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	<title>受験準備</title>
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	<description>建設技術者育成支援サイト</description>
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		<title>技術士筆記試験に向けて再スタートする前に考えてほしい7つのこと</title>
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		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 22 Nov 2025 08:30:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>筆記試験の不合格通知を受け取った多くの人が、遅かれ早かれ来年の試験に向けて再スタートすると思います。この記事では、来年の合格に向けて再スタート前に考えてほしいことを7つ紹介していきます。合格へのアドバイスというより、失敗を繰り返さないためのヒントのような内容です。</p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">①綿密過ぎる勉強計画は達成できないリスクが大きい</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">②対策本やネットの勉強法が自分に合うとは限らない</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">③インプットからアウトプットの順番を逆にしてみる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">④どんなテーマにも使える解答パターンは意味が無い</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">⑤解決策の書き易さで想定テーマを絞らない方が良い</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">⑥添削やＡＩへの過度な依存は解答能力を低下させる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">⑦発想スイッチを持っていれば悩む時間を短くできる</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">おわりに</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">①綿密過ぎる勉強計画は達成できないリスクが大きい</span></h2>
<p>筆記試験の不合格通知を受け取り、今度こそしっかり準備して試験に臨もうと、多くの人が決意すると思います。そして、来年の筆記試験までの間に、勉強することはたくさんあると考えるでしょう。</p>
<p>しかし、筆記試験までの間には、お正月休みがあり、年度末の繁忙期があり、年度明けにはゴールデンウィークもあります。休日返上で勉強しようと思っても、家族サービスや会社の付き合いもあるはずです。体調を崩して寝こむ日だってあるかもしれません。</p>
<p>次の筆記試験までの間、勉強すべきことをすべてやろうとして、綿密な勉強計画を立てたとしても、達成できるとは限りません。筆記試験本番が近づくにつれ、勉強計画が達成できないことによる焦りや不安も増大するはずです。</p>
<p>綿密過ぎる勉強計画は、達成できないことで中途半端な準備で終わってしまい、再び試験に失敗するリスクが大きくなると言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">②対策本やネットの勉強法が自分に合うとは限らない</span></h2>
<p>多くの人が、対策本・ネット記事・YouTubeなどを頼りに勉強していると思います。それらが勧める勉強方法は、多くの受験生に読んでもらい視聴してもらうために、不特定多数の受験生をターゲットにしがちです。</p>
<p>受験生は、それぞれ職場環境や生活環境が違いますし、暗記力やライティング能力も違います。書いて覚える人もいれば、聞いて覚える人もいます。受験生の勉強する環境も能力も多種多様です。対策本・ネット記事・YouTubeが勧める勉強法が、自分のスタイルにハマれば上手くいくでしょうけど、そうではない人もたくさんいるはずです。</p>
<p>対策本・ネット記事・YouTubeしか頼るものがないのかもしれません。でも、それらが勧める勉強法は、あなたにとって必ずしも有効とは限らないのです。自分に合わないものを無理して実践するのは、逆効果になることもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc3">③インプットからアウトプットの順番を逆にしてみる</span></h2>
<p>キーワードの知識を詰め込むインプット学習を先行して、答案用紙に書きだすアウトプット学習を後で行う人は多いと思います。</p>
<p>しかし、実業務では、キーワードを覚えてから問題を解決することはできません。通常は、問題を明らかにしてから、解決に必要なキーワードについて、ネットや文献で調べるはずです。技術士の受験対策も同じで、想定されるテーマの問題解決プロセスを考えるのが先で、そこに必要な知識・キーワードは後から調べるのが実践的な方法です。</p>
<p>仮にキーワードを300個覚えるとなると、1日1個のペースでは10カ月かかってしまいます。これでは、インプット学習だけで時間不足になり、答案用紙への書き出しがぶっつけ本番になりかねません。もし、インプット学習を先行して不合格を繰り返しているなら、インプット学習とアウトプット学習の順番を逆にしてみるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc4">④どんなテーマにも使える解答パターンは意味が無い</span></h2>
<p>試験問題の出題テーマは毎年変わるにせよ、各設問で問われる内容は毎年ほぼ同じです。そのため、どんなテーマでも使える解答パターンを作っておけば、答案用紙を埋めることができると考える人は多いでしょう。</p>
<p>しかし、その方法で答案用紙を埋めたとしても、その解答が出題テーマに対して、合理的かつ論理的な問題解決プロセスとなっているとは限りません。</p>
<p>解答パターンを事前に準備することは、試験官も容易に想像がつきます。ロジックがおかしい答案を見た試験官は、事前に準備していた解答パターンに無理やりはめ込んだのだろうと思うはずです。そして、その答案に合格点を付けることは無いと思います。</p>
<p>どんなテーマが出題されても使える万能な解答パターンは存在しないので、それを準備することに時間を費やすのは無駄と考えるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc5">⑤解決策の書き易さで想定テーマを絞らない方が良い</span></h2>
<p>出題テーマを想定して模擬答案を作成し、ほぼ丸暗記して試験に臨む人は多いと思います。全ての想定テーマの模擬答案を作成する時間がない人は、ある程度テーマを絞って作成するしかありません。</p>
<p>模擬答案の作成では、試験官にアピールできそうなキーワードを書き込もうとします。キーワードを白書や審議会資料から見つけようとすると、どうしても解決策のキーワードが中心になります。解決策中心のキーワードがある程度集まると、それらを使いやすいテーマの模擬答案を作成するようになります。こうして、限られた時間の中で、解決策が書き易い想定テーマに絞られていくのだと思います。</p>
<p>必須科目Ⅰや選択科目Ⅲは、現時点で明白な解決策が無い複合的な問題の解決プロセスが問われています。これに対して、現時点で国が決めた解決策を中心に書いた答案では、良い結果を得ることは難しくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc6">⑥添削やＡＩへの過度な依存は解答能力を低下させる</span></h2>
<p>受験対策として有料添削やAIツールを利用している人は多いでしょう。そして多くの人が、添削結果やAIの回答に従えばA判定答案が書けるようになると考えているかもしれません。</p>
<p>しかし、受験対策の本来の目的は、自分の力で解答する能力を向上させることです。添削やAIに過度に依存すると、「とりあえず添削に出す」「とりあえずAIに質問する」といった事務的な作業にすり替わってしまう可能性があります。さらに依存が進むと、A判定答案が書けない原因を「添削者が悪い」「AIの性能が劣る」といった外部の要因に求め、受験対策の本質を見誤る人が出てきます。</p>
<p>合格に必要な解答能力とは、どんな出題テーマに対しても論理的かつ合理的な解答を導き出す「発想力」と、解答趣旨を正確に伝える「文章力」です。有料添削やAIツールは補助的な手段として活用すべきであり、それらへの過度な依存は、むしろ受験生自身の解答能力を低下させるリスクがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc7">⑦発想スイッチを持っていれば悩む時間を短くできる</span></h2>
<p>想定外のテーマが出題されると、どうしても悩む時間が長くなります。時間が足りないことが、不合格原因だと考える人も多いと思います。</p>
<p>設問ごとに何を解答するか考える時間を短くするには、設問ごとで使う発想スイッチをあらかじめ持っているのが効果的です。発想スイッチとは、解答を論理的かつ合理的に導き出すための「思考のきっかけ」です。</p>
<p>例えば、必須科目Ⅰや選択科目Ⅲであれば、「課題抽出は前文のキーワード」「最重要課題選定は公衆利益への影響度」「解決策提示はリスク最小化」「新リスクは有効性の低下」が発想スイッチになり得ます。選択科目Ⅱ-2であれば、「調査検討項目は不確定条件」「遂行手順は業務フロー」「関係者調整はリスク共有」が発想スイッチになり得ます。</p>
<p>このように発想スイッチを持っていれば、想定外のテーマが出題されても、試験会場で悩む時間を短くすることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">おわりに</span></h2>
<p>筆記試験で不合格になった人は、まだ脱力状態かもしれません。でも、なるべく早くモチベーションを回復することが重要です。モチベーションの回復が早い人と遅い人、どちらが合格に近いかは明らかなはずです。</p>
<p>受験勉強を続けることは、苦しいかもしれません。でも、簡単に諦めないでください。諦めた時点で、あなたは絶対に技術士になれません。社会のため、未来のために技術士として働く、その気持ちを失わなければ、必ず合格する日が来るはずです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>R5技術士受験対策をスタートする前に知っておくべき重要ポイント</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/r5startpoint/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 29 Jan 2023 07:40:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[技術士第二次試験に合格するためには、受験申込書の書き方や筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要です。令和5年度の技術士受験に向けて、これらの重要ポイントについて解説していきます。 &#160; 目次 令和５年度第 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">技術士第二次試験に合格するためには、受験申込書の書き方や筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要です。令和5年度の技術士受験に向けて、これらの重要ポイントについて解説していきます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">令和５年度第二次試験のスケジュールを確認</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受験申込書作成における5つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">申込ポイント1：実務経験証明書には複合的な業務の経歴を記載する</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">筆記試験対策における7つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc9" tabindex="0">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">令和５年度第二次試験のスケジュールを確認</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">まずは、令和５年度の筆記試験までのスケジュールを確認しておきましょう。日本技術士会のHPには受験者向けのスケジュールしか公開されていませんが、試験官のスケジュールも決まっています。両者を並べると概ね次のようになります。</span></p>
