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技術士筆記試験に落ちたならリベンジへの準備は何から始めるべきか?

受験準備

技術士筆記試験の合格発表の日、吉報をつかんだ何倍もの人が、不合格を知り落ち込んでいると思います。しかし、今年不合格だった人の多くは、来年合格を目指してリスタートするはずです。不合格が決定したいま、来年のリベンジに向けて何から始めるべきかを考えてみましょう。

 

来年の試験まで勉強できる時間はそれほど多くはない

悪夢の不合格発表から半年後には、願書を提出しなければなりません。来年7月の筆記試験までは、260日を切っています。その間、お正月休みがあり、年度末の繁忙期があり、年度明けにはゴールデンウィークもあります。
休日返上で勉強しようと思っても、家族サービスや仕事上の付き合いなどもあるはずです。体調を崩して寝こむ日だってあるかもしれません。
まだ先のように思いますが、あなたがリベンジに費やせる時間はそう多くは無いはずです。

 

モチベーションの早期回復がリベンジ成功へのカギ

筆記試験に落ちた人達は、いま脱力状態かもしれません。奥さんからは「またお金かかるわね」と言われ、上司からは「いつになったら受かるの?」と言われ、へこんだ気持に追い打ちをかけられた人も多いでしょう。
それでも、あなたに再チャレンジする気持ちがあるなら、早めにモチベーションの回復を図ることです。
いつまでも悔しさに打ちひしがれている人、いち早くモチベーションを回復した人、どちらが来年の合格に近いかは明らかなはずです。

 

ネットやSNSで指南する勉強方法が有効とは限らない

受験生は、それぞれ職場環境や生活環境が違います。仕事の内容も違うし、暗記力やライティング能力も違います。書いて覚える人もいれば、聞いて覚える人もいます。受験生が勉強する環境も能力も多種多様です。
多くの受験生は、ウェブサイトやSNSの情報を頼りにしていると思います。ウェブサイトやSNSは、出来るだけ多くの人に見てもらいたいという思いで発信しています。
そこで指南する勉強法が、自分のスタイルにハマれば良い結果が得られるかもしれません。しかし、自分のスタイルに合わないのに、無理に合わせようとしても良い結果は得られないはずです。
あなたが頼りにしていたウェブサイトやSNSの勉強方法は、あなたにとって必ずしも有効とは限らないのです。

 

多くの合格者は勉強で合否が決まるとは思っていない

不合格者に敗因を聞けば、勉強不足だからという人が多くいます。勉強する時間が少なかったと思っているのです。
一方、合格者に勝因を聞けば、十分勉強したからと答える人は少ないです。勉強時間を多く費やしたことを、合格理由の第一には挙げようとはしません。
不合格者は勉強時間で合否が決まると思っているのに、合格者は勉強時間で決まらないと思っているのです。
合格者が勝因として挙げるのは、勉強時間よりも勉強方法です。毎朝必ず30分勉強したとか、問題集を繰り返しやったとか、とにかく書いて覚えたとか、そんな自分なりの勉強方法です。

 

受験講座にお金をかければ合格できる試験ではない

有料の受験講座にお金をかけている人も多いと思います。数十万円の高額講座を受講して一発合格した人もいれば、不合格を繰返して受験講座に百万円以上を費やした人もいます。
受験講座は上手く利用すれば、合格に向けて有効な手段になります。しかし、受験講座がこれだけ増え、Zoomなどの利用が可能になった現在でも、合格率は以前と大きく変わっていません。
インターネットが無い時代、受験講座は三大都市に集中しており、地方部の受験生は受講できませんでした。だからと言って、地方部の合格率が低かったわけではありません。
有料の受験講座にお金をかけることが、必ずしも合格に近づくことにはならないのです。

 

白書を開いて3分で眠くなるなら無理に読まない方がいい

ある若い受験生が、国交通白書を毎晩読む決意をしました。しかし、彼は本を読むことが苦手で、白書を開けば3分で眠くなってしまうのです。それでも彼は、頑張って、毎晩30分は目を開ける努力をしました。
無理はしなくていいと思います。3分で眠くなるのを我慢して30分読んだとしても、ほとんど頭に残らないと思います。無理をすると長続きしません。長続きしないものは、すぐに諦めます。結果、無理をした分だけ時間の無駄です。
白書を開いて3分で眠くなる彼は、白書勉強から過去問勉強に切り替えました。そうすることで、彼は多くの知識を習得できるようになりました。

 

不合格原因は勉強方法が合わないだけかもしれません

あなたは、勉強時間を増やせば合格できると考えてはいませんか。そして、違う受験講座を受講すれば合格できると考えてはいませんか。
もしかすると、その考えこそが不合格原因になっているのかもしれないのです。
合格するためのポイントは、多くの合格者が口にする「自分なりの勉強方法」です。自分のライフスタイルや能力に合わせた、最も効率的で有効な勉強方法です。
休日を返上してまで勉強したのにもかかわらず、不合格だったとしたら、勉強不足というより、勉強方法があなたに合っていないだけかもしれません。

 

来年のリベンジに向けて勉強方法の見直しから始めよう

筆記試験に落ちた時、リベンジに向けてまずすべきことは、読み残した白書を読むことでもなく、受験サイトや受験講座を探すことでもありません。まずやるべきことは、自分がやってきた「勉強方法」を見直すことです。
筆記試験で落ちた人は、モチベーションを早く回復して、勉強方法を再考してみましょう。自分に合わない勉強方法を続けても、合格が遠くなるだけです。
決して、諦めることだけはしないでください。諦めた時点で、あなたは絶対に技術士にはなれないのですから。

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