミスや工期短縮を優先した締固め不足が発生した場合、洪水時に堤防が決壊し、沿川住民の生命や財産に甚大な被害を及ぼすリスクが生じます。</p>
<p>したがって、安全な堤防構築にあたっては、まず達成すべき安全目標を明確にする必要があります。その上で、土質試験データを分析・精査し、予算や工期への影響を判断しつつ、最適な締固め工法を選定しなければなりません。</p>
<p>一連のプロセスを遂行するためには、公衆の安全や社会の持続性を最優先事項とする倫理観も強く要求されます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>マネジメント</h3>
<p>「マネジメント」は、複合的な問題の解決プロセスにおいて、計画・実行・検証・是正（PDCA）のサイクルを回し、人員・設備・金銭・情報などのリソースを最適に配分（使い分け）できる能力を規定しています。</p>
<p>例えば、コンクリート工事は、打設を開始したら途中で止めることができない特性があるため、以下のように様々なリソースをPDCA段階で的確にマネジメントする必要があります。</p>
<p>計画（P）：必要な人員や機材の確保、プラント価格や運搬ルートの設定<br />
実行（D）：生コン受入や打設・養生管理、気象変化・機材故障等の対応<br />
検証（C）：供試体の作成、強度試験の実施、試験結果の分析と品質評価<br />
是正（A）：ひび割れの要因分析と改善策検討、次施工や別施工での適用</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>評価</h3>
<p>「評価」は、複合的な問題の解決プロセスにおいて、アウトプットの有効性とリスクを評価し、改善して他の業務で活用する能力を規定しています。これは、多くの企業が導入している品質マネジメントシステム（QMS）におけるデザインレビューと同じだと考えることができます。</p>
<p>このコンピテンシーは、マネジメントと深く関わっており、PDCAサイクルにおいて以下のような評価を行います。</p>
<p>計画段階（P）：設計条件、要求事項、課題設定、想定リスクに対する評価<br />
中間段階（D）：中間結果の妥当性とリスク、資源配分の適性に対する評価<br />
完成段階（C）：最終成果の妥当性と波及効果、将来的リスクに対する評価<br />
活用段階（A）：業務成果の活用拡大に向けた、改善策の効果に対する評価</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>コミュニケーション</h3>
<p>「コミュニケーション」は、単に情報を聞く・伝える能力だけではなく、関係者と相互理解を成立させて、関係者全員の知恵をフル活用して協働しながら問題を解決できる能力を規定しています。</p>
<p>複合的な問題は様々な要因が複雑に影響しているため、解決策の有効性を高めるためには多様な関係者から要因・影響に関する情報を聞き、解決策に反映しなければなりません。</p>
<p>例えば、通学路の交通事故対策を計画する場合、計画者は、道路管理者、地元警察、道路利用者、学校関係者、沿道住民等の関係者から情報を聞き、計画案を関係者に説明し、関係者の相互理解のもとで計画を策定します。このように、複合的な問題の最適な解決策は、関係者とのコミュニケーションを通じた協働により導き出されるのです。</p>
<p>この時、情報や説明が不明確であれば相手に誤解を与え、一部の情報を無視すればリスクを見逃す危険性もあるため、コミュニケーションでは「明確性」と「包摂性」が極めて重要な要素です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>リーダーシップ</h3>
<p>「リーダーシップ」とは、多様な関係者に対する役割提示能力と利害調整能力を規定しています。役割提示能力とは、目標達成に向けて各メンバーが果たすべき役割を設定する力であり、利害調整能力とは、関係者間の対立を解消してチーム力を維持する力のことです。</p>
<p>複合的な問題は、多様な関係者が一丸となって取り組まなければ解決できません。個々の関係者が自身の都合や利益を優先してバラバラに動いてしまうと、チーム力は低下し、効果的な解決策を導き出すことが困難になります。そのため、リーダーには関係者への役割明示と、利害調整を通じて組織をまとめる力が不可欠です。</p>
<p>また、この能力はリーダーに限ったものではありません。担当者の立場であっても、自身の役割について上司とすり合わせを行い、他の関係者と利害を調整する場面があるはずです。問題解決の一翼を担う以上、上司・同僚・部下との調整はもちろん、データの入手先や成果物の引き渡し先といった外部との利害調整も必要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>技術者倫理</h3>
<p>「技術者倫理」は、複合的な問題を解決する活動が、生命財産、社会経済、地球環境、地域文化に重大なマイナス影響（リスク）を及ぼすことを予見し、それを未然に防止する行動原則（公衆優先原則・持続性原則）を規定しています。合わせて、業務対象地域の法令制度の遵守と文化的価値の尊重、自分の活動範囲・責任範囲の明示も規定しています。</p>
<p>複合的な問題は、正解が存在しない一方で、多大なリスクを内包しています。自社の利益を優先して判断を誤れば、公衆に深刻な被害を及ぼしかねません。しかし、一般市民は専門的なリスクを判断するための知識を必ずしも持ち合わせておらず、その判断を専門家に委ねざるを得ません。</p>
<p>技術士は、適切なリスク判断ができる資質能力を兼ね備えていることを、国に承認されたプロフェショナル・エンジニアです。ゆえに技術士には、重大な悪影響を未然に防止し、公衆の安全と利益を守る重い責任が課せられています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>継続研さん</h3>
<p>「継続研さん」は、複合的な問題を解決するために必要な資質能力を、生涯にわたって維持・向上させる責務を規定しています。社会経済の進展や自然環境の変化に伴い、解決すべき問題は複雑化・多様化し続けています。同時に、それらの解決手段となる技術も、日進月歩の勢いで進化しています。こうした変化に即応し、プロフェショナル・エンジニアとしての水準を保ち続けるため、技術士には継続的な研さん活動が強く求められます。</p>
<p>また、継続研さんは自己の能力向上に留まるものではありません。業務で得られた技術的知見やリスク情報の外部発表、さらには次世代を担う後進の人材育成に寄与することも、重要な責務の一つとして含まれています。企業内における人材育成では、自社の利益に直結する技術教育が優先されがちなため、その中で公衆の利益を最優先とする技術者倫理教育をいかに組み込むかが重要な課題といえます。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>技術士筆記試験に向けて再スタートする前に考えてほしい7つのこと</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/restart_hints/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 22 Nov 2025 08:30:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗を繰り返さないためのヒントのような内容です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>①綿密過ぎる勉強計画は達成できないリスクが大きい</h2>
<p>筆記試験の不合格通知を受け取り、今度こそしっかり準備して試験に臨もうと、多くの人が決意すると思います。そして、来年の筆記試験までの間に、勉強することはたくさんあると考えるでしょう。</p>
<p>しかし、筆記試験までの間には、お正月休みがあり、年度末の繁忙期があり、年度明けにはゴールデンウィークもあります。休日返上で勉強しようと思っても、家族サービスや会社の付き合いもあるはずです。体調を崩して寝こむ日だってあるかもしれません。</p>
<p>次の筆記試験までの間、勉強すべきことをすべてやろうとして、綿密な勉強計画を立てたとしても、達成できるとは限りません。筆記試験本番が近づくにつれ、勉強計画が達成できないことによる焦りや不安も増大するはずです。</p>
<p>綿密過ぎる勉強計画は、達成できないことで中途半端な準備で終わってしまい、再び試験に失敗するリスクが大きくなると言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>②対策本やネットの勉強法が自分に合うとは限らない</h2>
<p>多くの人が、対策本・ネット記事・YouTubeなどを頼りに勉強していると思います。それらが勧める勉強方法は、多くの受験生に読んでもらい視聴してもらうために、不特定多数の受験生をターゲットにしがちです。</p>
<p>受験生は、それぞれ職場環境や生活環境が違いますし、暗記力やライティング能力も違います。書いて覚える人もいれば、聞いて覚える人もいます。受験生の勉強する環境も能力も多種多様です。対策本・ネット記事・YouTubeが勧める勉強法が、自分のスタイルにハマれば上手くいくでしょうけど、そうではない人もたくさんいるはずです。</p>
<p>対策本・ネット記事・YouTubeしか頼るものがないのかもしれません。でも、それらが勧める勉強法は、あなたにとって必ずしも有効とは限らないのです。自分に合わないものを無理して実践するのは、逆効果になることもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>③インプットからアウトプットの順番を逆にしてみる</h2>
<p>キーワードの知識を詰め込むインプット学習を先行して、答案用紙に書きだすアウトプット学習を後で行う人は多いと思います。</p>
<p>しかし、実業務では、キーワードを覚えてから問題を解決することはできません。通常は、問題を明らかにしてから、解決に必要なキーワードについて、ネットや文献で調べるはずです。技術士の受験対策も同じで、想定されるテーマの問題解決プロセスを考えるのが先で、そこに必要な知識・キーワードは後から調べるのが実践的な方法です。</p>
<p>仮にキーワードを300個覚えるとなると、1日1個のペースでは10カ月かかってしまいます。これでは、インプット学習だけで時間不足になり、答案用紙への書き出しがぶっつけ本番になりかねません。もし、インプット学習を先行して不合格を繰り返しているなら、インプット学習とアウトプット学習の順番を逆にしてみるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>④どんなテーマにも使える解答パターンは意味が無い</h2>
<p>試験問題の出題テーマは毎年変わるにせよ、各設問で問われる内容は毎年ほぼ同じです。そのため、どんなテーマでも使える解答パターンを作っておけば、答案用紙を埋めることができると考える人は多いでしょう。</p>
<p>しかし、その方法で答案用紙を埋めたとしても、その解答が出題テーマに対して、合理的かつ論理的な問題解決プロセスとなっているとは限りません。</p>
<p>解答パターンを事前に準備することは、試験官も容易に想像がつきます。ロジックがおかしい答案を見た試験官は、事前に準備していた解答パターンに無理やりはめ込んだのだろうと思うはずです。そして、その答案に合格点を付けることは無いと思います。</p>
<p>どんなテーマが出題されても使える万能な解答パターンは存在しないので、それを準備することに時間を費やすのは無駄と考えるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>⑤解決策の書き易さで想定テーマを絞らない方が良い</h2>