<p id="TRndMlp"><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="  alignnone wp-image-2565" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png" alt="" width="571" height="439" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9.png 856w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9-300x231.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2022/12/img_63955e6a09ee9-768x590.png 768w" sizes="(max-width: 571px) 100vw, 571px" /></a></p>
<p>受験申込書の受け付け締め切りは4月17日です。受験申込書は、書類不備や記載漏れなどで再提出を求められる場合でも、受付締切り日までに提出しなければなりません。また、初受験の人は、第一次試験合格証、JABEE修了証書、監督内容証明書などの添付書類の準備に時間を要するので、早めに準備しておきましょう。</p>
<p>申込書の様式は、3月27日から日本技術士会のHPからダウンロードできるようになります。様式自体は昨年と大きく変わらず、Excel版の様式をプリントアウトして提出すると思います。実務経験証明書の記載内容は、口頭試験の合否に大きく影響しますから、安易に作成しないよう注意が必要です。</p>
<p>筆記試験は、例年通り7月第3月曜日の「海の日」に実施されます。コンピテンシーを確認する筆記試験ですから、高度な専門知識を詰め込むだけでは合格できません。キーワードをたくさん覚えるより、複合的な問題の解決プロセスをマスターする方が、合格への近道になります。そのことを意識して勉強プランを立てると良いでしょう。</p>
<p>筆記試験の問題は、作問委員が3月から5月の約3カ月間で作成します。建設部門では、3月までに決定された近年の国土交通省施策が、出題テーマとなる可能性が高くなります。令和5年4月以降のトピックスが出題テーマになることはありません。しかし、筆記試験で有効な解決策を提示できるように、最新の技術動向は常に把握しておきましょう。</p>
<p>筆記試験の採点は、採点委員が約1ヵ月間で行います。作問委員には、出題の目的や採点基準等を採点マニュアルに明示することになっています。なお、作問員と採点員は同じメンバーが通例のようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">受験申込書作成における5つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc3">申込ポイント1：実務経験証明書には複合的な業務の経歴を記載する</span></h3>
<p>実務経験証明書には、技術士にふさわしい業務を書くようにします。技術士にふさわしい業務は、技術士法の定義にある「専門的応用能力を必要とする業務」と考えるより、国際エンジニア連合（IEA）が定義する「複合的な業務（Complex Activities）」だと捉えた方が良いと思います。</p>
<p>何故なら、技術士試験で確認しているコンピテンシーは、IEAのプロフェショナル・コンピテンシー（PC）を満たすように作成されているからです。しかし、<span style="font-weight: 400;">文科省はIEA-PCの定義する複合的な業務を技術士法第2条で定義する業務に当ると解釈して、技術士法を改正していません。そのため、受験申込み案内では、未だに専門的応用能力を必要とした業務経歴を書くよう求めています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">複合的な業務の定義は、IEA-GAPC（Graduate Attributes &amp; Professional Competency Profiles）に書かれており、最新版は<strong><a href="https://jabee.org/international_relations/iea">ここ</a></strong>からダウンロードできます。原文・翻訳版のどちらも難解な言葉が並んでいて理解し難いと思います。私が理解している限りでは、IEAの定義する複合的な業務とは、次の5つの特性を複数又は全部含む業務のことです。</span></p>
<p><span style="text-decoration: underline;">複合的な業務に含まれる5つの特性<br />
</span>特性1：多様なリソースが必要<br />
特性2：相反事項の適正化が必要<br />
特性3：革新的解決策の導出が必要<br />
特性4：予測困難で重大な結果を招く<br />
特性5：経験を超えて利用拡大が可能<strong><br />
</strong><span style="font-size: 14px;">（IEA-GAPC2021よりonowith要約）</span></p>
<p>特性1の多様なリソースとはヒト・モノ・カネ・データ・ソフトウェアなどのことで、特性2の相反事項とは品質・コスト・納期などのことです。いずれも業務遂行にあたっては、意思疎通・利害調整・資源配分が必要になってきます。</p>
<p>特性3の革新的解決策の導出が必要になるのは、解決マニュアルが存在していないからです。特性4の重大な結果とは公衆の安全や自然環境への悪影響と考えれば良いでしょう。特性5の経験を超えて利用拡大を可能とするためには、原理に基づく解決アプローチが必要になります。</p>
<p>いずれの特性も、技術士に求めるコンピテンシーに含まれる内容です。つまり、実務経験証明書に書くべき複合的な業務とは、コンピテンシーを駆使して問題を解決した業務だと考えれば良いでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</span></h3>
<p><span style="font-weight: 400;">口頭試験では実務経験証明書を参考にして、コミュニケーション・リーダーシップ・評価・マネジメントの4つのコンピテンシーを発揮した実務経験を確認されます。</span><span style="font-weight: 400;">ですから、チームで行った業務であっても、あなた自身がどのようにコンピテンシーを発揮したかを伝えなくてはいけません。</span></p>
<p>有名プロジェクトに参加したことをアピールするために、実際の工事名や施設名を書く人もいますが、書いたからといってあなたのコンピテンシーが認められるわけではありません。大きなプロジェクトであれば、あなたの果たした役割は小さいと判断されかねません。プロジェクトにおける役割を上手く答えられなければ、あなたの成果と見なされず不合格となる危険性もあります。</p>
<p>逆に、若い技術者が上司の命令で行った小さな業務でも、<span style="font-weight: 400;">入力データ・計算ソフト・類似事例など、何がしかのリソースを利用しているはずです。</span><span style="font-weight: 400;">そして、上司や他の担当者とコミュニケーションを取りながら、アウトプットを評価し、スケジュールやコストを調整したのであれば、自分の責任を果たすためにリーダーシップを発揮し、業務をマネジメントしたことが認められます。</span></p>
<p>あなたが社内で生み出した成果は小さいかもしれませんが、その成果を使って大きな意思決定をする上司や発注者が判断ミスをしないように、コンピテンシーを最大限駆使して努力した業務を洗い出してみましょう。それらの業務は、上司や発注者の正しい判断を導き、あなたの小さな成果は公衆の安全や持続性確保につながったと言えるはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc5">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</span></h3>
<p>経歴票の5業務には、複合的な問題を解決した内容が伝わるように書くことがポイントになります。</p>
<p>複合的な問題を表すには、「安全性、経済性、破壊、保全」などの言葉を使うようにします。これにより、解決が困難で判断ミスにより重大な結果をもたらすことが伝わります。さらに、解決したことを伝えるため、「対策、解決、究明、解明」などの言葉を使うようにします。</p>
<p>さらに、最初の方で「地盤、土質、鋼製、コンクリート、道路、河川、工事、施工、環境」などの言葉を使い、最後を「計画、研究、設計、分析、解析、試験、評価、検討、策定」などの言葉で締めると専門分野の業務を伝えることができます。</p>
<p>それらを組み合わせると、「施工時の安全性確保に向けた対策検討」、「地盤の破壊原因の究明と対策設計」、「環境保全対策の有効性分析と経済性評価」などの表記になります。</p>
<p>経歴票の5業務をこのように書くと、専門分野での複合的な問題を解決した業務であることが伝わるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc6">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</span></h3>
<p>口頭試験では、問題解決能力・課題遂行能力について、「実務の中で複合的な問題についての調査・分析及び解決のための課題を遂行した経験等」を確認することになっています。そのための参考資料とされるのが、720文字以内で書く業務内容の詳細です。</p>
<p>そのため、業務内容の詳細には、複合的な問題を解決したプロセスを書く必要があります。複合的な問題解決のプロセスを伝えるためには、次の7ステップで示すのが有効です。</p>
<p>＜業務内容の詳細で示す問題解決プロセス＞<br />
①目標設定（要求事項・責任の明確化）<br />
②現状把握（現状調査、データ収集）<br />
③問題分析（データ分析、問題の明確化）<br />
④課題設定（解決の方向性の設定）<br />
⑤対策立案（比較検討、解決策提案）<br />
⑥対策実施（実施結果、実施管理）<br />
⑦結果評価（効果・リスク、改善策の提示）</p>
<p>業務内容の詳細に求められるのは、「わかりやすい問題解決ストーリー」、「問題解決過程の思考プロセス」、「解決策の効果・リスク・改善策」の3つです。そのために、次のようなタイトル構成にして、内容をバランスよく埋めていくのが良いと思います。</p>
<p>＜業務詳細のタイトル構成と内容＞<br />
【目的、立場・役割】：業務目的、立場と役割<br />
【問題・課題】：問題点分析、課題抽出<br />
【提案・成果】：解決策、得られた成果<br />
【評価・展望】：効果、リスク、改善策</p>
<p>業務内容の詳細では、高度な技術の使用、先進的な技術開発などをアピールしようと考える人は多いと思います。しかし、そこをいくらアピールしても、あなたの問題解決能力・課題遂行能力が伝わらなければ、まったく意味はありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc7">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</span></h3>
<p>技術士試験に合格するには、筆記試験の採点や口頭試験の面接を行う試験官との相性が重要なポイントになります。試験管との相性を良くするとは、試験管と専門分野を合わせるということです。</p>
<p>受験者の専門分野は、受験申込書の「専門とする事項」で示すことになります。試験管は毎年推薦で決められ、推薦を受ける候補者名簿には「担当する専門分野」を書くようになっています。真実は判りませんが、この2つの書類から受験者と試験官をマッチングさせている可能性は高いと考えます。</p>
<p>ですから、「専門とする事項」は、自分の試験管を決めてもらうためだと割り切って、素直に受験申込み案内などに書かれている「選択科目の内容」から選ぶのが無難です。自分と専門分野が違う試験官に当たって、口頭試験で話がかみ合わずに不合格となるケースもあり得ます。</p>
<p>建設部門では「調査」「設計」「施工」「維持管理・更新」で試験官を振り分けている科目は多いと思います。ですから、専門とする事項に「～の調査・設計・維持管理」などと書いてしまうと、専門分野が違う試験官に当たってしまう可能性が高くなるでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">筆記試験対策における7つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc9">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</span></h3>
