PR

技術士筆記試験の内容(総監以外)

 

 

筆記試験の概要

試験科目 試験内容(配点) 解答時間
Ⅰ必須科目 「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力。問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
 2問中1問選択 600字×3枚以内 (40点)

2時間
10:00~12:00

Ⅱ-1選択科目 「選択科目」についての専門知識に関するもの
 4問中1問選択 600字×1枚以内 (10点)

3時間30分
13:00~16:30

Ⅱ-2選択科目 「選択科目」についての応用能力に関するもの
 2問中1問選択 600字×2枚以内 (20点)
Ⅲ選択科目 「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
 2問中1問選択 600字×3枚以内 (30点)

 

 

筆記試験の得点区分と合格基準

試験科目 得点区分 合格基準
必須科目  Ⅰ必須科目の得点 60%以上
選択科目  Ⅱ-1選択科目とⅡ-2選択科目の合計点

ⅡとⅢの合計点の60%以上

 Ⅲ選択科目の得点

※必須科目と選択科目の両方が60%以上が合格条件となる。(一方が60%未満は不合格)

 

筆記試験の内容

Ⅰ必須科目の内容

概念 【専門知識】専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識
【応用能力】これまでに習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明できる能力
【問題解決能力及び課題遂行能力】社会的なニーズや技術の進歩に伴い、社会や技術における様々な状況から、複合的な問題や課題を把握し、社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て、問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力
出題
内容
現代社会が抱えている様々な問題について、「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から、多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う
評価
項目
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、問題解決、評価、技術者倫理、コミュニケーションの各項目

 

 

【Ⅰ必須科目で確認されるコンピテンシー】

Ⅰ必須科目
設問No
評価項目
(確認項目)
確認されるコンピテンシーの内容
設問(1) 問題解決
(課題抽出)
業務遂行上直面する複合的な問題に対して,これらの内容を明確にし,調査し,これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
設問(2) 問題解決
(方策提起)
複合的な問題に関して,相反する要求事項(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等),それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上,複数の選択肢を提起し,これらを踏まえた解決策を合理的に提案し,又は改善すること。
設問(3) 評価
(新たなリスク)
業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,次段階や別の業務の改善に資すること。
設問(4) 技術者倫理
(社会的認識)
業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,文化及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代に渡る社会の持続性の確保に努め,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
各設問共通 専門的学識
(基本知識理解)
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
コミュニケーション
(的確表現)
業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

【Ⅰ必須科目の前文・設問の内容

  • 前文:社会情勢、ニーズ
  • 設問(1):出題テーマ、多面的観点からの課題抽出・分析
  • 設問(2):抽出課題から最重要課題の選定し解決策の提示
  • 設問(3):解決策による波及効果、懸念事項・リスク対応策
  • 設問(4):課題遂行における技術者倫理の要点・留意点

 

Ⅱ-1選択科目の内容

概念 「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識
出題
内容
「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う
評価
項目
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、コミュニケーションの各項目

 

【Ⅱ-1選択科目で確認されるコンピテンシー】

Ⅱ-1選択 評価項目
(確認項目)
確認されるコンピテンシーの内容
各問題共通 専門的学識
(基本知識理解)
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
専門的学識
(基本理解レベル)
技術士の業務に必要な,我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
コミュニケーション
(的確表現)
業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

【Ⅱ-1選択科目の出題形式】

  • 設問:選択科目的テーマの定義、内容、種類、特徴、原因、機構、対策、方法、課題、留意点

 

Ⅱ-2選択科目の内容

概念 これまでに習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明できる能力
出題
内容
「選択科目」に関係する業務に関し、与えられた条件に合わせて、専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う。
評価
項目
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップの各項目

 

【Ⅱ-2選択科目で確認されるコンピテンシー】

Ⅱ-2選択
設問No
評価項目
(確認項目)
確認されるコンピテンシーの内容
設問(1) 専門的学識
(業務理解レベル)
技術士の業務に必要な,我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
設問(2) マネジメント
(業務遂行手順)
業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
設問(3) リーダーシップ
(関係者調整)
業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
各設問共通 専門的学識
(基本知識理解)
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
コミュニケーション
(的確表現)
業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

【Ⅱ-2選択科目の出題形式】

  • 前文:業務条件と解答者の立場を設定
  • 設問(1):調査・検討事項とその内容
  • 設問(2):業務手順と留意点・工夫点
  • 設問(3):業務遂行の関係者調整方策

 

Ⅲ選択科目の内容

概念 社会的なニーズや技術の進歩に伴い、社会や技術における様々な状況から、複合的な問題や課題を把握し、社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て、問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力
出題
内容
社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として、「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い、多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して、その遂行方策について提示できるかを問う。
評価
項目
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーションの各項目

 

【Ⅲ選択科目で確認されるコンピテンシー】

Ⅲ選択
設問No
評価項目
(確認項目)
確認されるコンピテンシーの内容
設問(1) 問題解決
(課題抽出)
業務遂行上直面する複合的な問題に対して,これらの内容を明確にし,調査し,これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
設問(2) 問題解決
(方策提起)
複合的な問題に関して,相反する要求事項(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等),それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上,複数の選択肢を提起し,これらを踏まえた解決策を合理的に提案し,又は改善すること。
設問(3) 評価
(新たなリスク)
業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,次段階や別の業務の改善に資すること。
各設問共通 専門的学識
(基本知識理解)
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
コミュニケーション
(的確表現)
業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

【Ⅲ選択科目の出題形式】

  • 前文:社会情勢、ニーズ、技術動向
  • 設問(1):出題テーマ、多面的観点からの課題抽出・分析
  • 設問(2):抽出課題から最重要課題の選定し解決策の提示
  • 設問(3):解決策による波及効果、懸念事項・リスク対応策
タイトルとURLをコピーしました