<p>出題テーマを想定して模擬答案を作成し、ほぼ丸暗記して試験に臨む人は多いと思います。全ての想定テーマの模擬答案を作成する時間がない人は、ある程度テーマを絞って作成するしかありません。</p>
<p>模擬答案の作成では、試験官にアピールできそうなキーワードを書き込もうとします。キーワードを白書や審議会資料から見つけようとすると、どうしても解決策のキーワードが中心になります。解決策中心のキーワードがある程度集まると、それらを使いやすいテーマの模擬答案を作成するようになります。こうして、限られた時間の中で、解決策が書き易い想定テーマに絞られていくのだと思います。</p>
<p>必須科目Ⅰや選択科目Ⅲは、現時点で明白な解決策が無い複合的な問題の解決プロセスが問われています。これに対して、現時点で国が決めた解決策を中心に書いた答案では、良い結果を得ることは難しくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>⑥添削やＡＩへの過度な依存は解答能力を低下させる</h2>
<p>受験対策として有料添削やAIツールを利用している人は多いでしょう。そして多くの人が、添削結果やAIの回答に従えばA判定答案が書けるようになると考えているかもしれません。</p>
<p>しかし、受験対策の本来の目的は、自分の力で解答する能力を向上させることです。添削やAIに過度に依存すると、「とりあえず添削に出す」「とりあえずAIに質問する」といった事務的な作業にすり替わってしまう可能性があります。さらに依存が進むと、A判定答案が書けない原因を「添削者が悪い」「AIの性能が劣る」といった外部の要因に求め、受験対策の本質を見誤る人が出てきます。</p>
<p>合格に必要な解答能力とは、どんな出題テーマに対しても論理的かつ合理的な解答を導き出す「発想力」と、解答趣旨を正確に伝える「文章力」です。有料添削やAIツールは補助的な手段として活用すべきであり、それらへの過度な依存は、むしろ受験生自身の解答能力を低下させるリスクがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>⑦発想スイッチを持っていれば悩む時間を短くできる</h2>
<p>想定外のテーマが出題されると、どうしても悩む時間が長くなります。時間が足りないことが、不合格原因だと考える人も多いと思います。</p>
<p>設問ごとに何を解答するか考える時間を短くするには、設問ごとで使う発想スイッチをあらかじめ持っているのが効果的です。発想スイッチとは、解答を論理的かつ合理的に導き出すための「思考のきっかけ」です。</p>
<p>例えば、必須科目Ⅰや選択科目Ⅲであれば、「課題抽出は前文のキーワード」「最重要課題選定は公衆利益への影響度」「解決策提示はリスク最小化」「新リスクは有効性の低下」が発想スイッチになり得ます。選択科目Ⅱ-2であれば、「調査検討項目は不確定条件」「遂行手順は業務フロー」「関係者調整はリスク共有」が発想スイッチになり得ます。</p>
<p>このように発想スイッチを持っていれば、想定外のテーマが出題されても、試験会場で悩む時間を短くすることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>おわりに</h2>
<p>筆記試験で不合格になった人は、まだ脱力状態かもしれません。でも、なるべく早くモチベーションを回復することが重要です。モチベーションの回復が早い人と遅い人、どちらが合格に近いかは明らかなはずです。</p>
<p>受験勉強を続けることは、苦しいかもしれません。でも、簡単に諦めないでください。諦めた時点で、あなたは絶対に技術士になれません。社会のため、未来のために技術士として働く、その気持ちを失わなければ、必ず合格する日が来るはずです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>技術士第二次試験の受験申込み案内から読み解く口頭試験への心構え</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/oral-exam250828/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Aug 2025 07:36:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[口頭試験]]></category>
		<category><![CDATA[技術士口頭試験]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=3217</guid>

					<description><![CDATA[受験申込み案内に書かれている口頭試験の実施内容をジックリ読んでみると４つの疑問点が湧いてきます。今回は、これらの疑問点を深掘りして、受験申込み案内が伝えたい口頭試験への心構えを考察していきます。 受験申込み案内に記載され [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>受験申込み案内に書かれている口頭試験の実施内容をジックリ読んでみると４つの疑問点が湧いてきます。今回は、これらの疑問点を深掘りして、受験申込み案内が伝えたい口頭試験への心構えを考察していきます。</p>
<h2>受験申込み案内に記載される口頭試験の実施内容</h2>
<p>まずは、受験申込み案内に記載されている口頭試験の実施内容を見てみましょう。</p>
<p id="RastHwq"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/08/img_68affec7d1e2b.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3218" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/08/img_68affec7d1e2b.png" alt="" width="632" height="399" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/08/img_68affec7d1e2b.png 886w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/08/img_68affec7d1e2b-300x189.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/08/img_68affec7d1e2b-768x485.png 768w" sizes="(max-width: 632px) 100vw, 632px" /></a></p>
<p>かなりあっさりした説明ですが、エッセンスが数多く詰まっています。エッセンスを抜き出してみると、次の8つに集約できます。</p>
<ol>
<li>適格性を判定することに主眼をおく</li>
<li> 筆記試験の答案及び業務経歴を踏まえ実施する</li>
<li> 技術士に求められるコンピテンシーに基づき諮問する</li>
<li> 実務能力は①コミュニケーション・リーダーシップと②評価・マネジメント</li>
<li> 適格性は③技術者倫理と④継続研さん</li>
<li> 配点は実務能力が30点×2項目、適格性が20点×2項目</li>
<li> 試問時間は基本20分で10分程延長する場合もある</li>
<li> 業務経歴等の確認では試問の意図を考えて回答する</li>
</ol>
<p>このようにエッセンスを並べてみると、４つの疑問点が湧いてきます。それらの疑問点について、一つずつ掘り下げて考えてみましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>受験申込み案内から浮かび上がる４つの疑問点</h2>
<h3>疑問点１：配点は実務能力が高いけど主眼は適格性なの？</h3>
<p>まず、1行目に「技術士としての適格性を判定することに主眼をおき」と書かれています。この一文を見る限り、試問項目の「Ⅱ技術士としての適格性」を重要視して試験を行うと読み取れます。ところが、配点を見ると「Ⅰ技術士としての実務能力」が60点満点、「Ⅱ技術士としての適格性」は40点満点です。実際の試問時間もⅠ実務能力に関する時間が長く、Ⅱ適格性の方が少ないのが実態です。</p>
<p>そこで、「適格性を主眼におくと言いながら、Ⅰ実務能力の配点ウェイトが高いのはなぜ？」という疑問が湧いてきます。</p>
<p>実は、口頭試験の説明文で「技術士としての適格性」というフレーズは、技術士第二次試験実施大綱等でかなり前（たぶん平成13年度以降）から使われていました。平成12年に技術士法が大幅改定され、公益確保の責務と資質向上の責務の条文（技術者倫理と継続研さんに関する条文）が追加されています。これはAPECの相互承認に必要な法改正で、海外の技術者資格の要件に合わせるためです。</p>
<p>この時から、技術者倫理と継続研さんに関する認識は、技術士合格への絶対条件になりました。そして、これを確認する場は口頭試験のみだったので、「技術士としての適格性」を重視するようになり、現在でもそれが引き継がれているのだと思います。<br />
「Ⅱ技術士としての適格性」の配点は低く、試問時間も短いかもしれませんが、技術者倫理と継続研さんに関する試問は、試験官が助け船を出せるような内容ではないので、間違った回答をすると不合格になります。</p>
<p>また、「Ⅰ技術士としての実務能力」に関する試問で「業務が本人の実績ではない」と判断されると、技術者倫理のコンピテンシー（業務履行上の責任）も認められないため、こちらも不合格になります。</p>
<p>「技術士としての適格性を判定することに主眼をおく」とは、これら技術者倫理と継続研さんを厳しく採点するという意味だと捉えるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>疑問点２：２つのコンピテンシーを１セットにして採点？</h3>
<p>試問事項では「Ⅰ技術士としての実務能力」に関して、①コミュニケーション・リーダーシップ、②評価・マネジメントと2つのコンピテンシーを1セットにして採点します。その理由について考えていきます。</p>
<p>まず、①の組合せについてです。技術士の業務は、複数の関係者が関わる複合的な活動です。そのため、複数の利害関係者（発注者、上司、スタッフ、協力会社、地域住民、他部署など）の意見や要求を調整し、業務を円滑に進めるリーダーシップが求められます。</p>
<p>この利害調整を行う上では、関係者の意見を正確に理解し、業務目的を達成するために必要な措置を分かりやすく伝えるコミュニケーションが不可欠です。特に、技術士は高度で複雑な技術を扱うので、リスク・コミュニケーション能力が求められます。</p>
<p>このように、コミュニケーションとリーダーシップは、技術士の業務では切り離して考えることのできない密接な関係にあります。そのため、これらのコンピテンシーを1セットして採点していると考えられます。</p>
<p>次に、②の組合せについてです。業務ではヒト、モノ、カネ、情報、時間などの多様なリソースを使います。これらのリソースは限りがあるため、業務目的を達成するために効率的・効果的に配分（使い分け）しなければなりません。</p>
<p>最適なリソース配分を決定するには、業務の各段階で得られる結果を客観的に評価する必要があります。通常の業務でも、着手段階でリソース配分を計画し、中間レビューでリソース配分を調整し、成果検証でリソース配分の改善策を検討しているはずです。</p>