<p>筆記試験問題の出題形式は、技術部門・選択科目を問わず、次のように統一されています。</p>
<p><strong>＜必須科目Ⅰの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策<br />
設問（４）：課題遂行上の倫理的要件や留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-1の出題形式＞</strong><br />
設問：選択科目的テーマの定義、内容、種類、特徴、原因、機構、対策、方法、課題、留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-2の出題形式＞</strong><br />
前文：業務条件と解答者の立場を設定<br />
設問（１）：調査・検討事項とその内容<br />
設問（２）：業務手順と留意点・工夫点<br />
設問（３）：業務遂行の関係者調整方策</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅲの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策</p>
<p>各試験問題の設問は、技術士コンピテンシーを確認する設問となっていて、どのコンピテンシーを確認するかは次の表ように決まっています。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png"><img decoding="async" class="alignnone wp-image-1356" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png" alt="" width="450" height="447" data-temp-aztec-id="dbbbf5e1-8394-454f-a2d2-811c06071952" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png 648w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-300x298.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-150x150.png 150w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-100x100.png 100w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-320x318.png 320w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc10">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</span></h3>
<p>試験官は、問題を作る作問委員と答案を採点する採点委員に分かれますが、兼務するのが通例になっています。つまり、問題文を作った人が採点もしているということです。試験問題は3月～5月の約3ヵ月間で作成され、答案は9月の約1ヶ月間で採点されます。</p>
<p>試験管の人数は選択科目で違いますが、例えば、建設部門の道路科目の試験官は6人しかいません。道路科目の受験者数は2千人を超えます。その人数分の答案を1カ月で採点するのですから、じっくり読んでもらえると思わない方が良いです。逆に言えば、じっくり読まないと理解できない答案は、不合格の可能性が極めて高いということです。</p>
<p>そこで、合格のためには本文をじっくり読まなくても、解答趣旨を理解してもらえるようなタイトル構成とすることが重要になります。また、課題や解決策は複数提示することになるので、「課題１：〇〇」「解決策1：△△」のように見出しを付けるのも効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc11">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</span></h3>
<p>試験管は、「文章が上手いか」「知識があるか」を見ているのではなく、あなたの論理的思考能力を見ています。技術士は、論理的思考に基づき問題を解決する能力を持っていなければなりませんから、答案ではその能力を見せる必要があります。論理的思考能力を見せるために、課題抽出や対策提案では必ず理由を書くことが重要ポイントになります。</p>
<p>いきなり「課題は〇〇である」という書き方は、論理的思考能力が見えないので低評価になります。課題抽出を書くなら、「～の理由から、課題として〇〇を抽出する」「課題として〇〇を抽出する。その理由は～」のように、必ず理由を書かねければ合格できないと考えておくべきです。</p>
<p>課題の抽出理由が書けないのは、問題点を分析していないからで、問題点が見えていないから対策効果の評価はもちろん、波及効果や新たなリスクも評価できていないことになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc12">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>必須科目Ⅰでは、技術部門に関する複合的な問題の解決プロセスが問われます。したがって、次のプロセスで答案を作成していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜必須科目Ⅰの答案作成プロセス＞<br />
①出題テーマから複合的な問題を特定する。あるいは、複合的な問題の解決目標を設定する。<br />
②前文の内容を踏まえて、現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。<br />
⑥上記の解決プロセスを実行する際に必要な、公衆優先原則と持続性原則に対する倫理観を示す。</p>
<p>Ａ判定答案を作成するには、どうしてそれが課題になるのか、その解決策はどのように有効なのか、なぜそれが懸念事項になるのかなど、理由を論理的に説明することが重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc13">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-1は専門知識の問題でから解答にロジックは必要なく、教科書的答えを書けば合格点に達します。選択科目Ⅱ-1の答案作成では、「設問項目に忠実に解答する」、「解答項目のキーフレーズを見せる」、この2つがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセス＞<br />
①問題文から設問項目を把握する。<br />
②設問項目に対する解答項目を決定する。<br />
③解答項目のキーフレーズを決定する。<br />
④設問項目はタイトル、解答項目は小見出しにして、キーフレーズを入れた説明文を付け加える。</p>
<p>選択科目Ⅱ-1の解答用紙は1枚なので、解答項目は5～8項目で十分です。2～3行の説明文を加えれば、解答用紙の行数は概ね埋まります。答案用紙がスカスカであっても、ぱっと見でキーフレーズの内容が伝わればA判定になります。キーフレーズを伝えるためには、余計な説明を加えないことがポイントです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc14">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-2は、問題文の付与条件を踏まえて、設問(1)(2)(3)を関連付けて解答していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-2の解答プロセス＞<br />
①前文で与えられた条件を整理し、業務条件の不確定要素を抽出する。<br />
②業務条件を確定するために必要な調査項目を提示する。<br />
③リスク判断の検討項目を示し、リスク対応策の実施手順を提示する。<br />
④リスク削減の留意点と工夫点を説明する。<br />
⑤対応策に影響する関係者を抽出し、悪影響を回避する調整法を提示する。</p>
<p>①②が設問(1)の解答、③④が設問(2)の解答、⑤が設問(3)の解答に対応します。</p>
<p>選択科目Ⅱ-2は、マネジメントとリーダーシップのコンピテンシーを確認しますが、コンピテンシーを意識しすぎると上手く書けない場合が多いと思います。上記のプロセスで解答していけば、コンピテンシーが見える答案を作成できるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc15">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅲは、問題文で解決すべき複合的な問題が与えられます。また、専門技術に特化した解答を求められるため、最重要課題の選定では、必要性と実現性・安全性・経済性などの要求事項の相反関係からの考察していくことがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅲの答案作成プロセス＞<br />
①問題文で与えられている複合的な問題を把握し、解決目標を設定する。<br />
②現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を、最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。</p>
<p>選択科目Ⅲでは、自分の得意分野の問題が出ると、高度な技術的知識やノウハウを見せようとして、解決策の説明が多くなってしまいがちです。技術的知識やノウハウを採点しているわけではないので、問題解決の思考プロセスを見せることを忘れないように注意しましょう。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>Ｒ４技術士受験対策をスタートする前に知っておきたい重要ポイント</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-2298/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 20 Dec 2021 09:00:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[過去記事]]></category>
		<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<category><![CDATA[受験申込書]]></category>
		<category><![CDATA[筆記試験]]></category>
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					<description><![CDATA[令和４年度技術士第二次試験の実施スケジュールが公表され、そろそろ受験対策を始める人も多いと思います。合格のためには、受験申込書の書き方、筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要になります。今回はこれらの重要ポイント [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">令和４年度技術士第二次試験の実施スケジュールが公表され、そろそろ受験対策を始める人も多いと思います。合格のためには、受験申込書の書き方、筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要になります。今回はこれらの重要ポイントについて解説していきます。</span></p>
<p>&nbsp;</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">令和4年度第二次試験のスケジュールを確認</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受験申込書作成における5つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">申込ポイント1：「技術士にふさわしい業務＝複合的な業務」と考える</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">筆記試験対策における7つの重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc9" tabindex="0">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">令和4年度第二次試験のスケジュールを確認</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">まずは、令和4年度の筆記試験までのスケジュールを確認しておきましょう。日本技術士会のHPには受験者向けのスケジュールしか公開されていませんが、試験官のスケジュールも決まっています。両者を並べると概ね次のようになります。</span></p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2021/12/2022pe-schedule-e1639812113685.png"><img decoding="async" class="alignnone wp-image-2300 size-full" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2021/12/2022pe-schedule-e1639812113685.png" alt="" width="500" height="389" /></a></p>
<p>受験申込書の受け付け締め切りは4月18日です。受験申込書は、書類不備や記載漏れなどで再提出を求められる場合でも、受付締切り日までに提出しなければなりません。また、初受験の人は、第一次試験合格証、JABEE修了証書、監督内容証明書などの添付書類の準備に時間を要するので、早めに準備しておきましょう。</p>
<p>申込書の様式は、4月1日から日本技術士会のHPからダウンロードできるようになります。様式自体は昨年と大きく変わらないと思います。昨年からExcel版の様式に変更され、実務経験証明書や監督内容証明書などの捺印は不要になっています。</p>
<p>筆記試験は、通例通り7月第3月曜日の「海の日」に実施されます。コンピテンシーを確認する筆記試験ですから、高度な専門知識をたくさん覚える必要はありません。複合的な問題の解決プロセスをマスターすることが合格への近道になるので、そのことを意識して勉強プランを立てると良いでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">受験申込書作成における5つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc3">申込ポイント1：「技術士にふさわしい業務＝複合的な業務」と考える</span></h3>
<p>実務経験証明書には、技術士にふさわしい業務を書きたいと誰しも思うはずです。ところが、この技術士にふさわしい業務を技術士法の定義にある「高等の専門的応用能力を必要とする業務」だと考えると、かなり高いハードルに見えてしまいます。</p>
<p>技術士コンピテンシーのベースとなっているIEA-PC（国際エンジニアリング連合のエンジニアとしての知識能力）には、<span style="font-weight: 400;">エンジニア（＝技術士）の行う複合的な業務も定義されています。複合的な業務とは、次の5つの特性を複数含む業務のことです。</span></p>
<p>＜複合的な業務に含まれる特性＞<br />
1.人材・材料・情報など多様な資源が必要<br />
2.要求性能・検討事項がトレードオフ関係<br />
3.マニュアルが無い又は適用できない<br />
4.判断ミスが重大な欠陥・事故につながる<br />
5.類似事例や研究事例が無い</p>
<p><span style="font-weight: 400;">文科省の技術士分科会は、IEA-PCの定義する複合的な業務が、技術士法第2条で定義する技術士の業務に相当すると解釈しています。つまり、コンピテンシー確認型の新制度試験では、技術士法を意識するよりも、上記の特性を含む複合的な業務を意識した方が合格しやすいということです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">申込ポイント2：あなたのコンピテンシーが見える業務を選定する</span></h3>
<p><span style="font-weight: 400;">口頭試験では実務経験証明書を参考にして、コミュニケーション・リーダーシップ・評価・マネジメントの4つのコンピテンシーを発揮した実務経験を確認されます。</span><span style="font-weight: 400;">ですから、チームで行った業務であっても、あなた自身がどのようにコンピテンシーを発揮したかを伝えなくてはいけません。</span></p>
<p>有名プロジェクトに参加したことをアピールするために、実際の工事名や施設名を書く人もいますが、書いたからといって評価が上がるわけではありません。試験官が知っている有名プロジェクトであれば、あなたの役割を確認されると思います。上手く答えられなければ、あなたが上げた成果と見なされず、不合格となる危険性もあります。</p>
<p>逆に、若い技術者がたった一人でやった業務でも、コンピテンシーを発揮した業務なら、それは技術士にふさわしい業務と認められます。</p>
<p><span style="font-weight: 400;">若い担当者が</span>上司から与えられた業務を一人で行うとしても、<span style="font-weight: 400;">入力データ・解析ソフト・類似の解析事例など、多様な資源が必要になります。</span><span style="font-weight: 400;">そして、上司や他の担当者とコミュニケーションを取りながら、アウトプットを評価し、スケジュールやコストを調整したのであれば、責任を果たすためにリーダーシップを発揮したことになり、業務をマネジメントしたことになるのです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc5">申込ポイント3：業務内容は複合的な問題の解決が伝わるように書く</span></h3>
<p>経歴票の5業務には、複合的な問題を解決した業務内容が伝わるように書くことがポイントになります。複合的な問題とは、次の8つの特性を複数含む問題のことです。</p>
<p>＜複合的な問題に含まれる８つの特性＞<br />
特性１： 要求性能・検討事項がトレードオフ関係<br />
特性２： 解決策が複数ある、有効性が変化する<br />
特性３： 専門的な原因分析・リスク分析が必要<br />
特性４： 類似事例や研究事例が無い<br />
特性５： マニュアルが無い又は適用できない<br />
特性６： 利害関係者の調整が必要<br />
特性７： 判断ミスが重大な欠陥・事故につながる<br />
特性８： 組織・プロジェクトのマネジメントが必要</p>
<p>複合的な問題を表すには、「安全性、経済性、破壊、保全」などの言葉を複数使い、解決したことを示す「対策、解決、究明、解明」などの言葉を使うようにします。さらに、最初の方で「地盤、土質、鋼製、コンクリート、道路、河川、工事、施工、環境」などの言葉を使い、最後を「計画、研究、設計、分析、解析、試験、評価、検討、策定」などの言葉で締めると専門分野の業務を示すことができます。</p>
<p>それらを組み合わせると、「施工時の安全性確保に向けた対策検討」、「地盤の破壊原因の究明と対策設計」、「環境保全対策の有効性分析と経済性評価」などの表記になります。経歴票の5業務をこのように書くと、専門分野での複合的な問題を解決した業務であることが伝わるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc6">申込ポイント4：「業務内容の詳細」には問題解決プロセスを書く</span></h3>
<p>口頭試験では、問題解決能力・課題遂行能力について、「実務の中で複合的な問題についての調査・分析及び解決のための課題を遂行した経験等」を確認することになっています。そのための参考資料とされるのが、720文字以内で書く業務内容の詳細です。</p>
<p>ですから、業務内容の詳細には、複合的な問題を解決したプロセスを書かなければいけません。複合的な問題解決のプロセスは、次の7ステップで示すのが有効です。</p>
<p>＜業務内容の詳細で示す問題解決プロセス＞<br />
①目標設定（要求事項・責任の明確化）<br />
②現状把握（現状調査、データ収集）<br />
③問題分析（データ分析、問題の明確化）<br />
④課題設定（解決の方向性の設定）<br />
⑤対策立案（比較検討、解決策提案）<br />
⑥対策実施（実施結果、実施管理）<br />
⑦結果評価（効果・リスク、改善策の提示）</p>
<p>業務内容の詳細に求められるのは、「わかりやすい問題解決ストーリー」、「問題解決過程の思考プロセス」、「解決策の効果・リスク・改善策」の3つです。そのために、次のようなタイトル構成にして、内容をバランスよく埋めていくのが良いと思います。</p>
<p>＜業務詳細のタイトル構成と内容＞<br />
【業務の内容】：業務目的、立場、役割<br />
【問題・課題】：問題点分析、課題抽出<br />
【提案・成果】：解決策、得られた成果<br />
【評価・展望】：効果、リスク、改善策</p>
<p>業務内容の詳細では、高度な技術の使用、先進的な技術開発などをアピールしようと考える人は多いと思います。でも、あなたの問題解決能力・課題遂行能力を評価できないのであれば、それを書いてもなんらアピールにはなりません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc7">申込ポイント5：「専門とする事項」で試験管との相性を良くする</span></h3>
<p>技術士試験に合格するには、筆記試験の採点や口頭試験の面接を行う試験官との相性が重要なポイントになります。試験管との相性を良くするとは、試験管と専門分野を合わせるということです。</p>
<p>受験者の専門分野は、受験申込書の「専門とする事項」で示すことになります。試験管は毎年推薦で決められ、推薦を受ける候補者名簿には「担当する専門分野」を書くようになっています。真実は判りませんが、この2つの書類から受験者と試験官をマッチングさせている可能性は高いと思います。</p>
<p>ですから、「専門とする事項」は、自分の試験管を決めてもらうためだと割り切って、素直に技術士会が示す選択科目の内容から選ぶのが無難です。自分と専門分野が違う試験官に当たって、口頭試験で話がかみ合わずに不合格とならないようにすることが重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc8">筆記試験対策における7つの重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc9">筆記ポイント１：出題形式と各設問の確認コンピテンシーを把握する</span></h3>
<p>筆記試験問題の出題形式は、技術部門・選択科目を問わず、次のように統一されています。</p>
<p><strong>＜必須科目Ⅰの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策<br />
設問（４）：課題遂行上の倫理的要件や留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-1の出題形式＞</strong><br />
設問：選択科目的テーマの定義、内容、種類、特徴、原因、機構、対策、方法、課題、留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-2の出題形式＞</strong><br />
前文：業務条件と解答者の立場を設定<br />
設問（１）：調査・検討事項とその内容<br />
設問（２）：業務手順と留意点・工夫点<br />
設問（３）：業務遂行の関係者調整方策</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅲの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：多面的観点から課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題の選定と解決策の提示<br />
設問（３）：解決策の波及効果とリスク対応策</p>
<p>各試験問題の設問は、技術士コンピテンシーを確認する設問となっていて、どのコンピテンシーを確認するかは次の表ように決まっています。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1356" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png" alt="" width="450" height="447" data-temp-aztec-id="dbbbf5e1-8394-454f-a2d2-811c06071952" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png 648w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-300x298.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-150x150.png 150w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-100x100.png 100w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-320x318.png 320w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc10">筆記ポイント2：解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</span></h3>
<p>試験官は、問題を作る作問委員と答案を採点する採点委員に分かれますが、兼務するのが通例になっています。つまり、問題文を作った人が採点もしているということです。試験問題は3月～5月の約3ヵ月間で作成され、答案は9月の約1ヶ月間で採点されます。</p>