<p>このように、マネジメントと評価は、技術士の業務プロセスにおいて、切り離して考えることはできません。そのため、これらのコンピテンシーを1セットとして採点していると考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>疑問点３：どんな場合に試問時間が10分程延長されるの？</h3>
<p>試問時間は20分以下が基本ですが、カッコ書きにあるように10分程度まで延長される場合があります。この延長規定は、試問時間が20分に短縮された平成25年度から設けられています。ちなみに、平成24年度までの試問時間は45分でした。</p>
<p>では、どのような場合に試問時間が延長されるのでしょう。</p>
<p>その理由について、技術士第二次試験実施大綱では、「受験者の能力を十分確認するため」だとしています。つまり、20分間の試問で受験者の能力を十分確認できない場合、10分程度まで延長するということです。</p>
<p>口頭試験は、よほど致命的な回答をしない限り、不合格になることはありません。しかし、それは受験者の能力が順調に確認できることが前提です。試問時間内に受験者の能力を十分確認ができないケースとしては、次の4ケースが考えられます。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">ケース1：回答が長く曖昧で再確認を要する場合</span><strong><span style="text-decoration: underline;"><br />
</span></strong>質問への回答が長すぎると、試験官は時間調整のために「もういいです」と説明の途中で打切る場合もあります。回答内容が曖昧な場合は、追加質問や関連質問を多数受けることになり、試問時間も長くなります。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">ケース2：実務経験と回答内容が一致しない場合</span><strong><span style="text-decoration: underline;"><br />
</span></strong>実務経験証明書（業務経歴・業務詳細）が受験部門・受験科目と異なる、あるいは本人の実績として疑わしいと判断された場合、業務経歴・業務詳細の口頭説明を求められるなど、疑いを晴らすために試問時間が長くなります。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">ケース3：質問に即答できず沈黙時間が長い場合</span><br />
受験者の中には、極度の緊張に襲われ頭が真っ白になり、簡単な質問にも答えられなくなる人がいます。また、自分の知らない専門用語を使って質問されると、質問の趣旨が理解できず沈黙時間が長引くことがあります。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;">ケース4：技術士としての適格性が不確定の場合</span><br />
口頭試験は、技術士としての適格性の確認に主眼をおいているので、技術者倫理に関してはしつこく質問されます。「改ざんを命令された経験」を聞かれ、「ありません」と回答しても、「命令されたらどうする？」などの問答が繰返され、試問時間が長引くことがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>疑問点４：業務経歴等の確認で試問の意図を考えるとは？</h3>
<p>実施内容には、「なお、業務経歴等の内容を確認することがありますが、試問の意図を考え簡潔明瞭にご回答ください」と書かれています。</p>
<p>この「試問の意図を考えて」とはどういう意味なのでしょう。</p>
<p>口頭試験では、基本的に業務経歴は確認されません。しかし、業務経歴が受験部門・受験科目と異なる、あるいは本人の実績として疑わしい場合に業務経歴が確認されます。多くの受験者は、高度の技術を要した業務経歴を見せようとして、業務内容を誇張して書く傾向があります。また、業務詳細では、チームの成果をあたかも自分一人の成果としたり、他人の成果を借用したり、事実に基づかない記述をしている例も少なくありません。</p>
<p>「試問の意図を考えて」とは、このような疑いがあるから業務経歴等の確認をしているので、そこを考えてという意味だと捉えることができます。疑っているのは試験官ですが、真実を知っているのは受験者本人です。ですから、質問の意図をくみ取り、正しく答える責任は受験者側にあります。</p>
<p>口頭試験の採点は、すべて口頭による回答内容に対して行われます。業務経歴等の試問に対しては、チームの中で果たした役割を明確にし、間違い箇所に対しては正直に訂正した方が良い結果につながります。</p>
<p>口頭試験の試験官を20分間（場合によっては30分間）騙し通すことは、ほぼ不可能だと認識した方が良いです。曖昧な説明やごまかしを試みれば、技術的な追加質問を投げかけられ、矛盾点を徹底的に突かれることになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>受験申込み案内が伝えたい口頭試験への心構え</h2>
<p>口頭試験実施内容から浮かび上がる4つの疑問点について、掘り下げて考えてきました。そこから、受験申込み案内が受験者に伝えたい口頭試験への心構えが、次のように整理できます。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>心構え１：技術者倫理に反する回答には厳しく対応される</strong></span><br />
口頭試験では、技術士としての適格性を主眼に採点するので、技術者倫理と継続研さんを深く理解しておく必要があります。また、業務経歴が本人の実績ではないと判断される場合は、技術者倫理（業務履行上の責任）に反するので一発で不合格になります。そのため、実務経験証明書の記載内容については、自分が果たした役割、自分が下した意思決定、自分の挙げた成果を明確かつ簡潔に説明する必要があります。</p>
<p><strong><span style="text-decoration: underline;">心構え２：コンピテンシーは関連性を踏まえて採点される</span></strong><br />
技術士としての実務能力では、「ミュニケーション・リーダーシップ」と「評価・マネジメント」は、それぞれ1セットで確認されます。普段の業務の中で、利害関係者とどのようにリスク・コミュニケーションを取り利害調整を行ったか、業務プロセスにおける評価結果を基にリソース配分をどのように修正・改善したかを説明できることが必要です。</p>
<p><strong><span style="text-decoration: underline;">心構え３：試問時間延長を前向きに捉え積極的に回答する</span></strong><br />
試問時間が延長されると、受験者は「何か問題があるのか？」とネガティブに捉えがちです。しかし、試問時間を延長するのは、「技術士にふさわしい能力をもう少し時間をかけて確認している」とポジティブに捉えて積極的に回答すべきです。試問時間の延長を避けるには、簡潔・明確な回答、受験部門・科目の妥当性説明、沈黙時間を極力短く、倫理違反への毅然とした対応などが有効です。</p>
<p><strong><span style="text-decoration: underline;">心構え４：業務経歴等の確認では誠意的に真実を回答する</span></strong><br />
口頭試験で業務経歴等の説明を求められるのは、本人の実績として疑わしい場合です。回答に当たっては、経歴と受験部門・科目の整合性、業務内での役割・責任範囲、受験者本人の実績と言えるかなど、試験官がどこに疑いも抱いているかを考える必要があります。実務経験証明書の記載で間違いや誇大表現箇所は、口頭で訂正すれば大きな問題にはならないかもしれません。試験管を騙し通そうとする方が、不合格リスクは極めて高くなります。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>R7建設部門必須科目の問題文に対する雑感と解答骨子サンプル</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/r7kensetuhissu-study/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 29 Jul 2025 08:25:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
		<category><![CDATA[必須科目Ⅰ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=3198</guid>

					<description><![CDATA[R7技術士筆記試験の問題文が公開され、建設部門必須科目の問題文に対する雑感と解答骨子を作成したので紹介します。 &#160; 必須科目Ⅰ-1の問題文に対する雑感 Ⅰ-1の出題テーマは、「建設業が役割を果たし続ける」でした [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>R7技術士筆記試験の問題文が公開され、建設部門必須科目の問題文に対する雑感と解答骨子を作成したので紹介します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>必須科目Ⅰ-1の問題文に対する雑感</h2>
<p id="TpxmDPw"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874cb70d47.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3203" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874cb70d47.png" alt="" width="630" height="483" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874cb70d47.png 890w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874cb70d47-300x230.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874cb70d47-768x589.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>Ⅰ-1の出題テーマは、「建設業が役割を果たし続ける」でした。このような建設業のあり方に関するテーマは、R3以降の必須科目で出題されていなかったので、私としては想定外としていました。</p>
<p>前文に書かれている改正担い手3法は、建設工事に関連する法律なので、建設コンサル系の受験者は解答し難かったかもしれません。時間外労働の上限規制について言えば、建設業はR6.4から適用ですが、建設コンサルはサービス業に分類されるのでR1.4から適用されています。</p>
<p>今回の出題テーマが「建設部門全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題」と言えるのか、疑問に思うところは多少あります。今年の施工計画Ⅲ-2でも、改正担い手3法をネタに問題文が作成されており、このような建設業のあり方を問う問題は、どちらかというと選択科目に関わるエンジニアリング問題ではないかと思います。</p>