<p>試験管の人数は選択科目で違いますが、例えば、建設部門の道路科目の試験官は6人しかいません。道路科目の受験者数は2千人を超えます。その人数分の答案を1カ月で採点するのですから、じっくり読んでもらえると思わない方が良いです。逆に言えば、じっくり読まないと理解できない答案は、不合格の可能性が極めて高いということです。</p>
<p>そこで、合格のためには本文をじっくり読まなくても、解答趣旨を理解してもらえるようなタイトル構成とすることが重要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc11">筆記ポイント3：課題や解決策は理由を示して論理的思考能力を見せる</span></h3>
<p>試験管は、「文章が上手いか」「知識があるか」を見ているのではなく、あなたの論理的思考能力を見ています。技術士は、論理的思考に基づき問題を解決する能力を持っていなければなりませんから、答案ではその能力を見せる必要があります。論理的思考能力を見せるために、課題抽出や対策提案では必ず理由を書くことが重要ポイントになります。</p>
<p>いきなり「課題は〇〇である」という書き方は、論理的思考能力が見えないので低評価になります。課題抽出を書くなら、「～の理由から、課題として〇〇を抽出する」「課題として〇〇を抽出する。その理由は～」のように、必ず理由を書かねければ合格できないと考えておくべきです。</p>
<p>課題の抽出理由が書けないのは、問題点を分析していないからで、問題点が見えていないから対策効果の評価はもちろん、波及効果や新たなリスクも評価できていないことになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc12">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>必須科目Ⅰでは、技術部門に関する複合的な問題の解決プロセスが問われます。したがって、次のプロセスで答案を作成していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜必須科目Ⅰの答案作成プロセス＞<br />
①出題テーマから複合的な問題を特定する。あるいは、複合的な問題の解決目標を設定する。<br />
②前文の内容を踏まえて、現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。<br />
⑥上記の解決プロセスを実行する際に必要な、公衆優先原則と持続性原則に対する倫理観を示す。</p>
<p>Ａ判定答案を作成するには、どうしてそれが課題になるのか、その解決策はどのように有効なのか、なぜそれが懸念事項になるのかなど、理由を論理的に説明することが重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc13">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-1は専門知識の問題でから解答にロジックは必要なく、教科書的答えを書けば合格点に達します。選択科目Ⅱ-1の答案作成では、「設問項目に忠実に解答する」、「解答項目のキーフレーズを見せる」、この2つがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-1の答案作成プロセス＞<br />
①問題文から設問項目を把握する。<br />
②設問項目に対する解答項目を決定する。<br />
③解答項目のキーフレーズを決定する。<br />
④設問項目はタイトル、解答項目は小見出しにして、キーフレーズを入れた説明文を付け加える。</p>
<p>選択科目Ⅱ-1の解答用紙は1枚なので、解答項目は5～8項目で十分です。2～3行の説明文を加えれば、解答用紙の行数は概ね埋まります。答案用紙がスカスカであっても、ぱっと見でキーフレーズの内容が伝わればA判定になります。キーフレーズを伝えるためには、余計な説明を加えないことがポイントです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc14">筆記ポイント６：選択科目Ⅱ-２の答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-2は、問題文の付与条件を踏まえて、設問(1)(2)(3)を関連付けて解答していくことが、A判定に向けてのポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅱ-2の解答プロセス＞<br />
①前文で与えられた条件を整理し、業務条件の不確定要素を抽出する。<br />
②業務条件を確定するために必要な調査項目を提示する。<br />
③リスク判断の検討項目を示し、リスク対応策の実施手順を提示する。<br />
④リスク削減の留意点と工夫点を説明する。<br />
⑤対応策に影響する関係者を抽出し、悪影響を回避する調整法を提示する。</p>
<p>①②が設問(1)の解答、③④が設問(2)の解答、⑤が設問(3)の解答に対応します。</p>
<p>選択科目Ⅱ-2は、マネジメントとリーダーシップのコンピテンシーを確認しますが、コンピテンシーを意識しすぎると上手く書けない場合が多いと思います。上記のプロセスで解答していけば、コンピテンシーが見える答案を作成できるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc15">筆記ポイント7：選択科目Ⅲの答案作成プロセスを習得する</span></h3>
<p>選択科目Ⅲは、問題文で解決すべき複合的な問題が与えられます。また、専門技術に特化した解答を求められるため、最重要課題の選定では、必要性と実現性・安全性・経済性などの要求事項の相反関係からの考察していくことがポイントになります。</p>
<p>＜選択科目Ⅲの答案作成プロセス＞<br />
①問題文で与えられている複合的な問題を把握し、解決目標を設定する。<br />
②現状の問題点・問題要因を分析し、多面的に課題を3つ抽出する。<br />
③国民の安全、社会経済、自然環境に最も悪影響を与える課題を、最重要課題として選定する。<br />
④課題は100％解決できないので、極力100％に近づける解決策を多面的に3つ提示する。<br />
⑤解決策実施による波及効果（負の影響）が大きくなり、別途対策が必要になる懸念事項（リスク）と、そうならないための管理対策（リスク対応策）を提示する。</p>
<p>選択科目Ⅲでは、自分の得意分野の問題が出ると、高度な技術的知識やノウハウを見せようとして、解決策の説明が多くなってしまいがちです。技術的知識やノウハウを採点しているわけではないので、問題解決の思考プロセスを見せることを忘れないように注意しましょう。</p>
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		<title>技術士試験2020始動！合格のために知っておくべき重要ポイント</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-1607/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 11 Jan 2020 14:06:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[過去記事]]></category>
		<category><![CDATA[受験準備]]></category>
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					<description><![CDATA[2020年度技術士二次試験の実施スケジュールが公表され、そろそろ受験勉強を本格的にスタートする人も多いと思います。合格のためには、受験申込書の書き方、筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要になります。今回はこれら [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>2020年度技術士二次試験の実施スケジュールが公表され、そろそろ受験勉強を本格的にスタートする人も多いと思います。合格のためには、受験申込書の書き方、筆記試験の解答方法を知っておくことが極めて重要になります。今回はこれらの重要ポイントをまとめてみました。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">2020年度の技術士二次試験スケジュール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受験申込書作成の重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">申込書ポイント1：専門とする事項で試験管との相性を良くする</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">申込書ポイント2：経歴票には複合的な問題を解決した業務を書く</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">申込書ポイント3：業務内容の詳細には問題解決プロセスを書く</a></li></ol></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">筆記試験対策の重要ポイント</a><ol><li><a href="#toc7" tabindex="0">筆記試験問題の出題形式</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">筆記ポイント1：じっくり読まなくても解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">筆記ポイント2：課題抽出や対策提案では必ず理由を示して論理的思考能力を見せる</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">筆記ポイント3：必須科目Ⅰと選択科目Ⅲは問題解決7ステップを踏まえて解答する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの技術者倫理は公衆利益の最大化と環境負荷の最小化を書く</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1は過去問から出題テーマを絞り解答を準備しておく</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">筆記ポイント6：選択科目Ⅱ-2は業務計画時のリスクと工程毎の関係者調整を示す</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">筆記ポイント7：必ず手書き練習をして1枚30分の解答ペースに慣れておく</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">2020年度の技術士二次試験スケジュール</span></h2>
<p>まずは、今年度の技術士二次試験スケジュールを確認しておきましょう。日本技術士会HPには受験者向けのスケジュールしか公開されていませんが、試験官のスケジュールも決まっており、両者を並べると次のようになります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1597" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/schedule2020.png" alt="" width="480" height="419" data-temp-aztec-id="76321378-7c0b-4920-8fea-cb6610e7ceb1" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/schedule2020.png 541w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/schedule2020-300x262.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/schedule2020-320x279.png 320w" sizes="(max-width: 480px) 100vw, 480px" /></p>
<p>受験申込書の受け付け締め切りは4月20日です。なお、3月に東京、神奈川で実施される一次再試験の合格者は、5月8日まで受験申込が可能です。受験申込書は、書類不備や記載漏れなどで再提出もあり得ますから、なるべく早めに準備しておきましょう。</p>
<p>申込書の様式は、4月1日から日本技術士会のHPからダウンロードできます。様式自体は昨年と変わらないと思いますので、昨年の様式で事前に準備しておくのも良いでしょう。</p>
<p>筆記試験は、7月第3月曜日の「海の日」に実施されるのが通例ですが、今年は東京オリンピックの関係で、実施日が昨年より4日早まっています。開会式の2週間前ですが、主要都市に観光客が押寄せそうなので、宿泊で受験予定の人は、ホテルを早めに確保した方が良いかもしれません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc2">受験申込書作成の重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc3">申込書ポイント1：専門とする事項で試験管との相性を良くする</span></h3>
<p>技術士試験に合格するには、筆記試験の採点や口頭試験の面接を行う試験官との相性が重要なポイントになります。</p>
<p>試験管との相性を良くするためには、試験管と専門事項を合わせる必要があります。そのマッチング要素は、4月に提出する受験申込書に書く「専門とする事項」しかありません。試験管も、推薦を受ける際に「担当する専門分野」を提出します。</p>
<p>試験管が「担当する専門分野」をどのように書くかは不明です。しかし、受験者との専門分野をマッチングする目的なら、受験者と同じ項目から選択して書いていることは十分考えられます。</p>
<p>「専門とする事項」は、自分の試験管を誰にするか決めてもらうためだと割り切って、素直に技術士会が示す選択科目の内容から選ぶのが無難です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc4">申込書ポイント2：経歴票には複合的な問題を解決した業務を書く</span></h3>
<p>業務経歴票の5業務の書き方のポイントは、受験する専門分野で複合的な問題を解決した業務内容が伝わるように書くことです。</p>
<p>業務内容には、複合的な問題を示す「安全性、経済性、破壊、保全」などの言葉を使い、解決したことを示す「対策、解決、究明、解明」などの言葉を使うようにします。さらに、最初の方で「地盤、土質、鋼製、コンクリート、道路、河川、工事、施工、環境」などの言葉を使い、最後を「計画、研究、設計、分析、解析、試験、評価、検討、策定」などの言葉で締めると専門分野の業務を示すことができます。</p>
<p>それらを組み合わせると、「施工時の安全性確保に向けた対策検討」、「地盤の破壊原因の究明と対策設計」、「環境保全対策の有効性分析と経済性評価」などの表記になり、専門分野での複合的な問題を解決した業務であることが伝わるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc5">申込書ポイント3：業務内容の詳細には問題解決プロセスを書く</span></h3>
<p>新制度の技術士試験の目的は、複合的なエンジニアリング問題について、問題の本質を明確にし、調査・分析することによってその解決策を導出し遂行できる能力を確認することです。その能力は、問題解決能力・課題遂行能力と呼ばれていて、能力自体は筆記試験でも確認されます。</p>
<p>口頭試験では、問題解決能力・課題遂行能力について、「実務の中で複合的な問題についての調査・分析及び解決のための課題を遂行した経験等」を確認することになっています。そのための参考資料とされるのが業務内容の詳細です。ですから、業務内容の詳細は、複合的な問題について調査・分析し、解決のための課題を遂行した経験を書かなければいけません。</p>
<p>書き方は、試験管が「複合的な問題の解決ストーリー」、「問題解決過程の思考プロセス」、「解決策の効果・リスク・改善策」を読み取れるようにすることが重要なポイントになります。次のようなタイトル構成にして、内容をバランスよく埋めていくのが良いと思います。</p>
<p><strong>＜業務詳細のタイトル構成と内容＞</strong><br />
【業務の内容】：業務概要、立場・役割<br />
【問題・課題】：問題分析、課題抽出<br />
【提案・成果】：解決策、得られた成果<br />
【評価・展望】：新たなリスク、改善策</p>
<p>業務内容の詳細では、高度な技術の使用、先進的な技術開発、有名プロジェクトへの参加などをアピールしようと考える人は多いかもしれません。でも、あなたの問題解決能力・課題遂行能力を評価できないのであれば、それを書いてもなんらアピールにはなりません。</p>
<p>また、口頭試験ではコミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメントについて質問されますが、確認されているのはそれらの能力ではなく、それらの能力を発揮した業務経験だということを忘れないようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc6">筆記試験対策の重要ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc7">筆記試験問題の出題形式</span></h3>
<p>令和元年度から、筆記試験問題の出題形式は、技術部門・選択科目を問わず、次のように統一されています。</p>
<p><strong>＜必須科目Ⅰの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：技術部門的テーマ、多面的に課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題を１つ挙げ、複数の解決策を提示<br />
設問（３）：解決策に共通して生じる新たなリスクと対策<br />
設問（４）：業務遂行における技術者倫理、社会持続性の要件</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-1の出題形式＞</strong><br />
設問：選択科目的テーマの定義、内容、種類、特徴、原因、機構、対策、方法、課題、留意点</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅱ-2の出題形式＞</strong><br />
前文：業務条件の付与、解答者の立場を仮定<br />
設問（１）：調査、検討すべき事項とその内容<br />
設問（２）：留意点、工夫点を含めた業務手順<br />
設問（３）：効率的・効果的に進めるための関係者調整方策</p>
<p><strong>＜選択科目Ⅲの出題形式＞</strong><br />
前文：社会的背景、ニーズ・目標<br />
設問（１）：選択科目的テーマ、多面的に課題を抽出し分析<br />
設問（２）：最重要課題を１つ挙げ、複数の解決策を提示<br />
設問（３）：解決策に共通して生じる新たなリスクと対策</p>
<p>各試験問題の設問は、技術士コンピテンシーを確認する設問となっていて、どのコンピテンシーを確認するかは次の表ように決まっています。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1356" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png" alt="" width="450" height="447" data-temp-aztec-id="dbbbf5e1-8394-454f-a2d2-811c06071952" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon.png 648w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-300x298.png 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-150x150.png 150w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-100x100.png 100w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/07/hikki-setsumon-320x318.png 320w" sizes="(max-width: 450px) 100vw, 450px" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc8">筆記ポイント1：じっくり読まなくても解答趣旨が理解できるタイトル構成とする</span></h3>
<p>試験官は、問題を作る作問委員と答案を採点する採点委員に分かれますが、兼務するのが通例になっています。つまり、問題文を作った人が採点もしているということです。試験問題は3月～5月の約3ヵ月間で作成され、答案は9月の約1ヶ月間で採点されます。</p>
<p>試験管の人数は選択科目で違いますが、例えば、建設部門の道路科目の試験官は6人しかいません。道路科目の受験者数は2千人を超えます。その人数分の答案を1カ月で採点するのですから、じっくり読んでもらえると思わない方が良いです。逆に言えば、じっくり読まないと理解できない答案は、不合格の可能性が極めて高いということです。</p>
<p>そこで、合格のためには本文をじっくり読まなくても、解答趣旨を理解してもらえるようなタイトル構成とすることが重要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc9">筆記ポイント2：課題抽出や対策提案では必ず理由を示して論理的思考能力を見せる</span></h3>
<p>試験管は、「文章が上手いか」「知識があるか」を見ているのではなく、あなたの論理的思考能力を見ているのです。技術士は、論理的思考に基づき問題を解決する能力を持っていなければなりませんから、答案ではその能力を見せる必要があります。論理的思考能力を見せるために、課題抽出や対策提案では必ず理由を書くことが重要ポイントになります。</p>
<p>いきなり「課題は〇〇である」という書き方は、論理的思考能力が見えないので低評価になります。課題抽出を書くなら、「～の理由から、課題として〇〇を抽出する」「課題として〇〇を抽出する。その理由は～」のように、必ず理由を書かねければ合格できないと考えておくべきです。</p>
<p>課題の抽出理由が書けないのは、問題点を分析していないからで、問題点が見えていないから対策効果の評価はもちろん、新たに発生するリスクも評価できていないことになります。。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc10">筆記ポイント3：必須科目Ⅰと選択科目Ⅲは問題解決7ステップを踏まえて解答する</span></h3>
<p>必須科目Ⅰと選択科目Ⅲでは、設問（１）で課題抽出能力、設問（２）で方策提起能力、設問（３）でリスク評価能力が試されます。これらの能力を技術士コンピテンシーの内容に照らし合わせると、各設問の確認項目は以下のように7項目あることがわかります。</p>
<p><strong>設問（１）の確認事項（課題抽出能力）</strong><br />
・複合的な問題の内容を明確しているか<br />
・現状を多面的に調査・把握しているか<br />
・発生要因や制約要因を分析して課題を抽出しているか</p>
<p><strong>設問（２）の確認事項（方策提起能力）</strong><br />
・相反する要求事項と及ぼす影響度から重要課題を抽出しているか<br />
・重要課題に対して複数の選択肢を提起できているか</p>
<p><strong>設問（３）の確認事項（リスク評価能力）</strong><br />
・波及効果として新たに発生するリスクを評価しているか<br />
・リスクを具現化させないための対策を評価しているか</p>
<p>上記の7項目に対して、問題解決を7ステップで捉えて解答すれば、確認内容を網羅する答案を書くことができます。問題解決7ステップによる解答方法については、以下の記事で解答例を示して解説しているので参考にしてください。</p>

<a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/post-1582/" title="技術士筆記試験対策で必須科目がA判定になる解答方法" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-160x90.jpg 160w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-120x68.jpg 120w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-320x180.jpg 320w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-376x212.jpg 376w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/10/businessman-ceo-making-a-phone-call-in-office-picjumbo-com-e1570065041628-277x156.jpg 277w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">技術士筆記試験対策で必須科目がA判定になる解答方法</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">どうすれば必須科目でA判定答案が書けるのか、令和元年の建設部門Ⅰ-1問題を使って説明したいと思います。問題文から要求事項を把握し、問題解決プロセスを示し、課題遂行の倫理的要件を示せば必ずA判定になります。答案作成の思考プロセスと解答例を示し...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://onowith.onokatsuhiro.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">onowith.onokatsuhiro.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2019.12.20</div></div></div></div></a>