<p>設問（１）で「建設業における構造上，制度上，管理上の課題も含まれる」とヒントを与えたのは、建設業の実情に詳しくない受験者に配慮したのかもしれません。設問（３）の「解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項」という表記は、必須科目では初めて使われ、戸惑った受験者もいたと思います。しかし、これに類似する表現は、R5の選択科目Ⅲ（鋼コン、都市計画、河川砂防等）で使われており、初見ではない受験者も多かったはずです。設問（４）では「留意点」というワードが使われていませんが、要件は必要条件のことなので、どのような必要条件に留意して業務を遂行するかを解答すれば問題ないと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>必須科目Ⅰ-1の解答骨子サンプル</h2>
<p><strong>前文内容と出題テーマの把握</strong><br />
社会背景：（前文フレーズ→要因）<br />
・国民生活や社会経済を支える極めて重要な役割→維持管理・災害<br />
・他の産業を上回る高齢化や若年層の不足が進行→厳しい就労条件<br />
・改正担い手３法（業法・入契法・品確法）成立→環境づくり必要<br />
ニーズ：持続可能な建設業の実現<br />
テーマ：建設業がその役割を果たし続ける→社会資本整備の担い手、地域の守り手であり続ける</p>
<p><strong>設問（１）への解答骨子</strong><br />
課題抽出の観点：設問にある構造上、制度上、管理上の3観点とする<br />
課題抽出：（現状問題→要因分析→課題抽出）<br />
・構造上の観点：下請技能者の減少→重層下請け構造→技能者の処遇改善<br />
・制度上の観点：働き方改革の遅延→単年低価格主義→発注制度の見直し<br />
・管理上の観点：長時間の現場管理→現地管理が主流→現場管理の効率化</p>
<p><strong>設問（２）への解答骨子</strong><br />
最も重要と考える課題：制度上の観点から抽出した発注制度の見直し<br />
理由：改正担い手３法を進めることで実効性が高く、建設業の役割を継続する上で最も重要<br />
解決策①：施工時期の平準化（発注時期の分散、債務負担行為・余裕期間制度の活用）<br />
解決策②：不適切契約の禁止（原価割契約・工期ダンピングの禁止、変更協議の明示）<br />
解決策③：適切な契約の変更（変更見積書・変更協議の運用、災害対応等の工期延長）</p>
<p><strong>設問（３）への解答骨子</strong><br />
将来的な懸念事項：<br />
・解決策で働き方改革は浸透するが人手不足は解消できない<br />
・将来的な人手不足による受注控え・不落札の多発化を懸念<br />
懸念事項への対策<br />
・人手不足を補える建設DXの推進（情報共有システム活用、ICT施工の拡大）</p>
<p><strong>設問（４）への解答骨子</strong><br />
技術者の倫理の観点：<br />
・企業の持続性を過度に優先して公益阻害を招かないよう業務を遂行<br />
社会の持続性の観点：<br />
・地域社会の自然・文化の守り手としての役割も踏まえて業務を遂行</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>必須科目Ⅰ-2の問題文に対する雑感</h2>
<p id="yKjMzQq"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874910fb45.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3202" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874910fb45.png" alt="" width="630" height="400" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874910fb45.png 892w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874910fb45-300x191.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/07/img_688874910fb45-768x488.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>Ⅰ-2の出題テーマは、「国際競争力強化や地域産業振興に必要な社会資本整備を進める」でした。国際競争力強化や地域産業振興は、昨年の出題ネタとなった国土形成計画や来年度から始まる次期社会資本整備計画にも関わるテーマです。</p>
<p>しかし、今回は今年度で終了する第５次社会資本整備計画をネタにして作問されています。前文には「国際競争力強化に資する重点整備や地域の基幹産業基盤整備などの取組を進められ」と書かれており、取組みを進めているのに課題抽出を求めることに戸惑った受験者も多かったと思います。前文を読む限り、出題者の意図は、第5次計画に沿って取組みを進めたけど、近年の情勢変化や社会問題を踏まえて、さらに取組みを進めるべき課題抽出を求めたのだと思われます。</p>
<p>設問（１）で「技術課題に制度上の課題も含まれる」とわざわざ書いてあるので、法制度整備の課題を求めていると思われます。設問（３）では波及効果と懸念事項対策を問うパターンが復活しました。この設問パターンでは、波及効果と無関係の懸念事項を挙げる解答が多く出るので、減点しやすいのかもしれません。波及効果に派生する懸念事項を示さないと、コンピテンシーに示す「波及効果を別の業務の改善に資する」能力は認められないはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>必須科目Ⅰ-2の解答骨子サンプル</h2>
<p><strong>前文内容と出題テーマの把握</strong><br />
社会背景：（前文フレーズ→状況）<br />
・社会資本整備計画→安全・安心の確保、持続可能な地域社会形成、経済成長の実現<br />
・経済成長の実現への取組み→国際競争力強化、地域の基幹産業の振興を進めている<br />
ニーズ：近年の成長産業への構造転換に資する社会資本整備<br />
テーマ：国際競争力の強化や地域産業の振興に必要な社会資本整備を進める</p>
<p><strong>設問（１）への解答骨子</strong><br />
課題抽出の観点：前文にある観光の活性化、産業の配置集積、DX・GX分野の3観点とする<br />
課題抽出：（現状問題→要因分析→課題抽出）<br />
・観光の活性化の観点：オーバーツーリズム→特定地域へ集中→分散型の観光基盤整備<br />
・産業配置集積の観点：東京一極集中→経済/文化/教育の集中→地方拠点の形成と連結<br />
・DX・GX分野の観点：DX・GXの遅延→導入効果判断が困難→DX・GX評価制度の確立</p>
<p><strong>設問（２）への解答骨子</strong><br />
最も重要と考える課題：DX・GX評価制度の確立<br />
理由：人口減少・気候変動対応の遅れが国際競争力強化や地域産業振興に最も影響する<br />
解決策①：公共事業の評価手法の設定（B/C定量評価方法、事前評価・事後評価ルール）<br />
解決策②：導入企業の評価制度の拡大（経営審査・入札契約での加点、表彰制度の対象）<br />
解決策③：実施事例の情報収集と公表（成功事例・失敗事例の収集、評価委員会の設置）</p>
<p><strong>設問（３）への解答骨子</strong><br />
解決策の波及効果：<br />
・DX/GX事業の推進に伴う生成AIの活用拡大<br />
懸念事項への対策：<br />
・生成AIの活用拡大に伴う知的財産権の侵害、責任の所在の曖昧化<br />
・他分野と協働して運用ガイドラインを検討、瑕疵担保責任の見直し</p>
<p><strong>設問（４）への解答骨子</strong><br />
技術者の倫理の観点：<br />
・関連企業の利益優先に留意して公益が優先されるよう業務を遂行<br />
社会の持続性の観点：<br />
・インフラ整備による地域の生態系への影響に留意して業務を遂行</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>【R7技術士試験対策】選択科目「土質基礎」の出題テーマ予想</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/r7prediction_soil/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Jun 2025 08:37:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
		<category><![CDATA[土質基礎]]></category>
		<category><![CDATA[選択科目]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=3187</guid>

					<description><![CDATA[選択科目「土質基礎」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。 &#160; 土質基礎Ⅱ-1の出題テーマ予想 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>選択科目「土質基礎」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>土質基礎Ⅱ-1の出題テーマ予想</h2>
<p id="AoBrVWM"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590add5b00a.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3188" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590add5b00a.png" alt="" width="630" height="545" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590add5b00a.png 818w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590add5b00a-300x260.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590add5b00a-768x665.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>土質基礎のⅡ-1は、調査解析系と設計施工系の問題が２問ずつ分かれて出題されています。いずれもベーシックなテーマばかりで、同種テーマが繰返し出題されており、今年もその傾向は変わらないと思います。</p>
<p>調査解析系では、調査試験、圧密変形、液状化に関するテーマを組み合わせて、繰返し出題されています。R5は1-2液状化と1-3圧密変形の組合せで、R6は1-1調査試験と1-3圧密変形調の組合せでした。圧密変形のテーマが2年連続していることから、今年は、調査試験と液状化の組合せになる可能性が高いと思われます。調査試験では地盤貫入試験、液状化では危険度判定に関するテーマが予想されます。</p>
<p>設計施工系では、土構造物（擁壁、斜面・地すべり、切土・盛土）と基礎土留（直接基礎、杭基礎、土留工）が、毎年1問ずつ出題されています。R5は1-1杭基礎と1-4地すべりの組合せで、R6は1-2杭基礎と1-4切土（地山補強）の組合せで出題されました。土構造物では、地すべり抑止・地山補強と類似テーマが連続しているので、今年は盛土・擁壁に関して、補強盛土の出題が予想されます。また、基礎土留めでは杭基礎のテーマが2年連続で出題されていることから、今年は土留工のヒービングに関するテーマが予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度のⅡ-1の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、土質基礎Ⅱ-1の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-1-1：地盤貫入試験の種類と原理、試験結果利用の留意点<br />
予想Ⅱ-1-2：液状化の危険度判定方法、結果利用における留意点<br />
予想Ⅱ-1-3：補強盛土・補強土壁の安定原理、盛土材料の留意点<br />
予想Ⅱ-1-4：土留掘削面のヒービング発生原理、対策上の留意点</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>土質基礎Ⅱ-2の出題テーマ予想</h2>
<p id="RDvxJAi"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590b7edea7c.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3189" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590b7edea7c.png" alt="" width="630" height="387" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590b7edea7c.png 818w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590b7edea7c-300x184.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590b7edea7c-768x471.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>土質基礎Ⅱ-2では、過去6年間、土工工事のテーマと土留基礎工事のテーマが１問ずつ出題されており、この傾向は今年も変わらないと思います。また、いずれの年度も、模式図を使って地形・地盤・土質・構造物などの条件が複雑に与えられています。</p>
<p>土工工事のテーマを工種別に見ると、盛土工事が４回(R1,R2,R3,R5)、切土工事が1回(R4）、半地下施工が1回（R6）出題されています。要因別でみると、軟弱地盤が2回(R1,R2)、スレーキングが1回(R3)、豪雨湧水が2回(R4,R5)、高地下水位（R6）となっています。このように工種と要因の組合せたテーマが出題されており、今年は未出題の地震で崩壊した切土のり面の復旧業務が出題されると予想されます。</p>
<p>土留基礎工事のテーマを工種別で見ると、土留工事が2回(R3,R5,R6)、杭基礎工事が3回(R1,R2,R4)出題されています。土留工事では、いずれも地下水・砂質地盤・近接施工を付与条件としています。杭基礎工事では、いずれも地下水・互層地盤・支持層を付与条件としています。近年は土留と杭基礎が交互に出題されていことから、今年は杭基礎のテーマになる可能性が高く、互層地盤における杭基礎施工の検討業務が出題されると予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度のⅡ-2の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、土質基礎Ⅱ-2の予想テーマ<br />
</span>予想Ⅱ-2-1：地震で崩壊した切土のり面の復旧対策検討業務<br />
予想Ⅱ-2-2：市街地における相互地盤の杭基礎施工検討業務</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>土質基礎Ⅲの出題テーマ予想</h2>
<p id="obozBck"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590c227ea14.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3190" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590c227ea14.png" alt="" width="630" height="386" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590c227ea14.png 812w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590c227ea14-300x184.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_68590c227ea14-768x470.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>土質基礎Ⅲの出題テーマは、地盤構造物の建設段階と維持管理段階に関する内容に分かれます。R1～R4およびR6は、建設段階と維持管理段階のテーマが1問ずつ出題され、R5のみ2問とも建設段階のテーマが出題されています。</p>
<p>建設段階のテーマとしては、不確実性対応（R1）、防災対策（R2,R5,R6）、環境対策（R3，R5）、生産性向上（R4）が出題されています。維持管理段階のテーマとしては、計画策定（R1）、ICT導入（R2)、群管理（R3）、リスク評価（R4）、築50年対応（R6）が出題されています。</p>
<p>土質基礎Ⅲでは、ある程度大きなテーマを示した上で、地盤や土構造物の特性を踏まえて解答を求める特徴があります。また、近年の問題では、前文に時事ワードが入っており、最近の社会背景を踏まえたテーマが、出題されやすいと思われます。</p>
<p>そのため、建設段階では人手不足を背景としたデジタル技術による省力化、維持管理段階では八潮市の事故を踏まえた地盤変状リスクへの対応が、今年のテーマになると予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度の土質基礎Ⅲの予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、土質基礎Ⅲの予想テーマ</span><br />
予想Ⅲ-1：地盤構造物建設におけるデジタル活用による省力化<br />
予想Ⅲ-2：地盤内の施設老朽化に伴う地盤変状リスクへの対応</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>土質基礎の特徴としては、Ⅱ-1が調査解析系と設計施工系の問題が2問ずつ繰返し出題されること、Ⅱ-2は土工工事と土留基礎工事のテーマが１問ずつ出題されること、Ⅲは地盤構造物の建設段階と維持管理段階のテーマが出題されることが挙げられます。</p>
<p>上記の特徴を踏まえたR7土質基礎の予想テーマのキーワードは次のとおりです。</p>
<ul style="list-style-type: disc;">
<li>Ⅱ-1は、地盤貫入試験、液状化危険度判定、補強盛土/補強土壁、土留掘削ヒービング</li>
<li>Ⅱ-2は、1つ目が震災後の切土のり面復旧、2つ目が相互地盤の杭基礎施工</li>
<li>Ⅲは、1つ目がデジタル活用・省力化、2つ目が施設老朽化・地盤変状リスク対応</li>
</ul>
<p>土質基礎のⅡ-1、Ⅱ-2共にベーシックなテーマが繰返し出題される傾向があり、出題テーマを予想しやすい反面、解答の完成度を上げないとＡ判定が難しいと言えます。そのため、広く浅く準備するのではなく、自分の知識・経験から答えられるテーマについて深く掘り下げて準備するのが効果的だと思います。</p>
<p>Ⅲの問題解決では、時事ネタが使われるため、必須科目と同じような解答になりがちです。そのため、地盤や土構造物の特性を踏まえて課題を抽出することが、合否を分けるポイントになると思います。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">3187</post-id>	</item>
		<item>
		<title>【R7技術士試験対策】選択科目「施工計画」の出題テーマ予想</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/r7prediction_construction/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Jun 2025 08:37:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
		<category><![CDATA[施工計画]]></category>
		<category><![CDATA[選択科目]]></category>
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					<description><![CDATA[選択科目「施工計画」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。 &#160; 施工計画Ⅱ-1の出題テーマ予想 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>選択科目「施工計画」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>施工計画Ⅱ-1の出題テーマ予想</h2>
<p id="bkjpiOw"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852713e19ccf.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3178" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852713e19ccf.png" alt="" width="630" height="523" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852713e19ccf.png 826w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852713e19ccf-300x249.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852713e19ccf-768x638.png 768w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>施工計画Ⅱ-1の4問は、土質基礎、契約制度、安全管理/DX、コンクリートの4分野に分かれて出題されます。これは今年も変わらないと思いますので、解答する分野を絞り込んで準備するのが効率的だと思います。</p>