<a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/post-1427/" title="問題解決7ステップで技術士力を伝える選択科目Ⅲの解答方法" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" width="160" height="90" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-160x90.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-160x90.jpg 160w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-120x68.jpg 120w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-320x180.jpg 320w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-376x212.jpg 376w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2019/08/notebook-2386034_1280-277x156.jpg 277w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">問題解決7ステップで技術士力を伝える選択科目Ⅲの解答方法</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">試験制度の変更に伴い、採点方法もコンピテンシー確認型に変わったと考えます。筆記試験の採点方法を推察してみると、選択科目Ⅲでは問題解決7ステップによる解答方法が有効と思われるので、令和元年道路Ⅲ-2の解答例を使って紹介していきます。選択科目Ⅲ...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://onowith.onokatsuhiro.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">onowith.onokatsuhiro.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2019.08.18</div></div></div></div></a>
<p>‎</p>
<h3><span id="toc11">筆記ポイント4：必須科目Ⅰの技術者倫理は公衆利益の最大化と環境負荷の最小化を書く</span></h3>
<p>必須科目Ⅰの設問（４）では、解答した課題解決を業務として遂行する場合の技術者の倫理要件が問われます。</p>
<p>技術者倫理の範囲は広いのですが、この設問で問われるのは、公衆優先原則、持続性原則に対する認識についてです。技術士倫理綱領10項目でいうなら、1項目目の「公衆の利益優先」と2項目目の「持続可能性の確保」のことです。</p>
<p>「公衆の利益優先」とは、業務遂行に当たって、企業利益よりも公衆の安全や健康を優先し、それが脅かされる事態に遭遇した時は、雇用者や依頼者にそれを知らせて防止を求めるということです。コストと安全のトレードオフ解決が課題なら、限られたコストの中で公衆の安全を最大とする解決策を導くことが、技術者の倫理的要件になるとの認識を書けば良いでしょう。</p>
<p>また、「持続可能性の確保」とは、業務遂行に当たって、予見し得る環境への影響を可能な限り最小となるよう努力するということです。解決策の選定や実施に当たっては、資源・エネルギーの消費量や廃棄物の排出量を最小化し、生態系への影響を最小化する必要性を書けばよいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc12">筆記ポイント5：選択科目Ⅱ-1は過去問から出題テーマを絞り解答を準備しておく</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-1は専門知識の問題です。解答にロジックは必要なく、教科書的答えを書けば合格点に達します。過去問題から出題頻度の高いテーマを収集して、「定義・内容、種類・特徴、原因・機構、対策・方法、課題・留意点」を整理しておきましょう。</p>
<p>選択科目Ⅱ-1は、1問につき解答用紙は1枚ですから、たくさんキーワードを覚えても書ききれません。解答用紙1枚に、試験官に絶対見せたいキーワードが5つもあれば十分なはずです。</p>
<p>自分の得意分野のテーマが出題されると、ここで高度な技術力を見えようと、解答に時間をかけ過ぎてしまいがちです。高度な知識の有無で合否を決める試験ではないので、ここで時間を費やすのは極めて無駄だと言えます。選択科目Ⅱ-1は、解答に時間をかけ過ぎない事がポイントになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc13">筆記ポイント6：選択科目Ⅱ-2は業務計画時のリスクと工程毎の関係者調整を示す</span></h3>
<p>選択科目Ⅱ-2は、業務計画時点におけるリスク評価と業務マネジメント計画を問われていると考えれば良いでしょう。</p>
<p>設問（１）の調査、検討すべき事項とその内容に対しては、業務を遂行する上でどのようなリスクが考えられ、それを把握し評価するために何を調査し検討すべきかを提示します。例えば、住宅地での工事なら、振動や騒音で住民からクレームが来るリスクが考えられ、そのため、環境基準や地盤特性を調査し、対策工の適用性を検討することを示します。</p>
<p>設問（２）の業務遂行手順と設問（３）の関係者調整は、文字だけで説明するより、以下のようなフローを示して説明する方がわかりやすいと思います。</p>
<p><a href="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/baseflow2-2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-1606 size-medium" src="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/baseflow2-2-300x217.jpg" alt="" width="300" height="217" srcset="https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/baseflow2-2-300x217.jpg 300w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/baseflow2-2-320x232.jpg 320w, https://onowith.onokatsuhiro.com/wp-content/uploads/2020/01/baseflow2-2.jpg 576w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>新制度試験では、利害関係者との調整能力を重要視しているので、設問（３）の出来がⅡ-2の採点に大きく影響すると思います。どの段階で誰とどのように関係調整をすれば、業務が効率的・効果的に進むのかを意識した解答が必要になります。</p>
<p>住宅地での工事なら、振動騒音対策で手戻りとならないよう、住民説明や専門業者との調整をどの段階で行うかを示せば良いでしょう。</p>
<p>フロー図があれば、「②の工程で地元住民と協議により制約条件を設定し、③の工程で専門工事業者と使用機材について調整することによって、手戻りリスクを最小とする」など、説明もしやすくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><span id="toc14">筆記ポイント7：必ず手書き練習をして1枚30分の解答ペースに慣れておく</span></h3>
<p>筆記試験の模擬答案をワープロで作成している人は多いと思います。しかし、筆記試験本番では、全て手書きで解答しなければなりません。手書きでは、ワープロなら当然できたことができなくなります。</p>
<p>手書きでは、自動で漢字変換がされず、辞書機能も使えません。ワープロではDeleteやBack-Spaceキーで削除や修正は簡単にできますが、手書きでは消しゴムを駆使するしかありません。なるべく消しゴムを使わないように、考えながら丁寧に書こうとすると、時間切れになってしまいます。</p>
<p>手書きスピードは個人差があるので一概には言えませんが、試験時間と答案枚数を考えると、1枚30分ペースで手書きできないと、本番ではかなり苦しむと思います。手書きに慣れておくことも、合格への重要ポイントになるでしょう。</p>
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		<item>
		<title>技術士が解決する複合的なエンジニアリング問題ってなんだ!?</title>
		<link>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-670/</link>
					<comments>https://onowith.onokatsuhiro.com/post-670/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[onokatsuhiro]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 07 Aug 2018 09:30:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[受験準備]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://onowith.onokatsuhiro.com/?p=670</guid>

					<description><![CDATA[技術士には複合的なエンジニアリング問題を解決する役割があります。最近耳にする複合的とは何なのか？技術士試験でも、その理解度が重要なポイントになりそうです。私も技術士として仕事を続けるため、複合的の意味を考え、自分なりの解 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>技術士には複合的なエンジニアリング問題を解決する役割があります。最近耳にする複合的とは何なのか？技術士試験でも、その理解度が重要なポイントになりそうです。私も技術士として仕事を続けるため、複合的の意味を考え、自分なりの解釈で整理してみました。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number-detail toc-center tnt-number_detail border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">「複合的な問題」は技術士試験の重要キーワード</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">文科省の定義がザックリ過ぎて具体的イメージがわかない</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">IEAの定義はアカデミック過ぎて難しい</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">自分なりの解釈でIEA定義を整理してみた</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まずは、複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つを考える</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">「明白な解決策がなく」の真意を深堀りしてみる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">問題解決・課題遂行能力の概念も理解しやすくなる</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">最後にエンジニアリングとは何かを知る</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
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<h2><span id="toc1">「複合的な問題」は技術士試験の重要キーワード</span></h2>