<p>Ⅱ-1-1の土質基礎では、液状化、地すべり、軟弱地盤、切土のり面保護、補強土壁に関連するベーシックなテーマが出題されています。R3,R5では軟弱地盤が出題されていることから、これらのテーマが繰返し出題される可能性は否定できません。今年は、R1に出題された液状化に関するテーマになると予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-2の契約制度では、入札契約方式、CCUSの動向、監理技術者配置要件、働き方改革に関連したテーマが出題されています。契約制度では、R6.12に施工された改正建設業法・入契法に関連する内容負が出題される可能性があります。中でも、近年の資材価格高騰への新たなルールが法制化されており、今年のテーマになると予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-3は、墜落・転落や足場倒壊など安全管理に関するテーマ（R1～R4,R6）と建設DXに関するテーマ（R5）が出題されています。昨年は安全管理に関するテーマだったので、今年は建設DXに関するテーマになる可能性があります。今年は、i-Construction 2.0に関するテーマの出題が予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-4は、維持補修のテーマが3回出題され、コンクリート施工のテーマが3回出題されています。コンクリート施工が2年続けて出題されていることから、今年は維持補修のテーマになると考えます。維持補修では、R3に中性化が出題されているので、今年は、塩害対策がテーマになると予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和６年度の施工計画Ⅱ-1の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、施工計画Ⅱ-1の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-1-1：既存構造物直下における液状化対策の概要、施工管理上の留意点<br />
予想Ⅱ-1-2：業法・入契法改正の資材高騰への新ルール、期待される導入効果<br />
予想Ⅱ-1-3：i-Construction 2.0を推進する背景、施策の3本柱の目的と概要<br />
予想Ⅱ-1-4：RC構造物の塩害による劣化メカニズム、補修施工における留意点</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>施工計画Ⅱ-2の出題テーマ予想</h2>
<p id="IoCVtYA"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3179" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0.png" alt="" width="630" height="352" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0.png 820w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0-300x168.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0-768x429.png 768w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0-120x68.png 120w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0-160x90.png 160w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_6852722b3d5f0-320x180.png 320w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>施工計画Ⅱ-2では、R5までは施設構築工事と土留開削工事の２種類の工事に分かれて出題されてきましたが、昨年Ⅱ-2-2ではじめて災害復旧工事が出題されました。このことから、近年需要が多い災害復旧工事や修繕更新工事は、今後も出題される可能性は高いと思います。</p>
<p>また、R6の設問（１）では、必要な2つの対策を2つの評価軸で比較するように設問内容が変化しています。設問（２）では、R5からPDCAサイクルにおける対策を問われるようになっており、R6では各段階でより細かな条件を付けて検討内容を問うようになりました。この傾向は、今年も継続されると思われます。</p>
<p>施設構築工事・災害復旧工事の出題工種は、橋梁下部工(R1,R2,R3)、補強盛土(R4)、橋梁上部工(R5)、地すべり災害（R6）となっています。土留開削工事の出題内容は、周辺影響(R1)、発生土処理(R2)、工程安全管理(R3)、トラブル対応(R4,R5,R6)となっています。</p>
<p>出題予想は難しいのですが、模式図を使って施工条件を付けやすいテーマが出題されることを考えると、今年は更新工事に関して都市部高架橋の主桁架替、開削工事に関して地下水位低下対応の出題が予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度の施工計画Ⅱ-2の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、施工計画Ⅱ-2の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-2-1：都市部幹線道路上の高架橋主桁架替工事計画業務<br />
予想Ⅱ-2-2：開削工事における地下水位低下時の対応検討業務</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>施工計画Ⅲの出題テーマ予想</h2>
<p id="zftXaBw"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3180" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680.png" alt="" width="630" height="360" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680.png 818w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680-300x171.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680-768x438.png 768w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680-120x68.png 120w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/06/img_685272d3df680-160x90.png 160w" sizes="(max-width: 630px) 100vw, 630px" /></a></p>
<p>施工計画Ⅲでは、維持更新・災害対応・CN推進など建設産業の役割に関するテーマと、労働環境や入札契約などの建設産業のあり方に関するテーマが出題されています。最近話題となっているテーマが出題されており、その傾向は今年も変わらないと思います。</p>
<p>建設産業に関する最近の話題としては、第三次・担い手3法（品確法・建設業法・入契法）がR6.3閣議決定され、R6.6に公布されたことが挙げられます。前回の新・担い手3法（H31閣議決定、R1.6公布）は、R1Ⅲ-1とR2Ⅲ-2で品確法に関するテーマが出題されています。このことから、今年も改正品確法に関するテーマが出題される可能性は高いと考えます。</p>
<p>改正品確法に関しては、基本理念の条文に関わるテーマが出題されやすいと考えます。今回の基本理念では、担い手の労働環境整備、新技術活用・脱炭素化促進が示されています。前者は建設産業のあり方のテーマとして、後者は建設産業の役割のテーマとして今年のテーマになると予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度の施工計画Ⅲの予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、施工計画Ⅲの予想テーマ</span><br />
予想Ⅲ-1：担い手の確保のための労働環境の整備推進<br />
予想Ⅲ-2：新技術の活用による脱炭素化の取組み強化</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>施工計画の特徴としては、Ⅱ-1が土質基礎・契約制度・安全管理/DX・コンクリートの4分野に分かれること、Ⅱ-2がPDCAサイクルでの対策を問われること、Ⅲが建設産業の役割とあり方に分かれることが挙げられます。</p>
<p>上記の特徴を踏まえたR7施工計画の予想テーマのキーワードは次のとおりです。</p>
<ul style="list-style-type: disc;">
<li>Ⅱ-1は、土質基礎が既存構造物直下の液状化対策、契約制度が資材高騰の新ルール、安全管理/DXがi-Construction2.0の推進、コンクリートがRC構造物の塩害</li>
<li>Ⅱ-2は、1つ目が幹線道路上の高架橋主桁架替、2つ目が開削工事の地下水低下対応</li>
<li>Ⅲは、1つ目が担い手確保への労働環境整備、2つ目が新技術による脱炭素化</li>
</ul>
<p>施工計画は、出題傾向が比較的はっきりしている科目です。そのため、準備時間が少ない場合、自身の知識と経験から解答できそうなテーマに絞って準備した方が効率的だと思います。今年は、第三次担い手3法に関するテーマが、どこかで必ず出題されると思いますので、改正内容はしっかり押さえておきましょう。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>【R7技術士試験対策】選択科目「道路」の出題テーマ予想</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/2025prediction_road/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 May 2025 07:45:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
		<category><![CDATA[道路]]></category>
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					<description><![CDATA[選択科目「道路」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。 &#160; 道路Ⅱ-1の出題テーマ予想 道路の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>選択科目「道路」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>道路Ⅱ-1の出題テーマ予想</h2>