<p>2016年12月に文科省から公表された「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/1381612.htm">今後の技術士制度の在り方について</a>」では、技術士像として「複合的なエンジニアリング問題を解決する技術者」をイメージしています。</p>
<p>また、技術士コンピテンシーの説明や、二次試験の「問題解決能力及び課題遂行能力」の概念にも「複合的な問題」というワードを使っています。</p>
<p>このように、技術士試験はもちろん、技術士として仕事をする上でも「複合的な問題」が極めて重要なキーワードになっています。</p>
<p>「複合的な問題」の意味を知らずして技術士合格なし、そう言っても過言ではないでしょう。</p>
<h2><span id="toc2">文科省の定義がザックリ過ぎて具体的イメージがわかない</span></h2>
<p>「複合的な問題」の定義を探して見ると、意外と書かれているものが少ないのが現状です。</p>
<p>それでも、「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/1381612.htm">今後の技術士制度の在り方について</a>」の別紙5、「今後の技術士二次試験の在り方について」の中で次のように書かれており、これがオーソライズされた定義になっています。</p>
<blockquote><p>「複合的な問題とは、広範囲な又は相対立する問題を含み、その問題を把握する時点において明白な解決策がなく、様々な面において重大な結果をもたらすものである」</p></blockquote>
<p>なんとなく分かるのですが、ザックリ過ぎて具体的なイメージがわかないのも事実です。</p>
<p>受験申込み時の業務経歴書の詳述業務には、ここに書いてあるような複合的な問題を解決した業務を書きましょうと言っても、どんな業務を書けば良いのか、分からないと思います。</p>
<p>「明白な解決策が無い業務経験が無ければ技術士になれないのでしょうか？」</p>
<p>そう質問してくる受験者もいるのではないでしょうか？</p>
<h2><span id="toc3">IEAの定義はアカデミック過ぎて難しい</span></h2>
<p>文科省がイメージする技術士像は、国際エンジニアリング連合（IEA）が定める「Graduate Attributes and Professional Competencie（GA＆PC）」をベースにしています。JABEEのレベルもこれがベースになっています。</p>
<p>GA＆PCは英語で書かれていますが、文科省ではこれを日本語に翻訳して、技術士制度の議論に使ってきました。ちなみに翻訳版と原文が、文科省の「<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/011/siryo/1353933.htm">第7期技術士分科会制度検討特別委員会（第11回）</a>」の配付資料からダウンロードできます</p>
<p>複合的な問題の定義は、GA＆PCの4.1に書かれていています。以下翻訳版から抜粋したものです。</p>
<blockquote><p>【複合的な問題（Complex Problems）】IEA-GA&amp;PCより抜粋</p>
<ul>
<li><strong>定義：</strong>多くが専門分野の最先端にある、又はその情報に基づく広く深いエンジニアリング知識なくしては解決し得ない、以下の特性のいくつか又は全てを有するエンジニアリング問題</li>
<li><strong>要求事項相互間の矛盾の程度：</strong><span style="color:#ff0000;">広範囲な又は相対立する</span>、テクニカルな問題、エンジニアリング問題、及び他の問題を含んでいる</li>
<li><strong>求められる分析の深さ：</strong><span style="color:#ff0000;">明白な解決策がなく</span>、適切なモデルを考案するための解析に、抽象的思考と独創性が求められる</li>
<li><strong>求められる知識の深さ：</strong>多くが専門分野の最先端にある又はその情報に基づく、そして、基本に帰り原理に立った分析アプローチを可能にする研究ベースの知識を必要とする</li>
<li><strong>問題に対する熟知度：</strong>めったには直面しない問題を含んでいる</li>
<li><strong>基準適用の可能性：</strong>専門職のエンジニアリング活動の基準や規範で成し遂げられる問題の範囲を超えている</li>
<li><strong>利害関係者の関与範囲と、それぞれの要求の合判度合：</strong>広く異なる要求を有する多様な利害関係者の集団を含む</li>
<li><strong>結果：</strong><span style="color:#ff0000;">様々な面で重大な結果をもたらす</span></li>
<li><strong>相互依存性：</strong>多くの構成要素又は下位の問題を含むハイレベルな問題である</li>
</ul>
</blockquote>
<p>赤文字のフレーズを繋ぐと、先ほどの文科省のザックリ定義になるのが分かります。</p>
<p>いろいろ書いてありますが、アカデミック過ぎて理解するのが難しいと感じるのは、私だけではないと思います。</p>
<h2><span id="toc4">自分なりの解釈でIEA定義を整理してみた</span></h2>
<p>IEAの定義がわかり難いので、自分なりに解釈して整理してみました。</p>
<p>複合的な問題とは、次の8つの問題が複数含まれる問題と捉えれば良いのではないかと思うのです。</p>
<p><strong>①複数の要因が絡む問題</strong></p>
<p><strong>②トレードオフの解決が必要な問題</strong></p>
<p><strong>③重大なリスクを含む問題</strong></p>
<p><strong>④標準的手法で解決できない問題</strong></p>
<p><strong>⑤解決マニュアルが無い問題</strong></p>
<p><strong>⑥極めて稀な事象を含む問題</strong></p>
<p><strong>⑦利害関係者の調整が必要な問題</strong></p>
<p><strong>⑧複数の専門技術が必要となる問題</strong></p>
<p>この内、最も重要なのが①②③、次に重要なのが④⑤だと思います。業務経歴票の作成に向けては、①～⑤の問題を含む業務経験を洗い出して見ると良いと思います。⑥⑦⑧は、あまり意識し過ぎない方が良いかもしれません。</p>
<h2><span id="toc5">まずは、複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つを考える</span></h2>
<p>複数要因・トレードオフ・重大リスクの3つの問題を考えれば、複合的な問題を解決した業務は、意外と簡単に見つかります。</p>
<p>複数要因とトレードオフは、どんな業務にも多かれ少なかれ含まれていると思います。品質・コスト・納期だけでも3つの要因がトレードオフ関係になるはずです。</p>
<p>そして、それを解決しなければ重大な結果につながる、すなわち重大リスクを含む業務を考えます。</p>
<p>重大リスクとは、公益を考えるとわかりやすいです。エンドユーザーの安全が脅かされ、不利益を受けるリスクは重大リスクですし、環境の保全が脅かされるのも重大リスクです。</p>
<p>例えば、コストを抑えると安全基準が確保できないリスクは重大リスクになります。コストを優先して品質改ざんした結果、大事故や健康被害を起した会社で考えるとわかりやすいかもしれません。</p>
<p>問題の要因が複数あるということは、問題の範囲が広いということ、トレードオフは問題が相対立するということ、重大リスクは重大な結果をもたらすということです。それにトレードオフやリスク対策に絶対的な答えはありません。つまり明白な解決策がないということです。</p>
<p>そう考えると文科省の定義の意味も少し見えてくるのではないでしょうか。</p>
<p>「複合的な問題とは、広範囲な<span style="color:#ff0000;">（複数要因が絡む）</span>又は相対立する問題<span style="color:#ff0000;">（トレードオフ）</span>を含み、その問題を把握する時点において明白な解決策がなく<span style="color:#ff0000;">（絶対的正解がなく）</span>、様々な面において重大な結果をもたらす<span style="color:#ff0000;">（重大リスクを含む）</span>ものである」</p>
<h2><span id="toc6">「明白な解決策がなく」の真意を深堀りしてみる</span></h2>
<p>複数要因が絡むトレードオフ問題は、解決策は一つではなく複数あるということです。さらに複数要因が絡むということは、問題や解決策の有効性も時間や環境の変化で変わるということにもなります。</p>
<p>例えば、現在はインフラ維持管理が大問題ですが、建設当時は経済成長の基盤整備の方が大問題だったわけで、インフラは維持管理よりも整備が優先されていました。つまり、インフラの問題は時間と共に変化し、その時の状況に応じて解決策の有効性は変わってきたということです。</p>
<p>すなわち、複合的な問題の解決策には絶対的な答えが一つあるのではなく、時間と環境により解決策の有効性は変化すると言うことです。</p>
<p>文科省の定義に「その問題を把握する時点において明白な解決策がなく」とわざわざ時間的要素を書き加えて、明白な解決策（絶対的な正解）はないとしているのは、複合的な問題にはそういう特徴があるからなのでしょう。</p>
<h2><span id="toc7">問題解決・課題遂行能力の概念も理解しやすくなる</span></h2>
<p>複合的な問題の意味が理解できたなら、筆記試験で試される問題解決・課題遂行能力の概念を見てみましょう。</p>
<blockquote><p>社会的なニーズや技術の進歩に伴い，社会や技術における様々な状況から，<strong>複合的な問題</strong>や課題を把握し，社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て，問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力</p></blockquote>
<p>複数要因・トレードオフ・重大リスクを把握するために調査・分析は必要です。しかも、明白な答えはないので、社会的利益や技術的優位性などの多様な視点から調査・分析をしなければなりません。</p>
<p>問題が明らかになれば、それを解決する方向性を定める必要があります。それが課題の抽出になります。課題が抽出できれば、解決策を示すのはそれほど難しいことではありません。</p>
<p>筆記試験では、問題文で与えられたテーマについて、複合的な問題と捉えて課題を抽出できるかどうかがポイントになりそうです。</p>
<h2><span id="toc8">最後にエンジニアリングとは何かを知る</span></h2>
<p>ここまでは複合的な問題について考えてきましたが、最後にエンジニアリングとは何かを考えてみたいと思います。</p>
<p>IEA-GA&amp;PCの序文で、エンジニアリングのことについて次のように書かれています。</p>
<blockquote><p>１序文・・・IEA-GA&amp;PCより抜粋</p>
<p>エンジニアリングとは、人々の必要を満たし、経済を発展させ、また、社会にサービスを提供するために不可欠な活動である。エンジニアリング活動には、数学、自然科学、及びエンジニアリング知識、テクノロジー、並びにテクニックの体系の合目的応用が含まれる。エンジニアリング活動には、しばしば不確定な状況の下で、その効果が最大限得られると予想される解決策を生み出すことが求められる。エンジニアリング活動は、便益をもたらす一方で、負の結果をもたらす可能性がある。それ故、エンジニアリング活動は、責任を持って、倫理的に、また、利用可能資源を効率的に使用しながら、経済的に、健康と安全を守りつつ、環境面で健全かつ持続可能な方法で、そのシステムが作られてから廃棄されるまでの全体にわたってリスクを全般的に管理しながら行われなければならない。</p></blockquote>
<p>この文章、技術士（プロフェッショナル・エンジニア）が果たすべき役割を的確に表現しているのではないでしょうか。口頭試験で「技術士とはどういう人だと思いますか？」と質問された時、回答に思わず使いたくなるフレーズが満載です。</p>
<p>エンジニアリングとは、技術士としての活動のことであり、科学技術が持つ良い面と悪い面を常に考えながら、公益確保を最優先にして最適な解決策を提供する活動だと解釈できそうです。</p>
<h2><span id="toc9">まとめ</span></h2>
<p>複合的なエンジニアリング問題を、私なりに解釈するとこうなりました。</p>
<p><strong>「複数要因が絡みトレードオフや重大リスクが含まれ、技術士に解決を託すべき問題」</strong></p>
<p>皆さんも、技術士が解決する複合的なエンジニアリング問題とは何かを、自分なりに整理して見てはどうでしょう。技術士への理解が、より深まると思います。</p>
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