<p id="wdaedcp"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdc0d9c25d.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3161" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdc0d9c25d.png" alt="" width="650" height="559" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdc0d9c25d.png 821w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdc0d9c25d-300x258.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdc0d9c25d-768x660.png 768w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>道路の選択科目Ⅱ-1は、設計、制度、舗装、土工の4分野が、問題番号順に出題されています。この傾向は平成時代から続いており、R7年度も変わらないと思います。</p>
<p>Ⅱ-1-1の設計では、幾何構造（R1,R4,R5,R6）と交通量（R2,R3）のテーマが出題されています。予想が難しい分野ですが、今年は直近の3年間と同様に幾何構造のテーマが出題される可能性が高いと考えます。幾何構造の問題は、道路構造令の規定に関する基本原理を問う問題が多く、今年は未出題の緩和区間に関するテーマが予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-2の制度では、道路法・関係法令における直近の改正内容が、出題テーマとなっています。R2では、コロナの影響で試験が9月に延期されたとはいえ、5月の道路法改正（2月閣議決定）で創設された歩行者利便増進道路が出題されています。今年は、4月の道路法改正（2月閣議決定）に関するテーマが出題される可能性が高く、連携協力道路がテーマになると予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-3の舗装では、計画設計（R2,R5）、維持管理（R3,R6）、製造施工（R1,R4）のテーマが出題されています。計画設計・維持管理・製造施工が3年おき繰返し出題されていることから、今年は、製造施工に関して、昨年不正利用で話題となった再生骨材利用に関連するテーマが予想されます。</p>
<p>Ⅱ-1-4の土工では、切土斜面（R1,R2,R5）、盛土擁壁（R4,R6）、土工施工（R3）に分類できます。道路土工については、能登半島地震での盛土被害を踏まえて技術基準の改定検討が進められています。R7では、技術基準の改定内容の一つである道路盛土の排水施設に関するテーマが予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度の道路Ⅱ-1の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、道路Ⅱ-1の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-1-1：車道屈曲部の緩和区間の役割、区間長設定上の留意点<br />
予想Ⅱ-1-2：連携協力道路の概要、法改正の背景と期待される効果<br />
予想Ⅱ-1-3：As再生骨材の利用方法、再生混合物の製造上の留意点<br />
予想Ⅱ-1-4：道路盛土の排水施設機能、排水対策強化における効果</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>道路Ⅱ-2の出題テーマ予想</h2>
<p id="HxyIMTM"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdcab23143.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3162" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdcab23143.png" alt="" width="650" height="398" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdcab23143.png 820w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdcab23143-300x184.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdcab23143-768x470.png 768w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>道路Ⅱ-2の過去6年の出題は、Ⅱ-2-1が計画段階業務、Ⅱ-2-2が実施段階業務に分かれており、この傾向は今年も変わらないと思います。</p>
<p>Ⅱ-2-1の計画段階業務では、交通安全(R1,R3)、交通渋滞(R2)、施設整備(R4,R5)、公共交通（R6）に関するテーマが出題されています。これらはいずれも、地域の道路交通ニーズに対する整備計画業務です。同様の未出題テーマとしては、ニーズを踏まえた道路空間活用計画、道路事業に併せた無電柱化計画、踏切道改良促進法に基づく改良計画などがあります。このうち、今年はニーズを踏まえた道路活用計画に関するテーマが予想されます。</p>
<p>Ⅱ-2-2の実施段階業務では、進捗管理(R1)、工事計画(R2,R3,R5)、対策検討(R4)、点検計画（R6）に関するテーマが出題されています。これらはいずれも、個別現場の条件を踏まえた計画検討業務です。同様の未出題テーマとしては、橋梁補修計画、災害復旧工事計画、耐震化検討などがあります。今年は、能登半島地震被害も踏まえて、大規模地震で被災した道路の復旧工事に関するテーマが予想されます。</p>
<p>以下、私が考える令和7年度の道路Ⅱ-2の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、道路Ⅱ-2の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-2-1：地域ニーズを踏まえた道路空間活用計画<br />
予想Ⅱ-2-2：大規模地震で被災した道路復旧計画業務</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>道路Ⅲの出題テーマ予想</h2>
<p id="kspEbjH"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdd1ee1efd.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3163" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdd1ee1efd.png" alt="" width="650" height="394" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdd1ee1efd.png 818w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdd1ee1efd-300x182.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682fdd1ee1efd-768x466.png 768w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>道路Ⅲでは、直近で社会問題となったテーマや審議会・委員会の報告・レビューに関するテーマが出題されており、今年もその傾向は変わらないと思います。昨年のⅢ-1は、R5.10の「高規格道路ネットワークのあり方（中間とりまとめ）」を反映した出題テーマでした。また、昨年のⅢ-2は、R6.1の能登半島地震で問題となった道路啓開が出題テーマになっています。</p>
<p>道路Ⅲの一つ目の予想テーマとしては、道路分野の脱炭素化が挙げられます。R5.9に「カーボンニュートラル推進戦略（中間とりまとめ）」が公表、R6.12には「道路分野の脱炭素化政策集ver1.0」が公表されています。また、R7.4に成立した改正道路法でも、道路管理者が道路脱炭素化推進計画を策定する枠組みの導入などが法制化されています。</p>
<p>道路Ⅲの二つ目の予想テーマとしては、道路の防災機能強化が挙げられます。R6.6に幹線道路部会が「R6能登半島地震を踏まえた緊急提言」を公表、R6.7に「道の駅」第3ステージ推進委員会が防災機能強化を含む「中間レビューと今後の方向性」を公表しています。R7.4成立した改正道路法では、防災拠点となる道の駅整備やトイレコンテナなどの配備促進が法制化されています。</p>
<p>これらの動向を踏まえて、私が考える令和7年度の道路Ⅲの予想テーマは次のとおりです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、道路Ⅲの予想テーマ</span><br />
予想Ⅲ-1：道路分野における脱炭素化の取組推進<br />
予想Ⅲ-2：災害対応を踏まえた道路防災機能強化</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>過去6年間の問題分析から道路の特徴として、以下の点が挙げられます。</p>
<ul>
<li>Ⅱ-1は、設計、制度、舗装、土工の4分野4分野に分かれて出題され、制度では直近の法制度改正の内容が問われている</li>
<li>Ⅱ-2は、地域の道路交通ニーズに対する整備計画業務、個別現場の条件を踏まえた計画検討業務に分かれて出題される</li>
<li>Ⅲは、直近で社会問題となったテーマや審議会・委員会の報告・レビューに関するテーマが出題される</li>
</ul>
<p>上記の特徴を踏まえたR7道路の予想テーマのキーワードは次のとおりです。</p>
<ul>
<li>Ⅱ-1は、設計が屈曲の緩和区間、制度が連携協力道路、舗装が再生骨材利用、土工が盛土排水施設</li>
<li>Ⅱ-2は、1つ目が道路空間活用、2つ目が被災後の復旧計画</li>
<li>Ⅲは、1つ目が脱炭素化の推進、2つ目が道路防災機能の強化</li>
</ul>
<p>道路は、専門範囲が広いので、必ずしも自分の専門に合ったテーマが出題されるとは限りません。しかし、自分の専門分野から、人流・物流機能、防災機能、環境保全機能をいかに確保・維持させるかを考えて準備しておけば、いかなるテーマにもある程度対応できるようになると思います。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">3160</post-id>	</item>
		<item>
		<title>【R7技術士試験対策】選択科目「河川砂防」の出題テーマ予想</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/2025prediction_river/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 May 2025 21:54:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
		<category><![CDATA[河川砂防]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=3146</guid>

					<description><![CDATA[選択科目「河川砂防」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。 &#160; 河川砂防Ⅱ-1の出題テーマ予想 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>選択科目「河川砂防」について、過去問のテーマ分析を基に令和7年度の出題テーマを予想してみました。試験本番まであと少しですが、これから本格的な準備に入る方は参考にしてください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>河川砂防Ⅱ-1の出題テーマ予想</h2>
<p id="cIPxYvv"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b994022d93.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3147" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b994022d93.png" alt="" width="650" height="688" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b994022d93.png 743w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b994022d93-284x300.png 284w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>河川砂防のⅡ-1は、河川、ダム、砂防、海岸の4分野の問題が1問ずつ出題されており、これまで法令関係の出題は一度もありません。この傾向は、今年も変わらないと思います。</p>
<p>河川分野では、計画系と設計系の問題が交互に繰返し出題されています。いずれも、近年改訂された河川砂防技術基準の計画編、設計編の内容や最近策定されたガイドラインを知っていれば解答できる問題です。昨年は計画系の問題だったので、順番通りなら今年は設計系の問題になります。設計系の過去3回（R1.R3,R5）の出題テーマは、すべて土堤に関する内容で、今年も出題される可能性が高いと思います。今年は、土堤の安全性能照査と強化対策が出題されると予想されます。</p>
<p>ダム分野の出題テーマは、設計系 (R1,R3,R5)と管理系(R2,R4,R6)に分類でき、交互に繰り返し出題されています。いずれものテーマも、河川砂防技術基準、管要領・ガイドラインの内容を知っていれば解答できます。昨年は管理系のテーマだったので、今年は設計系のテーマになると思われ、耐震性能に関するテーマの出題が予想されます。</p>
<p>砂防分野の出題テーマは、土砂災害、土砂洪水、土石流流木に関する調査監視(R1,R6)、基本計画(R2,R4,R5)、施設設計(R3)に分類できます。これまでの未出題のテーマとしては、維持管理が挙げられます。R4に「砂防関係施設点検要領（案）」が策定されていることから、今年は砂防施設に必要な機能の維持管理が出題されると予想されます。</p>
<p>海岸分野では、R1～R3まで波浪解析や護岸天端設定に関連するテーマが出題されていました。R4では設計高潮位への気候変動の影響、R5では砂浜の短期・長期的耐波性能が問われ、温暖化による海水面上昇に関連するテーマが出題されています。R6は能登半島地震に関連する津波・地盤変動がテーマでした。出題傾向が絞り難い分野ですが、今年は、これまで未出題の消波施設の配置計画に関するテーマが予想されます。<br />
以下、私が考える令和7年度のⅡ-1の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、河川Ⅱ-1の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-1-1：河川堤防（土堤）の安全性能照査、性能強化対策の原理<br />
予想Ⅱ-1-2：ダムの耐震要求性能、嵩上ダムの耐震性能照査の留意点<br />
予想Ⅱ-1-3：砂防施設が維持すべき機能、災害後の臨時点検の留意点<br />
予想Ⅱ-1-4：消波施設の種類と効果、消波施設の配置計画上の留意点</div>
<div> </div>
<h2>河川砂防Ⅱ-2の出題テーマ予想</h2>
<div>
<p id="qvcVBqF"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9ae64afab.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3149" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9ae64afab.png" alt="" width="650" height="399" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9ae64afab.png 737w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9ae64afab-300x184.png 300w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>選択科目Ⅱ-2の過去12問のテーマは、水災害に対する防災・減災対策の業務が11問と大多数を占めており、それ以外ではR5で総合土砂管理が1問となっています。また、環境に配慮した災害復旧や防災地域づくり・まちづくりなど、同類テーマが繰返し出題されているのも特徴的です。</p>
<p>R1～R4までの8問すべてとR5Ⅱ-2-2は、問題文に河川、砂防、海岸・海洋の対象分野を選んで解答できる条件が付いていましたが、R5Ⅱ-2-1とR6の2問ではその条件が無くなっています。対象分野を問わないということは、分野共通のテーマだということです。ただし、R1Ⅱ-2-2とR6Ⅱ-2-1は同様のテーマですが、前者は分野選定の条件付き、後者は分野選定の条件なしとなっています。</p>
<p>施設整備・災害復旧・維持管理などのハード対策のテーマでは、分野を絞らないと解答し難いはずです。また、避難情報・ハザードマップなどのソフト対策も、ハザード情報は各分野で違ってくるので、分野共通のテーマとするのは難しくなります。一方、流域全体で取り組む土砂管理・防災計画・環境保全などのテーマでは、対象分野を絞る必要はありません。このように、分野選定の条件を付けるかどうかはテーマ次第であり、付く付かないを決めつけない方が良いと思います。</p>
<p>これらのことから、今年は、分野選定のテーマと分野共通のテーマの両方が出題されると想定し、過去1回しか出題されていないテーマが、再度出題されるとして、維持管理と土砂管理のテーマに絞ってみました。<br />
以下、私が考える令和7年度のⅡ-2の予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、河川砂防Ⅱ-2の予想テーマ</span><br />
予想Ⅱ-2-1：防災施設の維持管理の高度化・効率化検討業務<br />
予想Ⅱ-2-2：大規模土砂生産後の総合土砂管理計画見直し業務</div>
</div>
<div> </div>
<h2>河川砂防Ⅲの出題テーマ予想</h2>
<div>
<p id="DatUaQz"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9d0536e4b.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-3150" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9d0536e4b.png" alt="" width="650" height="387" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9d0536e4b.png 742w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2025/05/img_682b9d0536e4b-300x179.png 300w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></a></p>
<p>河川砂防Ⅲでは、直近の委員会等で議論された内容に関する河川・砂防・海岸の分野共通テーマが出題されています。昨年度は、Ⅲ-1が能登半島地震被害（R6.1）を反映したテーマ、Ⅲ-2が流域治水プロジェクト2.0（R5.8）を反映したテーマでした。</p>
<p>予想テーマの一つ目は、流域治水における生態系ネットワークの形成です。ネイチャーポジティブの世界的潮流を受けて、日本でも施策推進の議論が活発化しています。R6.5には有識者会議が、河川整備及び流域全体としての生態系ネットワークのあり方についての提言書を公表しています。この中で、流域治水の推進に合わせた生態系ネットワークの形成に言及しています。R6.9には国交省が「河川・流域の連携による生態系ネットワーク形成のポイントブック（案）」を公表しています。また、流域治水関連法の特定都市河川浸水被害対策法のR3改正では、生態系ネットワークの形成に貢献する旨の付帯決議が示され、R7.3に公表された特定都市河川浸水被害対策法施行に関するガイドラインでもその趣旨が反映されています。</p>
<p>予想テーマの二つ目は、水循環の確保に向けた流域総合水管理の推進です。近年は、気候変動の影響による水災害の激甚化・頻発化や渇水リスクの増大、水インフラの老朽化など、水循環に関する問題が大きくなっています。R6.8には水循環基本計画の見直しが行われ、R7.1からは流域総合水管理のあり方検討小委員会による審議も始まっています。小委員会は、R7.4末に答申骨子案を公表しており、今後は、この方向性で総合水管理の取組みが進められると思います。<br />
以下、私が考える令和7年度の河川砂防Ⅲの予想テーマです。</p>
<div class="blank-box"><span style="text-decoration: underline;">令和7年度、河川砂防Ⅲの予想テーマ</span><br />
予想Ⅲ-1：流域治水における生態系ネットワークの形成 <br />
予想Ⅲ-2：水循環の確保に向けた流域総合水管理の推進</div>
</div>
<div> </div>
<div>
<h2>まとめ</h2>
<p>過去6年間の問題分析から河川砂防の特徴として、以下の点が挙げられます。</p>
<ul style="list-style-type: disc;">
<li>Ⅱ-1は、河川・ダム・砂防・海岸の4分野に分かれて出題され、いずれの分野も法律関係のテーマは出ない</li>
<li>Ⅱ-2は、分野を選べる問題と選べない問題があり、過去に出題されたテーマと同類のテーマが出題される可能性がある</li>
<li>Ⅲは、最近見直された法令や審議会・委員会等で方向性が決まった国土保全・水管理政策の分野共通テーマが出題される</li>
</ul>
<p>上記の特徴を踏まえたR7河川砂防の予想テーマのキーワードは次のとおりです。</p>
<ul style="list-style-type: disc;">
<li>Ⅱ-1は、河川が土堤の安全性能強化、ダムが耐震性能照査、砂防が災害後の臨時点検、海岸が消波施設の配置計画</li>
<li>Ⅱ-2は、1つ目が維持管理の高度化・効率化、2つ目が大規模災害後の土砂管理</li>
<li>Ⅲは、1つ目が生態系ネットワーク、2つ目が流域総合水管理</li>
</ul>
<p>専門範囲が広い科目ですが、河川・ダム・砂防・海岸の各分野の視点から、流域の水害・渇水・土砂・環境のリスクをいかに回避・軽減・回復するかを考えて準備しておけば、いかなるテーマにもある程度対応できると思います。</p>
</div>
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